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昭和22年度製東芝漁船用中波(ZS-1009)・短波(ZS-1010)受信機について

2021年07月18日 08時36分31秒 | 04戦後の軍用無線機

昭和22年度製東芝漁船用中波(ZS-1009)・短波(ZS-1010)受信機について

札幌市のNさんから下記の情報・資料提供をしていただきました。
今、家にある受信機、「漁船用短波受信機 ZS-1010 東京芝浦電気 昭和22年」構成は9球全てRH-2(実際はソラ×8,RH-2×1)筐体は左右に3個ずつゴム掛け用の丸いボビンが付いていて、航空機用にしか見えません。
ジャックの表示も受聴器です。
ただ、コンデンサ等は戦後製も混じっているので、戦後製造されたことは間違いないようです。
私は書物やネットで「ソラ」に関する記事のなかで海軍のいろいろな機器に使用されたと書かれていますが、FM2A05Aを使った通信機は見たことがありますが、「ソラ」を使用したものは今まで観たことがありません。

東京芝浦電気製受信機の画像をお送りします。
短波用、中波用の2種類ありまして、形番号は、短波:ZS-1010、中波:ZS-1009
受信周波数は、短波:2Mc-12Mc(2-5Mc、5-12Mcの2バンド)
       中波:350Kc-2Mc(350Kc-850Kc、850Kc-2Mc)
サイズが245×375×160ミリ(左右の突起部含まず)重さ6から7キロ程度、
製造番号は、昭和22年5月が1026,1033。昭和22年9月に1065を確認。
固定抵抗器をシャーシにネジで固定するといった軍用通信機に見られる組立方がされています。

提供して頂いた東芝漁船用中波・短波受信機の写真を以下に示します。

 

本機東芝の漁船用中波・短波受信機の全容を手持ち資料とネットの力で整理してみました。
開発の背景
札幌市のNさんのご指摘のとおり、戦時中の軍用無線機の製造技術を踏襲した業務用受信機です。
なお、本機の使用真空管は銘板からRH-2と記載されていますが、工場出荷の段階ではRH-2または「ソラ」が混在した状態で実装されたものと思われます。
設計段階では、RH-2で設計したものの、工場の在庫では大量の「ソラ」があったので同規格の「ソラ」を使用で代用したのが実態ではないでしょうか。
この時代的な背景を考慮すると、まず、昭和22年といえば、敗戦によるショックから立ち上がり、軍需製品の需要が皆無の中、なんとか民需製品を自ら発掘して開発・製品化する必要があったことによります。
製品化にあたっては、戦後の物資不足にあっても、敗戦までに、受信用真空管といえば、レーダー用や無線機用として大量生産され、昭和22年でも工場には大量のストックがあったものと推定でき、その真空管を再利用したい考えたものと思われます。
次に、陸軍を主体として、開戦当初から既存の真空管でも、保守性、生産性の観点から同一管のみでの受信機の開発も進められていました。
たとえば、陸軍航空機用の飛1号受信機はUt-6F7×5本、飛3号受信機はUS-6F7A又はMC-805-A×5本、陸軍の地4号受信機はUZ-6D6×6本などが代表的な事例です。
勿論、電気的性能は最適化した真空管構成の受信機と比較するとかなり劣ることとなります。
大戦後期になると、この受信用真空管は軍の指導やドイツ無線機の影響もあり、万能管の製造を目指し、日本無線ではFM2A05Aの開発を行ったが、歩留まりが悪く、別系統の東芝のH管からソラへの展開に続くこととなった。
たとえば、海軍航空機用96式空2号無線電信機受信機では、当初は最適化した真空管構成(6D6、6L7G、6D6、6B7、41、76、76、76)であったものを、96式空2号無線電信機受信機改では無理やり万能管のFM2A05A×8本に換装しましたが、FM2A05Aの調達が間に合わず、敗戦末期においては万能管ソラ×8本に変更しています。
この流れとは別に、電波兵器としてのレーダー用真空管も多品種、大量生産の必要性から万能管思想の東芝のH管やソラが大量に採用されることとなりました。
たとえば、東芝が開発した仮称三式一号電波探信儀三型受信機では、150Mc帯の高周波部はエーコン管ですが、IF以降は全てRH-2×7本の真空管構成を採っています。
上記背景を基に、戦後の東芝では業務用受信機の製造には、色濃く旧軍の設計思想を引きずった通信型受信機が設計されたものと思われます。
ただし、昭和27年頃になると、RCAやGEからの技術導入が行われ、和製真空管は完全に一掃されることとなります。
この結果、ST管からGT管やMT管への生産が主流となります。


