周波計JFR-N7とニキシー菅の思い出(2016年09年01日)
ひょんなことから、2003年7月にヤフーの"ts_kbys"さんから自衛隊用周波数カウンターを購入していたことを思い出しました。
購入以来お蔵入りしており、一回も火入れもしておりませんでした。
今回駄目もとですが、確認試験のため電源起動を試み見ました。
通電開始後、すぐにニキシー菅が点灯し、数字の"0"を表示しました。
すぐにSSGによりシグナルを注入させましたが、0表示のままです。
やはり周波数カウンターの機能までは無理なのかと思いましたが、起動後数分経つと徐々に機能回復し、正確なシグナルの周波数を表示するようになりました。
まさか正常動作するとは感激です。
大変久しぶりにニキシー菅の明りをみるこことなりました。
本機は、自衛隊で昭和40年代に使用していた「周波計JFR-N7」というLSIもない時代にディジタル回路をトランジスターのみで製作した周波数計です。
初めて、ニキシー菅をみたのは、1968年(昭和43年)当時高校生のとき、アマチュア無線局の落成検査に電波監理局の職員が立会されたとき持参されて周波数計でした。
本機とほぼ同等な測定器であったように記憶しています。
当時アマチュア無線機の許可については、JARLによる認定による許可が一般的でしたが、申請すれば電波監理局の職員による落成検査合格することもできました。
小生は後者を選択し、立会検査にて合格した次第です。
電波監理局も郵政省の廃止にともない総務省に統合され、地方の広島では中国総合通信局と名称が変更されています。
免許更新も、いまでは電子申請システムで簡単に申請され手数料もペイジーにより支払いもオンライン化されています。
ただし、免許証については、郵送か直接取りに行くか選択できるので今回の免許更新では後者を選択しました。
再免証許受領のため、48年ぶりに旧電波監理局に出向いてみると、耐震補強はされていましたが、当時のビルのままです。
担当窓口も当時の2階の同じ場所のようです。(記憶違いかもしれませんが・・)
もちろん職員は若い人に世代がかわっています。
帰り際、こんな職場に勤めるのもよかったかな、なぜこのような役人を選択をしなかったのか考えながら帰宅の途に就きました。
広島戦時通信技術資料館は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/
参考資料
数字表示技術の発展 http://www.dentaku-museum.com/1-exb/special/displaybyty/display.htm
昭和49年度決算検査報告 http://report.jbaudit.go.jp/org/s49/1974-s49-0029-0.htm