韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

田舎暮らし(その13)四季・7月景色

2014年07月25日 23時10分25秒 | 99日常生活(田舎暮らし)

田舎暮らし(その13)四季・7月景色

平成26年7月中旬

この時期になると庭木の枝が茂ります。
このため庭木の剪定作業が必要となりますが、大変な重労働です。
まだまだ、剪定作業は続きます。


今年も、那須、きゅうり、トマトなどの収穫がはじまりました。
防獣対策は厳重にしていますが、どこからか狸が侵入し、野菜類を食い散らかします。
今回は新兵器とし、LED発光器を導入しました。
効果があればいいのですが・・・・・。
農家の苦労がよくわかります。

 


 


手製本活動(その11:製本教室)

2014年07月25日 16時58分46秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その11:製本教室)

平成26年7月24日実施した製本教室の制作模様です。

今回は、一名のかたが欠席となりました。現在3グループによる個別作業をおこなっております。
本日は講座終了後、広島の東急ハンズの2階が新装オープンし、アメリカ製のレザープリンターを設置したということなので早速見学に行ってまいりました。
革装や布装製本の表紙を箔押しではなく、このレザープリンターが利用できないか調査してまいりました。
店側としては、当面店の素材でしか利用できないということで利用は断念しましたが、レザー加工による文字入れ(図案を含む)には十分対応可能と思われました。
ただし、1回の使用料も高額のため、まだまだ実用性に問題はありそうです。
是非日本製の安価のプリンターの開発をお願いしたいものです。

 

■表紙の作成工程の角背チームの作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、背と表・裏の型紙を切り出します。

②今回はB4版の美術用紙に表紙を印刷していますので、この切り出した黄ボール紙を型として鉛筆でなぞり、表紙の枠を確定します。

③最後に、水溶きボンドにて、表紙の用紙に、切り出した黄ボール紙の型紙を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

 

 

■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の丸背チームの作業状況です。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

■目引き、背固めの工程の丸背チームの作業状況です。

①本体に紙バンドを巻き、丸い筒とヘラを使用して丸みだしを行います。

②金鋸で背に1.5ミリメール程度に深さの溝を切ります。

③背に水溶きボンドを塗り、切った溝に麻紐を入れていきます。

⑤最後に和紙を背に張ります。

⑥丸み出し、目引き、背固めの工程の終了です。


※製本教室の案内は下記のとおりです。

中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00?12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
受講料:3カ月 10,692円
備考:教材費 2,500円

広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/book_index.html

 


トリオ送信機TX-88Aの修理記録

2014年07月22日 22時20分46秒 | 07アマチュア無線機

トリオ送信機TX-88Aの修理記録(その1)(平成26年5月12日)

オークションの商品説明では、以下の条件がありました。
◎トリオ TX-88A 付属品なし 昔使用してそのまま長期保管していた物です。動作確認なし。
◎ツマミ1個純正でない。
◎ファイナルを2B46に改造している。
以上3項目なので、ここから機器の基本的な点検に入ります。
上部パネルに1968S43.1.20と手書きされていますが、記念の購入日なのでしょう。

まず、ファイナルを2B46に改造に関しては、回路定数の変更は見られません。
本来なら2B46のグリッドバイアスの動作点がUY-807とは異なるので回路定数を変更することが望ましいところです。
ここでは、ソケットをUS型からUY型に変更します。

 

次に、配線の状態を点検すると、ブロック型の電解コンデンサーが2本とも液漏れ状態となっており使用できません。
オリジナル性を保つため、ブロック型の電解コンデンサーを残し配線変更します。

次に、正面のダイヤルが1つ古典ラジオのつまみとなっていましたので、それなりのものに交換します。
つまみもこの頃入手困難となっていますが、とりあえず、広島の松本ジャンクセンターで類似品を購入しました。

最後に、背面のモード切替コネクターがありますが、AMかCWかによって内部結線を変更する必要があるので、内部を確認します。
配線を見ると、CW指定のようなのですが、高圧部はAM指定となっています。
この配線では、CWですが、電波法上の昔の規定である電信級の10Wを超える電力を出力することが可能です。
とりあえず、AM仕様に配線変更しておきます。

B電源に問題がないか簡単にテスターで確認したら、即、空中線ダミーを使用して機能試験に入ります。
チューニングすると搬送波については、特に問題はありません。
ただし、マイク試験すると変調波が発生していません。


なにか変調部でトラブルがあるようです。
AM送信機は、簡単な構造なのですぐ動作試験も完了するとたかをくくっていましたが、とんだ災難といったところでしょうか。
今回は、ここまでとします。

 

トリオ送信機TX-88Aの修理記録(その2)(平成26年7月20日)

AMモードに関する継続調査です。
前回、モード切替コネクターの設定の配線を回路図からみて即断して変更してしまいました。
今回は、実際の配線から確認したところ、初期設定の配線が正しいことが判明しましたので、再度配線変更します。
回路図の配線図は大変誤解を与えるもののようです。