なぜ漁船用中波・短波受信機を開発したのか
漁業無線機は、戦後飢餓迫る日本民族を救うため、魚を捕らえて食糧にとGHQの命を受けた水産庁が、数千隻から300隻に激減した漁船を急造していた。
それに無線機をつけて漁獲を倍増しようとした。
このためには、水産庁による漁業無線認定会社が前提であり、銘板にも漁船用を明記する必要があったのだろう。
無線機製造会社がこの漁業無線の市場に新規参入しており、東芝も同様であった。
東京芝浦電気株式会社八十五年史にもこれを裏付ける記述として、「終戦から昭和23年まで」の項で、漁業用無線機の関係を抽出すると、漁業用無線機(10W、100W)、漁業基地用無線機、漁業用波長計などの生産記録があります。
社史の記録には漁業用無線機(10W、100W)に2種ありますが、本受信機はかなり小型な製品なので漁業用無線機(10W)の受信機に該当する可能性が高いと思われます。
なお、本機漁船用中波・短波受信機には、旧軍の航空機用無線機で採用されていた吊り紐懸架方式のために両側面に3つの端子と同じものを特別設けていますが、これは外洋用小型船舶(例えば外洋のトロール船や南氷洋の捕鯨用キャッチャーボートなどで母船との通信確保)に搭載して防振対策を施したということかもしれません。
そうゆう意味では、戦時の航空機搭載無線機のような軍用レベルの品質を有した業務用受信機が必要だったのだろう。
これを裏付ける資料として、同じく東芝の社史の「終戦から昭和23年まで」の項の中に、昭和23年に、「船舶用ことにキャッチャボート用、貨物船用の無線機の製造を開始している」との記述があります。
このことから、本機はやはり外洋とくに南氷洋での使用を想定したキャッチャボート用の無線機の受信機と想定できますが、本機の製造年月は昭和22年5月と9月などであり社史との矛盾があり断定には至りませんでした。

型名の短波:ZS-1010、中波:ZS-1009の「ZS」について
戦前の東芝の業務用製品の型名は第1字目がG:送信機、S:受信機、第2字目がR:無線関係、第3字がP:電話、T:電信となっており、GRT15BやSRP201などと称していた。
以下戦前・戦時中の生産事例を示します。
東京電気 SRT-655A スーパーヘテロダイン短波受信機 (昭和17年7月製) 東京電気株式会社

 
戦後は、型名の書式は、第1字目がZは無線機関係を、第2字目がSは受信機を示しているように思われます。
東芝のZS受信機の年度別代表的な製造品目は以下のとおりです。

東芝ZS-1004A型 7球3バンドスーパー(1946-47年) 東京芝浦電気(株)
真空管構成6D6 Ut-6L7G 6C6 6D6 75A(6ZDH3) 42 80
東芝ZS-1004C型 7球3バンドスーパー(1947-48年) 東京芝浦電気(株)
真空管構成6D6 Ut-6L7G 6C6 6D6 75A(6ZDH3) 42 80
東芝中波:ZS-1009(1947)
 真空管構成RH-2×9本
東芝中波:ZS-1010(1947)
 真空管構成RH-2×9本
東芝ZS-1123G 1951
 真空管構成GT管13本
東芝ZS-1204G 1951
 真空管構成GT管6本
東芝ZS-1205G 1951
 真空管構成 GT管12本
東芝ZS-1214D 1954
 真空管構成MT管17本 2/3重スーパー
東芝ZS-1227/C 1953
 真空管構成GT管13本
東芝 全波受信機 ZS-5523A 1963年設計
真空管構成MT管×13本


 真空管RH-2とソラの関係
けんさんのホームページの真空管「Hシリーズ」物語にRH-2→RH-2-GT→ソラの関係を説明されていますが、基本的には互換があったものと思われます。

 

戦時中のソラの使用例
戦時標準型商船用「松下無線RM-40L型中長波電信電話受信機」昭和19年製

 

短波:ZS-1010、中波:ZS-1009のブロックダイヤグラム
RH-2高増管 RH-2第一検管 RH-2第一中増管 RH-2第二中増管 RH-2第二検波菅 RH-2低増管 RH-2出力管 
RH-2第一局発管 RH-2第二局発管
中間周波数は463kcとなっていますが、これは戦後東芝が中心となってスーパー標準と決めた中間周波数の463kcと一致します。このことから、本機の設計自体は戦後に行われたことがわかります。
なお、この中間周波数は漁業無線による妨害が生じたため、1951年に国際標準の455kcに変更されています。


参考文献
真空管顛末記(ケンさんのホームページ) http://kawoyama.la.coocan.jp/tubes.htm
幻のレーダーウルツブルグ 昭和56年12月 津田清一
日本無線史 第11巻 無線機器製造事業史
東京芝浦電気株式会社八十五年史 1963年
日本の業務用受信機 金道英雄 1997-7

 

 

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


軍用無線機に記載されているMFPについて(令和2年10月01日)

