韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

岡山県高梁市Mさんからの無償提供について(その2)

2015年03月26日 21時43分25秒 | 07アマチュア無線機

岡山県高梁市Mさんからの無償提供について(その2)

この度、再度、岡山県高梁市Mさん(JA4JDF)から下記の雑誌を無償提供していいだきました。
あらためて感謝申し上げます。
CQ誌     3冊
初歩のラジオ  1冊

なお、現在所有の無線機や真空管ラジオも無償提供していただけるとのお話がありましたので、以下紹介します。
ただし、送料については本人負担となります。
ご興味のある方は、是非JA4JDFさんのホームページからメールしてください。


 

話は替わりますが、真空管中波ラジオをレストアすることが好きな人をご存知でしたら、私のホームページ(http://www.kibi.ne.jp/~norio_m/ja4jdf.html)を紹介して
頂けませんか。
2台あります。差し上げます。よろしくお願いします。

 


 

 

 

広島戦時通信技術資料館及び広島手製本倶楽部は下記のアドレスに変更です。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


手製本活動(その25:製本教室)

2015年03月26日 15時45分50秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その25:製本教室)

平成27年03月26日実施した製本教室の制作模様です。


全体の教室模様です。

 

完成した生徒作品見本です。今回は半革装2冊と紙製表紙1冊の丸背製本です。
一部見返しにしわが入ったり、ちりが悪かった製本もありましたが、全体的には大変きれいな出来栄えです。

 

本日は、製本自体ではなく、マーブル染め・箔押し・布の裏打ちといった製本に必要な基本的な技法の講習会をおこないました。


■マーブル染めの工程

 

■箔押し作業の工程

 

■布の裏打ちの工程

 

 


※製本教室の案内は下記のとおりです。


中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00~12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
1回 5単位 2,500円/月2回 5,000円(表示:税抜)
備考:教材費 2,500円

 

広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/book_index.html

 

 


トリオTS-510の修理記録(その5:送信部)(平成27年3月16日)

2015年03月17日 21時44分08秒 | 07アマチュア無線機

トリオTS-510の修理記録(その5:送信部)(平成27年3月16日)

受信部の修復については、平成26年10月25日に完了しておりますが、送信部については冬季の厳しい寒さのためため修復作業を中断しておりました。
3月となり春の暖かさも次第と感じられるいい季節となりました。
縁側での修復作業も可能となったので、やっと重たい腰を上げてTS-510の送信部の修復作業を開始することとしました。


送信機の電気的試験の前に、正面のパネルにある送信機のプレートとロードのダイヤルのすべりが悪く、プレートダイヤルを廻すとロードのダイヤルも廻る事態となってました。
軸が二重構造となっていますが、どうも錆などでスムーズな回転ができていないようです。
軸の中に注油することで、スムーズな回転となり、ダイヤル回転の問題は解消しました。

 


次に本題の電気的試験に入りますが、トランシーバーの性格上、送信部のほとんどの機能は受信部の試験で確認できています。
このため、空中線のかわりにダミーをセットし、いきなりSWをSENDに倒します。
そうするとIPは0㎜Aを示し、はなから終段にてトラブル発生です。
数回SWを送・受信に切り換えていると、やっと20㎜Aの電流が流れ始めました。
数十年送信部も動作していなかった関係と思いますが、リレーなどの接点不良などが原因と思われます。
ここで、終段のアイドリング電流として、BAISを60㎜Aへ調整する必要があります。
手順どおり、BAISのVRを調整してみましたが、MAX20㎜Aまでで、それ以上の電流をあげることができません。
モードをCWにしてもIPに変化はありません。
ついでに、メータをRFモードにしてもSWR計をみても送信電力はありません。
まー最初から送信動作が正常とは思っていませんが、かなり故障原因は深刻のようです。
まず、BAIS電流が60㎜Aまで調整できないこと。
もう一つは、送信電力が全く発生していないこと。
当面の問題は、この2点です。
基本に立ち返って、送信部の真空管の各部の電圧測定することとしましたが、準備作業しているとソリッド抵抗器が1つ破断しているのを目視にて発見しました。
故障個所送信部ドライバー段の陽極側のソリッド抵抗器(R4 100Ω)でした。
これではドライバー段で送信信号は途切れることになり、終段での送信電力はありません。
早速、ソリッド抵抗器の交換作業をおこないました。