最後に以前から、AMの変調度測定の波形をオシロスコープでみたかったのですが、やっと実現することができました。
低周波発振器で1KHzの正弦波を入力とした変調された搬送波です。
といっても、現在では誰も関心する人はいないでしょうね。

 

 

以下取引記録です。

落札コメント
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昭和40年代の真空管式のアマチュア無線機も収集をしていますが、表記のトリオ
送信機 TX-88Aもなかなか入手困難になってきております。今回たまたま、
ヤフーオークションに出品されていたので、無意識で入札に参加しました。
最大の欠点の1つ「つまみ」がオリジナルではありません。当時のつまみを探すこ
ととします。
なお、ファイナルの2B46の件については、807に戻すこととします。
こうなると、VFO-1がどうしてもほしくなります。オークションにはきりはあ
りません。
これで、電信デビューを目指します。
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オークション > ホビー、カルチャー > アマチュア無線 > トランシーバー > 固定

 

現在の価格  :  9,350 円
残り時間 :  終了 (詳細な残り時間)

入札件数 :  5 (入札履歴)


詳細情報
個数  :  1
開始時の価格 :  5,000 円
落札者 :  mxxxxxxx7 / 評価:139 (評価の詳細)

開始日時 :  9月 26日 20時 49分
終了日時 :  9月 30日 20時 31分


出品者の情報
出品者 : yxxxxxxxx0 (自己紹介)

評価 : 328 (評価の詳細)

商品発送元地域 : 大阪府

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商品説明
トリオ TX-88A 付属品なし 昔使用してそのまま長期保管していた物です。動作確認なし。
ツマミ1個純正でない。ファイナルを2B46に改造している。
筐体にサビ、塗装剥れがあります
ジャンクでお願いします。
発送はゆうパック便元払いで送ります。
振込みはJNBでお願いします。

商品画像
小さな画像をクリックすると、下に拡大表示されます。

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トリオVFO-1の修理記録(その2)(平成26年7月15日)

2014年07月15日 04時09分42秒 | 07アマチュア無線機

トリオVFO-1の修理記録(その2)(平成26年7月15日)

VFOの出力部の真空管が本来6AQ5なのですが、6BA6用に回路変更されていましたので、元の回路に戻しました。
本来の6AQ5に交換し、再度動作確認すると、今度はVFOの出力部の動作が不安定です。
VFOの出力部の回路定数を測定しましたが、特に問題はありません。
出所不明の外国の6AQ5を使用したのが失敗でした。
どうも、エミ減だったようで、真空管を交換し正常動作となりました。
少し国産の真空管をストックする必要があります。

修理が完了したので、周波数の確認と調整を行います。
周波数校正するため、現行のVFOの目盛を0にして、カウンターで測定してみます。
3.5MHzでは3.499MHzとほぼ良好です。
7.0MHzでは6.985MHzと5KHzのずれがあります。
50MHzでは8.148MHz(6逓倍)と185KHzの大幅なずれがあります。
周波数校正は、裏面のTC1,TC2,TC3のトリマーコンデンサーを調節します。

周波数校正後ためしに、7.0MHz帯で、直線性をみると7.1MHzの目練では7.107MHz、7.2MHzの目盛では7.207MHzと約7KHzの誤差が生じています。
現代では、オシロとカウンターがあれば簡単に校正できますが、1960年代ではアマチュアはどうしていたのでしょうか。
基本的には、アマチュアバンドに入っていればいいぐらいで、正確な周波数は運用上特に必要なかったおおらかな時代だったといえるでしょう。

 


トリオVFO-1の修理記録(その1)は以下のアドレスです。
http://blog.goo.ne.jp/minouta17/e/2660a02473b36f8266df0b06d4aee67e


広島戦時通信技術資料館は以下のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


手製本活動(その10:製本教室)

2014年07月11日 02時50分05秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その10:製本教室)

平成26年7月10日実施した製本教室の制作模様です。

平成26年4月から6月で作成した生徒作品の製本ができました。一つは角背の紙装、もう一つは丸背の全革装です。
どららの作品も、大変きれいな出来栄えです。

 

 

■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の角背チームの作業状況を以下に示します。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

■目引き、背固めの工程の丸背チームの作業状況です。

①本体に紙バンドを巻き、丸い筒とヘラを使用して丸みだしを行います。

②金鋸で背に1.5ミリメール程度に深さの溝を切ります。

③背に水溶きボンドを塗り、切った溝に麻紐を入れていきます。

⑤最後に和紙を背に張ります。

⑥丸み出し、目引き、背固めの工程の終了です。

 

■本体部の折丁づくりの工程のチームの作業状況です。

①横目のA4用紙には、各生徒さんのご希望の内容を事前にこちらでレーザプリンターで印刷を行っております。
 印刷については、冊子印刷機能でA5版の縮小印刷を行います。

②この用紙を半分に折り、ヘラにてきれいに伸ばすといった単純作業です。

③後は捨て紙と合わせ、プレスして完了です。

 

※製本教室の案内は下記のとおりです。

中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00?12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
受講料:3カ月 10,692円
備考:教材費 2,500円


広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/book_index.html