修復作業H23.01.23 その3
1.垂直同期流れの原因追及について
2.同期分離増幅段の波形
周期63.5μs近辺なので正常である。
3.水平発振コイルでの波形
約周期70.0μs近辺であり、正規の15.734KHzより低い周波数で発振している。
4.水平同期調整回路の回路詳細
部品を個々に測定したが、特に異常なコンデンサーや抵抗器はなかった。
5.水平発振コイルのインダクタンスの調整により、かろうじて画面が表示できた。
まだまた、劣化部品や真空管のためクリアーな画面とはなっていない。
6.今回アナログ波を受信するため、新たにVHFアンテナを購入した。日本で最後にVHFを設置することとなった。
7.交換部品の紹介
今回はオリジナリティーを活かすため、故障部品を特定し、部品交換を実施した。実用品にするのであれば、オイル・コンデンサー類は全て交換すべであるが、故障するたびに修理するのも一興かもしれない。
8.今後の修理について
①画面がクリアーとなるように、悪い部品の特定と交換作業
②VHFアンテナの正式設置作業
③アナログ波停波対策等
修復作業H23.01.17 その2
なかなか修理の着手ができなかったが、やっとやる気がでたので修理状況を報告します。
まず、テレビの背面から部品の悪いものを選択します。事前にテスターが部品の状況なども確認します。垂直同期附近の回路のコンデンサーが腐食していた。
腐食していたコンデンサーは取り外しする。
同じような新品のコンデンサーに交換します。
スピーカ系は故障が多いので、事前にテスターで確認すると出力トランスが断線していた。
出力トランスは、新品と交換した。
基本的なチェックをおこなったので、電源をONにしても、ヒューズが飛ぶようなことはないと確信したので、電源を起動した。ラスター画面は出たが、どうも水平同期がとれていない。ただし、音声は正常なので少し安心した。