ワンセグチューナーラジオの実験について
ふと書店にて2013年11月号のトランジスタ技術の特集にディジタル時代のMyラジオ製作の記事が目が留まりました。
管球式のアナログ無線機の修復ばかりやっていると、確かに時代から取り残されていることを感じます。
今回は少し目先を変えて、最新のディジタル時代のMyラジオの勉強を始めることとしました。
この本によれば、2~3年前に流行ったパソコンにUSBのワンセグチューナーをつけるとテレビに早変わりする仕組みですが、このUSBにSDRソフトを搭載するとV/UHF帯の広帯域受信が可能になるとのことでした。
あまりに最新の通信技術と乖離しているに気づきましたので、技術取得のため少しチャレンジします。
まず、このUSBの入手となりますが、ワンセグチューナーはすでに市販されていません。
ネットではまだまだ多数出品されていますので、ネットで購入しました。
SDRソフトについては、SDR#,SDR Console,HDSDR等フリーソフトとしてダウンロードすることができます。
どうも、SDR#がメジャーのようなのでこのソフトを入手することとしました。
なお、ダウンロード時に勝手にフリーソフトの広告インストーラに引っ付いていて、同時インストールオプションを拒否しないと、「Baidu IME」が知らないうちに導入される状況が起こります。
日頃はセキュリティの観点から安易なダウンロードはしませんが、このようなドライバー入手の場合には注意が必要です。
また、Baidu IMEのアンインストール削除方法 【日本語入力システム】も慣れないと大変です。
セットアップについては、下記のサイトを利用しました。
http://icas.to/sdr-vu-dgl/hdsdr/sdrsharp-index.htm
SDR#を起動すると「Error Loading'SDRSharp.RTSDR.RtlSdrIO,SDRSharp.RTLSDR' - 呼び出しのターゲットが例外をスロ-しました。」というエラーが表示され、原因不明となりました。
しばらくあれこれやっていましたが、RTLSDRのドライバーがUSB 3.0に対応していないことが分ったので、ドングルをUSB 2.0のポートに挿しかえましたが同じエラーへで動作しません。
そうこうしていると、パソコンのFEPの動作がおかしくなり、入力ができなくなりました。
このため、販売店のSEに来てもらい、システム復元処理にて1週間前に戻すことでシステムは無事復活した。派遣及び技術指導料込で、お値段6150円也。
もうこりごり。散々な結末となりました。
システムの復元は、すべてのプログラム→アクセサリ→システムツールです。復元ポイントを設定して元にもどします。
RTLドングルの実装試験には失敗しましたが、ワンセグ・デコーダICのRTL2832はRealtek社の製品ですが、この企業は台湾企業です。
問題点は、このような重要な通信系のICについても、日本企業の関与がなくなっいるのではないかという危惧です。
これでは、今後のテレビを含む日本の家電製造業は転落の道しかないのかなと嘆く今日この頃です。