韜晦小僧のブログ 無線報国

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放送局型第122号受信機の修復作業記録 その1(平成31年03月25日) 修復作業の検討

2019年03月25日 15時50分08秒 | 05真空管式ラジオ

放送局型第122号受信機の修復作業記録 その1(平成31年03月25日) 修復作業の検討
 
現在、断捨離のため家中の不用品をオークションで処分しています。
特に、放送局型のラジオについては、過去にラジオ本体、専用の真空管を含め大量に収集してしまいました。
何時か全て修復して自己満足するつもりでしたが、3台ぐらい修理した時点で何故か意欲が減退し今に至っています。
本機をみると、放送局型第122号受信機の原型は何とか残していますが、内部のシャーシなどは大幅な改造されています。
本来トランスレスなのですが、戦後に小型の電源トランス搭載方式に改造されています。
戦時中のこの種の放送局型受信機は大変不人気でした。

以下のHPに放送局型受信機の欠点が記録されていますので抜粋させていただきます。
真空管と共に http://mjseisaku3t.client.jp/
放送局型123号受信機(もどき) 使用球 12YV1-12YR1-12ZPI-24ZK2-B37
このラジオの一番大きな欠点は、両波倍電圧整流が採用されていることです。
この方式は球のヒーターとカソード間に高い直流電圧が掛かりヒーターとカソード間の絶縁破壊が起きます。
調べてみると、戦後のトランスレスTVではヒーターとカソード間の絶縁が問題視され両波倍電圧整流を使用してはいけないとはっきり書かれております。
この為トランスレスTVは全て半波倍電圧整流が採用されていました。

このまま、ネットに出品してもよかったのですが、何故か修復意欲が湧いてきました。
できたら、オリジナルに近い形に戻す修復作業を開始したいと思います。