2020年10月01日 20時49分32秒 | 04戦後の軍用無線機

軍用無線機に記載されているMFPについて(令和2年10月01日) 

米軍や自衛隊の無線機には、どこかにMFPなるマークが刻印されているものがあります。
基本的には、MFP+年月となっていていますが、長年どんな意味があるのか不明でした。
今回は、このMFPの意味について手持ち資料とネットの力で整理してみました。
基本資料としては、軍用無線機概説(1992年8月 石川俊彦著)軍用無線機としての条件の項に下記の記述があります。
絶縁物の劣化や湿気に対する抵抗力については、米軍が2次大戦中南方戦線で使用する無線機にMFP(Moisture Failure Proof:湿気による性能劣化防止のために、真空管を除く全部品に薄いコーティングをしたもの)処理をして故障率を減じたことは知られているが、現在でも軍用のモジュールはコーティング処理(湿気のためだけではなく、塵埃や振動などから部品を保護するため)が施されている。
しかも、ケースのアルミ・ダイキャストは各部をゴム・パッキンによって完全密閉するという2重の安全処置がとられているので、水中に長時間放置されるような特別な場合を除いて、問題は起こらないようになってきている。
この資料から、MFP(Moisture Failure Proof)は、湿気の故障防止という意味のようです。

関連事項として下記の資料を抜粋しておきます。
たまの玄太のブログ No.143:デッド・コピー物語:キャッチ・アップの時代(1)
部品の配置や組込は、原型に倣うことで進められます。意外に難航したのは防湿・防黴塗料の開発でした。
これは高温高湿のジャングル内の使用環境に応ずる為にプリント基板に吹き付ける塗料なので電気技術者の手に負えず、塗料関係企業に依頼したのですが、ここでも初めての要求で苦労したそうです。
(防湿・防黴の効果が得られても電気的性能に悪影響があっては困ります。)


米軍資料
BC-312

TRC-1

BC-1333

自衛隊資料
RH-901

JGRC-10

JAN/GRC-N1(SSB)

ORR-1



JAN GRC-19受信機


JR-110



 

米軍 RECEIVER INDICATOR R-65/APN-9




広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。http://minouta17.web.fc2.com/


参考文献
軍用無線機概説 1992年8月 石川俊彦著
たまの玄太のブログ http://naka929gen.cocolog-nifty.com/blog/2016/01/no1431-f6dc.html

 

 

 


SP-600系国産化受信機の譜系

2020年02月22日 19時33分53秒 | 04戦後の軍用無線機

SP-600系国産化受信機の譜系
SP-600などの超大型の真空管式通信型受信機の所有者は、故人になったり、または、ご本人が断捨離などの理由で手放されるなどして、ネット市場に多数出回っています。
ここでは、SP-600系国産化受信機の譜系として、国産化受信機を体系的に整理しました。

HAMMARLUND SP-600
諸元
Model :SP600JX-17
Years :1950-72
Freq :6BAND/0.54-54Mhz
Type :Single/Double Conv.
IF   :3955/455khz
Filter:Crystal
Tubes :20
BAND1 :0.54-1.36Mhz
BAND2 :1.35-3.45Mhz
BAND3 :3.45-7.40Mhz
BAND4 :7.40-14.8Mhz
BAND5 :14.8-29.7Mhz
BAND6 :29.7-54.0Mhz
バージョンについて
JX =JAN LEVEL/6 CRYSTAL
JLX=長波バージョン(0.1M-0.4M 1.35M-29.7M)/6 CRYSTAL
VLF=超長波バージョン(0.01M-0.54M)

 

日本電気 RAP-261-CM 五三L中短波受信機二型 陸上自衛隊、海上自衛隊
名  称 日本電気 KK 製 RAP–261C,CL,CM
製 造 者 日本電気株式会社
形  式 交流用 21 球(5 又は 6 バンド)通信型受信機
電  源 80–110V,180–210V AC 1.5A (100V AC)
同調範囲  
RAP–261–C  540–1300kc 1.3–3.1Mc 3.1–7.4Mc 7.4–14.8Mc 14.8–28Mc 28–50Mc
RAP–261–CL 100–200kc 200–400kc 1.3–3.1Mc 3.1–7.4Mc 7.4–14.8Mc 14.8–28Mc 28–50Mc 
RAP–261–CM 230–540kc 1.5–3.5Mc 3.5–8.3Mc 8.3–16.2Mc 16.2–30Mc 
中間周波数 第 1 中間周波数 何れも 3955kc       
第 2 中間周波教  455kc(RAP–261CM では 630kc)
RAP–261 は 3 種類に分類され RAP–261–C,RAP–261–CL,RAP–261–CM のモデルがあ
って,使用目的に応じた受信範囲のあることは,規格明細からお判りのことと思うが,回路の構成,部分品の配置など基本的な設計は各モデルとも共通である。 SP-600との相違 受信機上部の部品配置が左右反転しています。
これは日本がコピー製品を作成するときの常套手段というか、明確なデッドコピーではないことを明示するための目的のようですが、コピーにしては、個々の部品がオリジナルより大型化したのか奥行きが15cm程度長くなっております。
また、採用真空管も6C4のところを6BA6にわざと変更していますが、保守性のため真空管の種類を少なくした理由かもしれません。
このように本来はかなりの改良を行いますが、今回はあまり改善点はみられません。

