minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

「代書屋」と「親子酒」と「魚猫」の巻

2013年06月11日 | 環境
20代の頃、桂枝雀のレコードを行きつけのライブハウス、分倍河原のBabel 2ndというお店のマスターから沢山お借りして、テープに録音。毎晩寝る前によく聞いたものだった。中でもお気に入りは「代書屋」と「親子酒」。

「代書屋」もyoutubeで探してみると沢山でてくるけれど、私の大好きな「代書屋」とちょっとづつ違う。マクラがもっともっと長いのだけど・・・。それでもやはり桂枝雀さんは天才だった。

ヨットマンの多田雄幸さんの家に遊びに行ったとき、自慢げにビデオを見せてもらった事がある。なんと、関西で枝雀さんが司会をやっている番組に多田さんがゲストで喚ばれていたのだった!多田さんのトークの面白さに、あの枝雀さんがオタオタする場面があってさらにびっくりしたのを思い出す・・・。あんな陽気なお二人が、同じ亡くなり方をするなんて当時は考えても見なかった。


代書屋

閑話休題。

昨日は息子の誕生日祝いに食事でも・・・と言いつつなかなか行く機会がなかったので、大山にある息子推薦の居酒屋へ3人で出かける事にした。ところが、月曜定休。がっかりしながら、大山の商店街をうろうろ・・・。沢山面白そうな居酒屋はあるが、今一つ決め手がない。もう一度、定休日だった「ひなた」のある路地に戻ると、ならびにある居酒屋がどうも気になるトシキ。「ここ、うまそうだよ。」

値段も出ていないので、あわてて携帯で店を検索してみると、なんと「ひなた」の姉妹店、「魚猫」。ひなたファンのRIOが「あ、あの板前はひなたの人だ!」という事で、即、決定。トシキの勘は鋭かった。本当は店先にいた美人のお姉さんに惹かれただけじゃないかと私は睨んでいるのだが。


店内は6時頃なのにすでに満員。

ひなたはヤキトンがメインの居酒屋で、こちらの「魚猫」は名前にあるように魚料理がメイン。両方に共通するメニューももちろん沢山ある。最初に頼んだ刺身4種盛りというのが、8種類くらい入っていて(どこが4種だ?)980円。野菜がふんだんに入ったバーニャカウダや味フライも大きいのが2枚入って380円。なんといっても一番感動したのは「だし巻玉子」。玉子が明石風のたれに浸っている。あまりに美味しくて写真撮るのも忘れてしまったくらい。どの料理もアイデアいっぱいで安くて美味しいのでみんな頼んでみたくなる。たらふく食べて、ビール、日本酒、焼酎とぐいぐい飲み干す父と息子。私は焼酎1杯でまっかっか。


刺身盛り


ムール貝とアサリ蒸し


なすのバルサミコ酢漬け


厚揚げ


「母ちゃんは弱いからもう飲むな!みんな自転車だから連れて帰れないんだぞ。」とストップがかかる。いいじゃ~~~ん、たまには~。


ぶらさがっている照明も可愛い。お姉ちゃんも可愛い。

突然トシキが「あ、今日は生徒が来る日だった。」
「エ~?何時から?」
「げ、あと15分だ。」

ヤバイ!という事で、慌てて残りの酒を一気飲み。お勘定(一人2500円也)をすませ、自転車を全速力で走らせ、信号無視までして家に戻った私たち。

「あれ?●●ちゃん、まだ来ないよ?」
トシキが「あ!レッスンは明日だった!!!!」ざけんなよ~~~(怒)。

とんだ親子酒でした(苦笑)。しかし、↓の落語のような親子にだけはなってくれるな。

親子酒