goo blog サービス終了のお知らせ 

韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

手製本活動(その15:製本教室)

2014年10月09日 21時52分22秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その15:製本教室)

平成26年10月09日実施した製本教室の制作模様です。

本日は10月開講の初回日となりますが、今回新たに2名のかたが受講されました。
このため、会議型の机から教室方式に配置を変更しました。
少し生徒の皆さんには、作業がやりにくいかもしれません。


全体の教室模様です。


前回作成の半革装の製本の完成です。これで箔押しがあれば最高です。

 

 

おまけ;革すき風景

 

 

■本体部の折丁づくりの工程のチームの作業状況です。

①横目のA4用紙には、各生徒さんのご希望の内容を事前にこちらでレーザプリンターで印刷を行っております。
 印刷については、冊子印刷機能でA5版の縮小印刷を行います。

②この用紙を半分に折り、ヘラにてきれいに伸ばすといった単純作業です。

③後は捨て紙と合わせ、プレスして完了です。

④新受講者については、黄ボール紙でプレス用紙と舟底板を作成します。

 


■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の丸背チームの作業状況です。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

 

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

 

■表紙と本体部の合本処理丸背チームの作業状況を以下に示します。

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。

②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

 

⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。

 

 


手製本活動(その14:製本教室)

2014年09月25日 22時11分56秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その14:製本教室)

平成26年9月25日実施した製本教室の制作模様です。

本日、クッキング・ペーパーの開封ミスで指を切っていましたが、傷に気づかず生徒さんの製本を触ってしまい、本に血がついてしまいました。
ミスとはいえ、大変ご迷惑をおかけしました。
どうも、今回の授業は指導ミスが多く、また、写真の記録を忘れるなど反省することばかりの1日でした。
今回は、3名のかたが半革装にチャレンジされています。
本日、1名のかたが半革装を完成されました。糊が乾く次回の御開帳が楽しみです。
なお、本日は1名のかたが所要のため欠席となりました。


全体の教室模様です。


■目引き、背固めの工程の丸背チームの作業状況です。

①本体に紙バンドを巻き、丸い筒とヘラを使用して丸みだしを行います。

②金鋸で背に1.5ミリメール程度に深さの溝を切ります。

③背に水溶きボンドを塗り、切った溝に麻紐を入れていきます。

⑤最後に和紙を背に張ります。

⑥丸み出し、目引き、背固めの工程の終了です。

 


■表紙の作成工程の丸背チーム(半革装)の作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、表・裏の型紙を切り出します。背は地券紙で切り出します。

②半革装のため、表紙・裏紙単位に布を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

③背には、革を使用し、背の地券紙を糊付けします。
 革バンドをつけた場合には、ヘラで表面を整形してください。

③最後に、表紙・裏紙を糊付けし、全体的に表紙として整えます。
 少し乾いた段階で、背の丸目加工してください。

 

■表紙と本体部の合本処理丸背チームの作業状況を以下に示します。

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。

②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。

 

 


手製本活動(その13:製本教室)

2014年09月11日 15時08分16秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その13:製本教室)

平成26年9月11日実施した製本教室の制作模様です。

今回は、半革装にチャレンジしています。
初めての工程もあり、時間内に完了しない場合もありますが、作業時間を工夫して授業を進めます。
やはり、半革装の装丁は、大変見栄えがよろしいようです。

全体の教室模様です。


■本体部の折丁づくりの工程のチームの作業状況です。

①横目のA4用紙には、各生徒さんのご希望の内容を事前にこちらでレーザプリンターで印刷を行っております。
 印刷については、冊子印刷機能でA5版の縮小印刷を行います。

②この用紙を半分に折り、ヘラにてきれいに伸ばすといった単純作業です。

 

③後は捨て紙と合わせ、プレスして完了です。

 

■表紙の作成工程(紙装)の丸背チームの作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、表・裏の型紙を切り出します。
 なお、丸背の場合には、黄ボール紙の横幅は、本文と同じ長さにしてください。
 背は地券紙にて切り出します。背幅については、前工程にて測定したデータをそのまま使用します。

 

②今回はB4版の美術用紙に表紙を印刷していますので、この切り出した黄ボール紙を型として鉛筆でなぞり、表紙の枠を確定します。

 

③最後に、水溶きボンドにて、表紙の用紙に、切り出した黄ボール紙の型紙を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

 少し乾いた段階で、背の丸目加工してください。

 

■表紙の作成工程の丸背チーム(半革装)の作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、表・裏の型紙を切り出します。背は地券紙で切り出します。

