韜晦小僧のブログ 無線報国

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真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.05.22 その2

2011年05月22日 17時20分51秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.05.22 その2

アナログ停波まて゛、2ヶ月となりました。懸案のもう一台の松下製T-1480の修復に着手します。

まず、本機は、フライバックトランスの端子が切断しており、オークションにて2点購入した製品を紹介します。

 

 

16.メーカ不詳製品#01

T1480016

17.メーカ不詳製品#01

T1480017

18.メーカ日立シルビアFY-940製品

T1480018

19.メーカ日立シルビアFY-940製品

T1480019

20.メーカ日立シルビアFY-940製品

現在のところ、接続端子の仕様がわかりません。

T1480020

21.正面写真

T1480021

22.垂直・水平同期の調整部の内部

モデルが外人のようで、どこかの外国製品のコピーのような感じがします。

T1480022

23.11チャンネルのチューナー部

購入して12チャンネルがないのが判明。

T1480023

24.垂直・水平同期の調整部の外部

 

T1480024

25.終わり

どちらかフライバックトランスの交換から作業開始としますが、なかなか決断できません。

 

   


真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.05.21追記(おまけ) その10

2011年05月21日 09時37分42秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.05.21追記(おまけ) その10

下記写真のように垂直ののこぎり波の直線性が悪く、画面の中段から上段が間延びしている。部品交換や回路をチェックすると垂直発振回路のカソードバイアスのコンデンサー交換において、本来は50μFのコンデンサーを5μFのものと交換していることが判明した。機械的にどんどん交換していると部品のチェックが甘くなっていたとつくづく反省する次第です。

45.間延びした画面

Fy370045

46.部品交換後の正常画面

Fy370046

47.部品交換後の正常画面

Fy370047

48.垂直の同期信号

Fy370048

49.垂直発振波

Fy370049

50.水平の同期信号

Fy370050

51.水平発振波

Fy370051

52.最終交換部品

これでも、電源部と垂直、水平関係のコンデンサー類の交換のみ実施

Fy370052_2

53.蓋を閉じた下部

 

Fy370053

54.おわり

これで、終わりとしますが、チューナーや中間周波増幅、音声系のコンデンサー類は交換していないので、信頼性はそれなりといった程度となります。

なお、ブラウン管のエミ減もありそうですが、ブラウン管の新品を入手は難しそうです。

 

 

 


真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.05.15追記 その9

2011年05月15日 19時55分27秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業H23.05.05追記(最終) その9

直せば、またまた別の故障現象が発生する。古い真空管式テレビの修理は思った以上に大変である。今回は、水平同期信号が不安定で、シンクロで同期信号をみているとやはり不安定であることがわかった。修理マニュアルでは、垂直同期信号が混合しているような現象にみられた。どちらにせよ、電解コンデンサー類の交換を進めることとした。同期信号系と電源系のコンデンサーは、今回の交換作業でほとんど実施した。この結果、やっと正常画面となった。しかし、垂直の直線性が悪るく、今後も改善が必要と思われる。

39.正常画面1

Fy370039

39-1.正常画面2

Fy37003901

40.水平同期信号

Fy370040

41.垂直同期信号

Fy370041

42.垂直偏向のこぎり波

Fy370042

43.交換部品一式

一台づつこんな作業するのでは修理の採算はあいません。

Fy370043

44.AC検電器(参考)

今回、AC検電器をホームセンターが購入してみたが、このようなトランスレス機器のAC検査には大変便利でしたので、参考までに紹介する。

Fy370044

45.おわり

この真空管式テレビ修復記録(日立FY-370)修復作業については、

これで終了とします。次の松下にチャレンジします。

 


東洋通信機 TR-41型 全波受信機 修復作業(平成23年5月8日)

2011年05月08日 20時57分27秒 | 05真空管式ラジオ

東洋通信機 TR-41型 全波受信機 修復作業(平成23年5月8日)

通電試験で、ボリューム抵抗器の回転が甘くなっいてたので交換した。真空管を確認すると

6A7,6D6とも戦時中に生産されたものが使用されていた。残念ながらエミ減のため交換するこことした。あとの部品はすべて当時のもので交換する必要はなかった。中波、短波とも感度良好である。

高周波コイルやIFTは戦時の96式空2号無線機の受信機に採用しているものと同じ規格のものと思われる。また、真空管のシールドケースもねじ込み式で、旧軍でしか採用したのをみたことはない。

昭和21年7月製造の本機は、そういう意味では戦時の生産ラインを転用したことがよくわかる。

10.本体全景

Tr41_010

11.高周波コイル部

Tr41_011

12.高周波コイル部

Tr41_012

13.中間周波トランス

96式空2号無線機の受信機のものと瓜二つである。

Tr41_013

14.中間周波トランス部

Tr41_014

15.6D6

Tr41_015

16,6D6

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17.6A7

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18.全交換部品

Tr41_018

19.おわり

これにて、完了とします。最後にシールドケースを民生品に交換し、現在製作中の96式空2号無線機改(SSB機)へ転用するここことします。

 


東洋通信機 TR-41型 全波受信機 修復作業(平成23年5月5日)

2011年05月05日 19時32分13秒 | 05真空管式ラジオ

東洋通信機 TR-41型 全波受信機 修復作業(平成23年5月5日)

商品が到着したので、早速中身の確認を行いました。

1, 本体上部

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2.スピーカ

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3.ダイヤル部分

A,B,Cバンド帯の表示があります。

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4.同調部のバーニアダイヤル

民生機にバーニアダイヤルをつけています。採算度外視のようなラジオです。

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5.電源部及び低周波増幅部の回路

ふんだんにオイルコンデンサーを使用しています。

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6.混合、中間増幅部の回路

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7.パネル正面

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8.背面部

民生機というよりも、旧軍の設計思想が抜け切れていない全波受信機というべき製品です。

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9.高周波段の回路

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10,おわり

ダイヤルの糸が切れていたので、新品に交換しました。また、整流管の80BKが断線していので、新品に交換を実施。

次回は点灯してみます。