韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
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92式特受信機の情報提供について(H23.03.26)

2011年03月26日 18時08分23秒 | 02海軍無線機器

あるかたから92式特受信機の正面の部品のネームプレートについての情報提供を求められたので詳細写真を掲載します。この情報により、入手された無線機機器が一台でも修復されることを願っています。本機は旧海軍の中でも最重量の機器であるため修復は重さとの戦いとなります。

1.正面全体

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2.左側上部全体

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3.左側上部

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4.左側上部2列目

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5.左側上部3列目

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6.左側中段

 

 

 

 

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7.左側下段

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8.左側中段2列目

 

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9.左側下段2列目

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10.左側中段3列目

判読が困難なのですが、長波微動調整器です。

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11.左側下段3列目

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12.左側上部4列目

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13.左側中段4列目

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14.左側下段4列目

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16.左側上部5列目

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17.左側下部5列目

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18.左側下部6列目

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19.右側上段

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20.右側上段

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21.右側中段

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end

      


真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.03.20 その6

2011年03月20日 15時59分19秒 | 06真空管式テレビ

修復作業H23.03.20 その6

アナログ停波対策として今回RFモジュレータを製作してみた。中核部品は下記の製品をオークションにて購入したが、現在ではなかなか入手できないかもしれない。当面はアナログテレビのビデオ出力端子を利用することとした。 

1.MITSUMI製 VHF帯 RFモジュレータ MTM-10V-0の仕様について

以下購入先の商品情報を掲載します。 

■MITSUMI製 VHF帯 RFモジュレータ MTM-10V-0 

未使用ですが小錆がある場合がございます、仔細なデータシートがありませんが、接続に関しましては画像の方にピンアサインを記載しておきましたのでご参照ください。 

あと、内部に見える日立のRFモジュレータIC(HA11545A)の 

データシートを掲載しておきますのでご参考下さい。 

・日立 HA11545A データシート 

http://www.kazumi-kikou.com/pdf/11545.pdf  

 

※画像は見本になります 

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 2.VHF帯 RFモジュレータ MTM-10V-0の内部 

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 3.VHF帯 RFモジュレータ MTM-10V-0のプリント基板 

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4.RFモジュレータの部品の組立について

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 5.RFモジュレータの配線状況

端子同士の結線なので、特に問題はない。

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 6.RFモジュレータの概観

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7.動作良好

デジタルチューナを購入していないので、当面はアナログテレビのビデオ出力端子を利用することとしたが、大変良好である。

  


真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.03.13 その5

2011年03月13日 13時36分07秒 | 06真空管式テレビ

修復作業H23.03.13 その5

1.垂直同期が不安定

電源投入で数分間は画面が安定しているが、その後は不安定となっている。

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2.垂直同期信号の波形確認

映像出力後の信号を見ると異常はないようだ。

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3.同期増幅部の波形確認

垂直同期は60Hzで、特に異常はない。

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4.翠帳発振回路の波形確認

垂直発振が30Hz程度で発振が不安定で同期がとれない。

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5.垂直発振回路近辺の写真

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6.キャビネットから取り出した上部シャーシ

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7.垂直同期用のボリューム抵抗器故障

500KΩB型を絞っても100KΩ以下にならないことから、交換することとした。

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8.シャーシを取り外したキャビネット

古いテレビは、ブラウン管がシャーシと分離するため、故障修理が難しい。

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9.全ての交換備品

真空管式テレビ修理では、オリジナリティ優先で故障部品のみの特定は非常に困難である。今回は、垂直同期回路が不安定であったが、可変抵抗器とケミカルコンデンサーの複合故障であり、コンデンサーも時間経過により容量変化する事態であった。オリジナリティ優先の場合であれば、修理せず保存するしか方法はなさそうだ。

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10.修理後の画面

たまたま、東日本大地震の報道画面となったが、亡くなった方にはご冥福をお祈りいたします。

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11.おわり