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韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
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トリオ TS-820

2011年10月01日 19時40分55秒 | 07アマチュア無線機

9月初旬に自宅のアナログテレビを処分のため、郊外の家電引取センターへもっていきました。26インチ以下では無料とのことでしたが、VTR一体型のため、5百円の有料となりました。テレビの処分は無事終了しましたが、ふと、家電引取センターの人に、アマチュア無線機はおいているかと尋ねたら、1台あるとのこと。管理人室へ貴重品を保存していたが、そのHF型の無線機(トリオTS-820V)はメインダイヤルが欠落しており、しかも、電源コードがないことから、価値がないと思われ、3千円でいいとのことだった。

 

だまされたつもりで、早速購入し、オークションにてメインダイヤルと専用の電源ケーブルを購入しました。

 

起動試験すると受信部、送信部とも基本的な動作に問題がないことがわかった。大変ラッキーな買物となりました。

 

この時代以降のアマチュア無線機については、知識が全くなく、これを機会に調査すると以下のようなことが判明しました。

 

トリオが1977年に発表したHF機です。送信部のみ真空管が使用されています。

 

コリンズタイプのダブルスーパー機、TS-520とFT-101が市場を独占していた時代に、PLLのシングルスーパー、デジタル周波数表示、IF-SIFTを搭載して登場しました。

 

100WのTS-820Sの定価は23万円でした。TS-820と統一感のあるデザインでTS-820とトランシーブ操作が可能な通信型受信機R-820も後に発売されます。

 

本機は、10W用のTS-820Vであることが判明しました。とはいっても、PLLのシングルスーパーやIF-SIFT機能等は私の今の技術では理解不能です。ただ、デジタル周波数表示についてはこの時代の最新機能であることはだけは理解できます。

 

この70年代は、民生の無線機の周波数直読の夢が実現した輝かしい時代であったことを改めて認識した次第です。

1.正面

Ts820

2.おわり

 


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