韜晦小僧のブログ 無線報国

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東洋通信機 TR-41型 全波受信機 昭和21年7月製造落札

2011年04月30日 19時04分17秒 | 05真空管式ラジオ

東洋通信機 TR-41型 全波受信機 昭和21年7月製造

このごろはインターネットオークションを自粛しておりましたが、本品をみたら思わず入札手続きをしておりました。

というのも、東洋通信機の終戦直後の製品であることにより、旧軍用機器メーカの民生ラジオへの生産の過程がよくわかる機器であったことによります。特に真空管のシールドケースは旧軍のものそのもので、まるで民生のラジオのものではありません。メーカの金型も旧軍のものをそのまま使用した証跡ということでしょう。

1.正面

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2.背面

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3.銘板

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以下落札情報です。

商品の情報 
現在の価格 :  16,000 円

残り時間 :  終了 (詳細な残り時間)
入札件数 :  27 (入札履歴)

詳細情報

個数
:  1
開始時の価格 :  1,000 円
落札者 :  mxxxxxxx / 評価:136 (評価の詳細)

開始日時 :  4月 22日 15時 50分
終了日時 :  4月 29日 18時 45分
オークションID :  k135243798
商品の状態 :  中古
返品の可否 :  返品不可 
1303455004 1304070357 
出品者の情報
出品者 : txxxxxj (自己紹介)
評価 : 102 (評価の詳細)
送料、商品の受け取りについて
商品発送元地域 : 栃木県 

商品説明
東洋通信機 TR-41型 全波受信機 昭和21年7月製造
商品説明 戦後すぐの全波受信機です。
メーカーは東洋通信機株式会社です。
型番はTR-41です。
昭和21年7月製造です。
内部は3バンド構造になっています。
・Aバンド 550~1500KC
・Bバンド 6~12MC
・Cバンド 10~18MC

使用真空管は、6A7、6D6、6C6、42,80です。

ダイヤル指針は付いています。糸は切れています。
木製ケース、シャーシなどは清掃しました。
内部の動作テストは行っておりません。
木製ケースにゆがみ、接合部分のはがれなどがあります。

2連バリコンが付いてます。
スピーカーはフィールドタイプです。


真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.04.10 その1

2011年04月10日 20時41分52秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.04.10 その1

1.松下電器T-1480修復記録

正面

購入後、11チャンネルテレビであることが判明した。

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2.背面

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3.銘板

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4.裏面

ペーパーコンデンサーが多用されている。また、電解コンデンサーも液漏れしていないまでも、かなりの劣化がみてわかる。 

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5.高圧回路部の改造部

本来1B3GTのはずが、1X2Bに変更されている。どうも、高圧部の故障で修理したようだが、うまくいかなかったようだ。実はこのため、いままで故障修理が難航し、挙句の果て、フライバックトランスの高圧端子の線を誤って切断してしまった。運の悪いものを購入してしまったようだ。

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6.1X2B改造部

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7.本来の1B3GTにもどしたところ

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8.上部シャーシ部

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9.高圧部

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10.高圧部

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11.高圧部修理後

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12.下部シャーシ部

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13.背面部

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14.真空管配置図

 

 

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15.回路図

47uF16vさんから頂きました。

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16.終わり

修復作業を中断しておりましたが、アナログ停波まで頑張ってみます。

今回は、フライバックトランスの交換がメイン作業となります。

 

 

 


真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.04.10 その7

2011年04月10日 18時55分39秒 | 06真空管式テレビ

修復作業H23.04.10 その7

1.真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)の修復完成

完全修復ではないが、きりがないので一応完成とする。

やはり旧型の真空管式テレビの修復においては、定石である電解コンデンサー、ペーパーコンデンサー類は全て良否のいかんを問わず交換する必要がある。この交換作業をしないとどんな動作をするか保証できないし、複合故障のため故障原因を特定することが困難となる。

特に、今回は日常運用を考慮し、電源系のコンデンサー類とセレン整流器をシリコンダイオードに交換した。

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2.交換部品

ときどき、内部でバチンという音がしており、電解コンデンサー内でのショートが考えられるので、電解コンデンサー3本全て交換した。最後、水平出力管である12DQ6-Aを新品と交換した。

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3.交換附近の状況

部品交換により、当面の運用は問題なさそうである。

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4.おわり

7月のアナログ停波まで、もう少し時間があるので、今度は松下のテレビに再度チャレンジすることとする。