 

 日本電気 高性能受信機MR-1 航空自衛隊
 基本的には、RAP-261と同等品のようです。

 

 

 日本電気 ORR-2受信機  海上自衛隊
本体部が大きく、かつ重量もあることから、本体部から電源部を分離しています。
本体部の大きさも、SP-600と同サイズになったものと思われます。

 

 

 日本電気 N-R-21B/ORR-2B受信部  海上自衛隊
正面ダイヤルのバンド切換の表示部と同調ダイヤルの表示部を何故かテレコになっております。
ひょっとすると、米国(メーカー?)からのクレームでもあったのかもしれません。

 

 

 

参考文献
米国製著名通信用受信機 ――展望と解説―― 水上正安
BOATANCHORとは http://ja2agp.web.fc2.com/title.html
Yahooオークション出品情報

 

 

 


海上自衛隊艦船無線機ORR-7の保守業者について(令和元年11月26日)

2019年11月26日 14時26分33秒 | 04戦後の軍用無線機

海上自衛隊艦船無線機ORR-7の保守業者について(令和元年11月26日) 

今回、所有する軍用無線機の断捨離にあたり、この無線機ORR-7をある倉庫に永遠に封印・死蔵するこことしました。
このため記念として本ブログに記録していたら、ケースに修理経歴表がありました。
少し気になったので、保守施工会社について調査するこことしました。
何分に古い話となりますが、昭和37年3月に海洋電子工業株式会社(総分解手入工事)、昭和40年に三波工業会部式会社(特別修理)と記載されております。
ネットで調査すると両社とも現在も健在でご活躍されています。
少し気になったのが、三波工業会部式会社の会社沿革のことです。
下記会社のホームページから抜粋します。
創立
昭和21年11月3日
沿革
三波工業は、第二次大戦後、海軍技術研究所及び海軍工廠の技術士官が設立した会社です。
旧海軍の優秀な技術を温存し、将来に備えるため、技術者が集いました。
そして今日まで、多くの先達の意志を引き継ぎ、技術力の進歩向上に努め、海上自衛隊の装備の技術支援を行っています。
1947年7月 南氷洋捕鯨船団に対する旧海軍の22号電波探信機の装備、 保守整備及び修理業務を開始する。

興味を引いたのは、会社設立が海軍技術者で、昭和22年には旧海軍の22号電波探信機の装備、保守整備及び修理業務を行ったという事実です。
日本無線株式会社の社史では、南氷捕鯨船団(日本水産株式会社の橋立丸)に旧海軍の波長10cmのレーダ2号電波探信儀2型を改修して納入したとの記述があります。
また、会社名も三波工業(SAMPA kOGYO)と命名されていますが、一体どういう意味でなづけられたのでしょうか。
設立時の会社設立趣意書があれば理由が判明するかもしれません。

参考にソニーの趣意書を掲載します。 東京通信工業株式会社設立趣意書 https://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/prospectus.html

 

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。 http://minouta17.web.fc2.com/


海上自衛隊艦船無線機ORR-7の封印作業について(令和元年11月17日) 

2019年11月17日 19時53分22秒 | 04戦後の軍用無線機

海上自衛隊艦船無線機ORR-7の封印作業について(令和元年11月17日) 

本機は30年ぐらい前に広島の松本ジャンクセンターにて購入していたものです。
なお、本機は受信機本体、電源部と接続ケーブルと全て完品でそろっておりました。
しかしながら、何分超大型・大重量級のため箪笥の肥やしどころか、倉庫の片隅でずっと死蔵した状態でした。
なお、本機には銘板がなかったので自衛隊の無線機としか認識できませんでしたが、その後ネットオークションの興隆のおかげで機種が判明しました。
1960年度版の防衛年鑑によると、海上自衛隊主要通信電子装備一覧にMF、HF無線機の分類中に艦船用送受信機ORR-7との記述があります。
今回の所有する軍用無線機の断捨離にあたり、この無線機ORR-7をある倉庫に永遠に封印・死蔵するこことしました。
このため記念として本ブログに記録するものです。
一度でも電源を起動する勇気もありませんでしたが、現在でも動作するようなすばらしい状態の受信機でした。

 

 

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