韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

手製本活動(その9:製本教室)

2014年06月26日 15時31分28秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その9:製本教室)

平成26年6月26日実施した製本教室の制作模様です。

平成26年4月から6月で作成した角背の製本ができました。一つに紙装、もう一つは全革装です。
1年以上の受講の成果の結果、大変きれいな出来栄えです。

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今回から作業工程の関係で3つにわかれました。
■まず、表紙と本体部の合本処理丸背チームの作業状況を以下に示します。

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。

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②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

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③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

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⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

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⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。

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■目引き、背固めの工程のチームの作業状況です。

①金鋸で背に1.5ミリメール程度の深さの溝を切ります。

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②背に水溶きボンドを塗り、切った溝に麻紐を入れていきます。

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③最後に和紙を背に張ります。

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④目引き、背固めの工程の終了です。

■本体部の折丁づくりの工程のチームの作業状況です。
 今回は半革装の装丁にチャレンジします。

①横目のA4用紙には、各生徒さんのご希望の内容を事前にこちらでレーザプリンターで印刷を行っております。
 印刷については、冊子印刷機能でA5版の縮小印刷を行います。

②この用紙を半分に折り、ヘラにてきれいに伸ばすといった単純作業です。

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③後は捨て紙と合わせ、プレスして完了です。

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※製本教室の案内は下記のとおりです。

中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00?12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
受講料:3カ月 10,692円
備考:教材費 2,500円


広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://www4.ocn.ne.jp/~minouta1/book_index.html

 

 


手製本活動(その8:製本教室)

2014年06月12日 22時18分26秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その8:製本教室)

平成26年6月12日実施した製本教室の制作模様です。

前回デジカメを忘れ記録がとれなかった表紙作成の工程ですが、今回の教室でたまたま1名のかたが表紙の作成をしますので作業状況を以下に示します。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、背と表・裏の型紙を切り出します。

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②今回はB4版の美術用紙に表紙を印刷していますので、この切り出した黄ボール紙を型として鉛筆でなぞり、表紙の枠を確定します。

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③最後に、水溶きボンドにて、表紙の用紙に、切り出した黄ボール紙の型紙を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

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表紙と本体部の合本処理丸背チームの作業状況を以下に示します。(当工程では、角背と同じ作業工程となります)

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。


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②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

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③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

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⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

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⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。


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最後に生徒さんによる文庫本サイズの製本事例を添付します。布表装が大変きれいです。

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※製本教室の案内は下記のとおりです。

中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00?12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
受講料:3カ月 10,692円
備考:教材費 2,500円

広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://www4.ocn.ne.jp/~minouta1/book_index.html