minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

みんなに迷惑かけまくり・・・(上尾編)

2007年02月04日 | ライブとミュージシャンたち
 昨日は年に1度、恒例となった上尾市DONでのライブ。もともと、池袋バレルハウスのライブにお客様で来ていたMさんが「こんな感じのライブ、上尾でもやってもらえないですか?」「いいですよ。」というところから始まった。年に一度だから、とっても楽しみにチケットを買って待っていてくださる上尾のファンが確実に増えているのが嬉しい。当然毎回満員御礼。

 体温計を姪っ子が返しに来てくれて、5分かかって検温。37.9度。(あ、ちなみにメーカーは「omron」だった!!)う~ん、微妙な温度だ。でも、何度だろうが演奏するしかない。

 お天気は気持ちがいいくらい晴れ渡って、昨年は氷雨が降る中でやったのに較べて暖冬なんだなあ、と思う。今の私には暑いも寒いもよくわからないけど。上尾市に向かって行く途中でコスマス号に出会う。つるんで走る。

 久しぶりのmingaだ。元気の良いコスマスが新たなパーカッションをまた持ってきた。あとは私の大好きなコンガセット。響きの良いお店なので、カーンとコンガの気持ち良いサウンド。普段ならこれだけで体が動き出してしまうのに、今日はやはり駄目みたい・・・。それでもピアノの新澤君とコスマスのいつものアホな会話を聞きながら、だんだん元気が出てくる。

 サウンドチェックでカナビスの輪。「さっちゃん、具合悪いのに、いきなりカナビス~???」とコスマスは心配そうに笑っている。サックスを吹き出すと、震えとか寒気とかを忘れる事ができるのだ。やはり音楽は一種の麻薬なんだなあ。

 リハーサル終了後、DONの「ナポリタン」を頂く。1週間ぶりのちゃんとした食事だ。みんなよりも少なめにしてもらったが、あまりにおいしくて、完食。食欲がでてきたのは良い兆候。あとは満員御礼のお客様の為に頑張るしかない。

 1セット目が終了して、さすがに体がボロボロになっていくのがわかる。車の中で横になって休憩していても、体中が痺れる。ナポリタンパワーも1セット目までだった。2ndの最後で「カナビスの輪」を演奏するつもりだったが、やはりそんな体力はどこにも残ってなかった。2セット目に「実は今日は熱があってヘルペスで、でも一生懸命聴いて下さるお客様がいるからこそ、熱があったってなんだって演奏させてもらいます。」言いたくなかったけど、お客様に言い訳する。ああ、格好悪。でもそれからは特にみんなが必死に私たちの演奏を見守って、一音一音を聴き逃さないように真剣に聴いてくださるのがひしひしと伝わって、最後アンコールまで無事に演奏できた。

 終了後に足ツボマッサージをやってあげよう、と言ってぐりぐりと私の足の裏をマッサージして下さったおじさん、「こののどのスプレーはアメリカから買ってきたんだけど、とってもいいから使って」と下さった女性。本当にいろんな方の暖かな心が一つ一つ涙が出そうなくらい身に沁みて、病気でライブをやらなければわからなかかった事もいろいろとあるなあ、と思いつつ上尾をあとにしたのでした。

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1 コメント

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Unknown (ちーぼー)
2007-02-05 14:52:10
体温計オムロンで安心したよ。でも、そのオムロンで
ほとんど38度出てたわけだからね・・・ひとこと
「安心したよ」じゃ、すまんよな・・・
今のアタシには「お大事にしてね」くらいしか
言えなくてすみません。
別途、個人的にわがままなメール出してますけど
体調よくなるまで無視しててくださっていいので。

「音楽は一種の麻薬」って、なんかグッときてしまいました。


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