 

②半革装のため、表紙・裏紙単位に布を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

③背には、革を使用し、背の地券紙を糊付けします。

 革バンドをつたけ場合には、ヘラで表面を整形してください。

 

③最後に、表紙・裏紙を糊付けし、全体的に表紙として整えます。
 少し乾いた段階で、背の丸目加工してください。

 

 


手製本活動(その12:製本教室)

2014年08月29日 10時42分25秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その12:製本教室)

平成26年8月28日実施した製本教室の制作模様です。

8月上旬は文化センター休講のため、約1か月後の開講となりました。
1か月もお休みがあると、誰が何をやっていたのかなかなか把握すること困難となり、生徒さんへ大変ご迷惑をおかけする次第となりました。
今回は、半革装にチャレンジしています。

 

全体の教室模様です。

 


■表紙の作成工程の丸背チーム(半革装)の作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、背と表・裏の型紙を切り出します。背は地券紙で切り出します。

②半革装のため、表紙・裏紙単位に布を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

時間切れにて、今回はここまでの作業となりました。

③背には、革を使用し、背の地券紙を糊付けします。

③最後に、表紙・裏紙を糊付けし、全体的に表紙として整えます。

 

 

■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の丸背チームの作業状況です。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

クリップ止めを使用すると便利です。(生徒さんのアイデアです)

 

 

■表紙と本体部の合本処理角背チームの作業状況を以下に示します。

①事前に表紙と本体部を合わせ、チリがきれいにとれているか確認します。

②確認が完了すれば、水溶きボンドにて、背のみ表紙と本体部を仮接着します。10分程度で接着が完了します。

③表紙と本体部の見返しを接着する前に、チリ調整します。基本的には、糊付けにより2mm伸びますので、その分だけ事前に切断する必要があります。
 また、本体部の変形等にり、チリが斜めになった場合もこの時点で修正します。

④表紙と本体部の見返しをでんぷん糊を使用して接着します。この時クッキングペーパーを敷いておきます。

⑤次に、船底板を利用して溝をつけます。

⑥最後、溝に竹ひごをつけ、プレスして完了です。

 

 


手製本活動(その11:製本教室)

2014年07月25日 16時58分46秒 | 00手製本/製本教室

手製本活動(その11:製本教室)

平成26年7月24日実施した製本教室の制作模様です。

今回は、一名のかたが欠席となりました。現在3グループによる個別作業をおこなっております。
本日は講座終了後、広島の東急ハンズの2階が新装オープンし、アメリカ製のレザープリンターを設置したということなので早速見学に行ってまいりました。
革装や布装製本の表紙を箔押しではなく、このレザープリンターが利用できないか調査してまいりました。
店側としては、当面店の素材でしか利用できないということで利用は断念しましたが、レザー加工による文字入れ(図案を含む)には十分対応可能と思われました。
ただし、1回の使用料も高額のため、まだまだ実用性に問題はありそうです。
是非日本製の安価のプリンターの開発をお願いしたいものです。

 

■表紙の作成工程の角背チームの作業状況です。

①表紙の裏にはる黄ボール紙(厚さ2mm)として、背と表・裏の型紙を切り出します。

②今回はB4版の美術用紙に表紙を印刷していますので、この切り出した黄ボール紙を型として鉛筆でなぞり、表紙の枠を確定します。

③最後に、水溶きボンドにて、表紙の用紙に、切り出した黄ボール紙の型紙を貼り付けます。ここでの注意事項は角のまるめ処理です。

 

 

■本体部作成2:見返し、天地のやすりかけ、寒冷紗貼り、はなぎれ、しおり、クータ貼りの工程の丸背チームの作業状況です。

①捨紙をはがし、全体的にお掃除します。

②本来は裁断工程ですが、天をやすり(#240)がけし平らにします。

③クータを準備し、しおり紐や花布を教材の中から選び、見返しを貼ります。

④しおり紐、花布。寒冷紗の順番で背に貼ります。

⑤最後に、クータを背に貼って完成です。

 

■目引き、背固めの工程の丸背チームの作業状況です。

①本体に紙バンドを巻き、丸い筒とヘラを使用して丸みだしを行います。

②金鋸で背に1.5ミリメール程度に深さの溝を切ります。

③背に水溶きボンドを塗り、切った溝に麻紐を入れていきます。

⑤最後に和紙を背に張ります。

⑥丸み出し、目引き、背固めの工程の終了です。