韜晦小僧のブログ 無線報国

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真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.26 その6

2011年06月26日 16時46分42秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.26 その6

7月24日のアナログ停波までにはブラウン管の交換は、到底無理なので、代替手段としてブラウン管の代わりに、オシロスコープのCRTに表示できるかチャレンジするこことします。

インターネットで検索すると1名のかたがCRT型テレビを製作されているので無謀なことでもなさそうである。

現在までに技術的な問題・課題のみ掲載しておきます。

戦後のNHKなどの初期のCRT型のテレビ回路をみているとCRTの陽極が正極使用されているが、オシロの場合、一般的にはマイナス極が採用されている。

テレビのビデオ信号は、輝度変調としてCRTのグリッドかカソードに注入すればいいようだ。ただし、直流再生についても考慮が必要と思われる。

初期方針

一般的なオシロスコープを作成し、テレビの垂直、水平信号及びビデオ信号を組み込みCRT型テレビを完成されることとします。

 

1.放送局の更正装置(機能不明)正面

JJY、時間などの調整機構があるので、周波数の更正のため放送局で利用されたのかもしれない。秋葉原の元ラジオデパートのO氏から真空管を購入した際、おまけでいただいたものです。旧海軍の13号;レーダの指示機復元のための部品として分解しておりました。今回屋探ししてやっと発掘できました。

Os001

2.同上

Os002

3.同上

Os003

4.同上(下部)

Os004

5.電源部

放送局仕様のためトランスなど高級部品が採用されているが、メーカや型番がついていない。

Os005

6.同上

Os006

7.同上

Os007

8.同上

Os008

9.分解したものを組立(正面)

Os009

10.同上

Os010

11.不要な配線や部品を撤去

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12.終わり

配線をみると見事な1点アースが採用されている。初めてのことなので、初めは配線方法が理解できなかった。

停波まで、頑張ります。

 

 


ナショナル ブラウン管テスター VP-8501A落札 その他

2011年06月21日 20時18分39秒 | 06真空管式テレビ

ブラウン管テスター VP-8501A落札 その他

ブラウン管のエミ減対策として下記の商品をヤフーにて急遽落札

復活ボタンに期待しています。

ナショナル ブラウン管テスター VP-8501A
商品説明を読む
現在の価格 :  2,000 円
残り時間 :  終了 (詳細な残り時間)
入札件数 :  4 (入札履歴)
個数 :  1
開始時の価格 :  1,000 円
落札者 :  mxxxxxxx / 評価:136 (評価の詳細)
開始日時 :  2011年6月 13日 5時 53分
終了日時 : 2011年 6月 19日 23時 2分
出品者の情報
出品者 : yxxxxxxxxxx (自己紹介)
評価 : 508 (評価の詳細)
送料、商品の受け取りについて
商品発送元地域 : 福島県 
商品の情報 
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1.正面

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2.正面拡大

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3.収納状態

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4.おわり

今回の松下のブラウン管の復活には対応できませんが、日立のブラウン菅に効果があるかもしれません。

 


真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.19 その5

2011年06月19日 12時05分55秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.19 その5

今回はビデオ検波段の修復を行います。

検波ダイオードについては、NECはSD-46,オンキョー、シャープ、東芝、日立やコロンビアが1N60,三洋は不明、松下やビクターがOA70を採用しています。今回はOA70の代替のOA90とした。

39.IFT最終段のケース内に検波ダイオード交換

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40.ビデオ増幅段の概観

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41.検波ダイオード交換

ダイオードの型式は「SONYの1Y28」と記述されておりました。

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42.交換部品

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終わり

音声段については、元気よく音声が出るようになり、修復を完了しました。

再度組立てて試験した結果、ラスターが出ません。高圧部については、高圧整流管の陽極部にドライバーを近づけても火花が少ししか飛びません。

最後の確認手段として、ブラウン管のアノードハッドをはずして再度高圧整流管の陽極部にドライバーを近づけると元気よく1CM程度の火花がでることを確認した。

結局、最悪の結果なのですが、ブラウン管の不良のようなので、交換が必要のようです。オークションで入手するこことします。

真空管式テレビのような商品について、インターネットで入手するということは、このようなリスクがあることを改めて認識したところです。

 

 

ブラウン管が欲しい。誰かいただけないでしょうか。

 


真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.12 その4

2011年06月12日 11時04分20秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.12 その4

 

33.正常な日立TVの中間周波増幅段のビデオ信号

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34.正常な日立TVの検波段のビデオ信号

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35.正常な日立TVの映像出力段のビデオ信号

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36.松下TVの中間周波増幅段のビデオ信号

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37松下TVの検波段のビデオ信号

明らかに検波されていない。

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38.松下TVの映像出力段のビデオ信号

微弱な映像信号となっている。

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39.終わり

ビデオ増幅段から検波段に問題があることが推定できる。ただし。4チャンネルのみだが音声出力を確認することができた。音声の音量コントロールのボリュールの接触不良がみられる。交換部品がないので当面どうしようもないようだ。

ビデオ信号の検波のダイオードを確認したいが、IFT内のため、再度、テレビを分解しなくては確認できない。

ただし、音声は確認できたということは、中間増幅のビデオ信号の搬送波の漏れ信号だけでFM検波できたということなのか。

なかなか、故障原因を推定するのも難しい。本日は、ここまでとするが、アナログ停波までわずかとなった。

 

 


真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.06 その3

2011年06月06日 17時06分20秒 | 06真空管式テレビ

真空管式テレビ修復記録(松下T-1480)修復作業H23.06.06 その3

フライバックトランスの予備部品2個を調べるとメーカ不詳のものは高圧整流管への線が断線していた。したがって、日立製品を使用するこことした。トランス仕様については、47uF16vことN氏から回路図を提供してもらった。

25.オリジナルのFBT

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26.FBTの断線部

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27.日立製のFBTに換装

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28.日立製のFBTに換装

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29.日立製のFBTに換装

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30.日立製のFBTに換装

T1480030

31.電解コンデンサー交換

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32.今回までの交換部品一覧

T1480032

33.おわり

電源を起動しましたが、ハム音以外成果はありません。ラスターも出ず少しがっかりといったところです。今回はここまでとします。