 


今度は、送信電力は発生しましたが、10W程度のままです。
原因は終段のBAISが低いままのためのようです。
トリオTS-510では、新たに増幅型ALCを採用していますが、どうもこのトランジスター(2SC856)の動作が怪しそうです。
ただし、このトランジスターの筐体が錆ておりコレクターマークの判読ができず、どの端子がC、E、Bがわかりません。
トランジスターの端子と部品のの接続状況から端子を推定する必要がありますが、狭い場所に密集したかたちで配線されており、判読に時間がかかりそうです。
とりあえず、トランジスター(2SC856)を購入することとしました。

 

 


WANTED オークションにて購入
映像出力増幅用シリコントランジスタ 日立 2SC856
映像出力増幅用としてリリースされた高耐圧トランジスタです。
日立が開発したLTP技術が遺憾なく発揮されています。
1975年頃に保守品種指定され、1979年頃に廃品種となりました。

一般に映像増幅用品種は高周波汎用のトランジスタであれば何でも良い、と考えがちです。
しかし実際にはDC帯から5MHz位までを平坦に増幅する広帯域アンプとしていくつかの要求項目があります。
1)ゲインが高いこと
2)コレクタ容量の小さなこと
3)直線性が良いこと(歪みが少ないこと)
こういった基準を満たす品種が晴れてその座に君臨できるわけです。

【諸元】
製造元:株式会社日立製作所
構 造:シリコンNPN三重拡散LTP型
【最大定格】
コレクタ・ベース間電圧: 150V
コレクタ電流     :  50mA
コレクタ損失     : 300mW
トランジョン周波数  : 180MHz


 

 


手製本活動(その24:製本教室)

2015年03月12日 22時03分27秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その24:製本教室)

平成27年03月12日実施した製本教室の制作模様です。


全体の教室模様です。

 


完成した生徒作品見本です。今回は紙製表紙の丸背本です。
少し、表紙の紙と黄ボール紙の接着不良で浮いた部分ができましたが、その外には問題もなく大変きれいな出来栄えです。

 

 


■表紙と本体部の合本処理丸背チームの作業状況を以下に示します。

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。

②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。

 

 

■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の丸背チームの作業状況です。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

 

■本体部の折丁づくりの工程のチームの作業状況です。

①横目のA4用紙には、各生徒さんのご希望の内容を事前にこちらでレーザプリンターで印刷を行っております。
 印刷については、冊子印刷機能でA5版の縮小印刷を行います。

②この用紙を半分に折り、ヘラにてきれいに伸ばすといった単純作業です。

③後は捨て紙と合わせ、プレスして完了です。

 

 


※製本教室の案内は下記のとおりです。


中国新聞文化センター教室部
教室名:クレドビル教室 お問い合わせはTEL082-962-4111へ
講座名:手製本(ルリユール)入門
コース:第2・4木曜 10:00~12:00
講師:広島手製本倶楽部主宰 森川 昌幸
講座内容:自分の本を作りたいが、製本については全く知識がないといった初心者を対象とした講座です。
製本の基礎として、前期3ヵ月間は角背、後期では丸背の製本実習を行います。
専門的な製本道具を用いず、手作り製本が楽しめるようになります。
製本技術をマスターすれば、自分史、ホームページ、ブログや絵手紙など自分のアイデアを活かした本を作ることができるようになります。
1回 5単位 2,500円/月2回 5,000円(表示:税抜)
備考:教材費 2,500円

 

広島手製本倶楽部は以下のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/book_index.html