minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

mingaレコーディング奮闘記その1

2012年01月12日 | ライブとミュージシャンたち
いよいよ待ちに待ったmingaの3枚目のCDレコーディングが始まった。昨日はめっちゃめっちゃ寒くて外は雪なんじゃない?ってくらいスタジオの中も冷え込んでいて・・・???あれ、なんでスタジオがこんなに寒いんだ~~?

お昼に集まってセッティングが終了してもなかなか開始できない。ここのスタジオは全てがアナログで助手もいないで殆ど一人で作業しているために予想はしていたけれど、かなり時間がかかっている。そして、毎回来る度に機材が処狭しと置かれ、スタジオなのか、倉庫なのか・・・入り口にも荷物が積まれていててんやわんや。上手に片付けられるスタッフをやとってくれ~~~!!

「ここも改造中なんで・・・」と人の良さそうな笑顔でKさんが言う。
「でも、毎回来る度に改造してるよね。一生終わらないんじゃないかな。」と私がつぶやくと香織ちゃんが一言。
「サグラダファミリアですね。」

周りを見渡すと隠れた部屋がたくさんあるのだ。忍者屋敷のようでもある。あれもしたい、これもしたい、とKさんの理想は尽きないのね。

まだまだ時間がかかりそうなので、ブースから出て生音でリハーサルを始める。カメラマンの内山さんも録音が始まる前に沢山の写真を撮ってくださった。どこで撮っても倉庫の中なので大丈夫なのかなw。全員集合の写真も横にハシゴがあるし・・・汗。「じゃ、頑張ってくださいね~」と帰って行ったのが4時。リハーサルでくたびれちゃったよ~(涙)。

「じゃ、そろそろやってみますか。」

みんなKさんが素晴らしいエンジニアだと言う事を知っているから文句は言えない。彼のアナログの音は本当に素晴らしい。トシキのベースの音もマイク一本なのに太くて重厚感があるので大儀見元ちゃんが「ベースの音いいですね!」と感激。

それにしても寒い。スタジオの廊下は外と同じ温度のようだ。スタジオ内も空調を使うと録音中に音が気になってしまうというので、扇風機型のヒーターをつけて香織ちゃんは録音に挑んだ。そのせいかどうかわからないけど、帰ってから風邪をこじらせてしまったようだ。大丈夫かな~。

本日の予定は4曲。4時から初めて本当に終わるだろうか・・・。と心配しつつも、なんとか11時には終了。よかった~~~、演奏は楽しくて何回でも取り直したいくらいだったけど(苦笑)、ジャズメンたちは1回目のソロに命をかけるタイプなので、あまり何度も取り直ししたがらない。

そして、最後の4曲目は香織ちゃんが抜けて、Rioの出番。初めてのレコーディングに朝から立ち会い、緊張と過酷さを目の当たりにしつつ、自分のソロをとるというのがどれだけ大変な事か、よくわかったようだ。それでもよく頑張って初めてのソロを録音。コスマスに「ソロ、良かったよ」と言われ、めちゃくちゃ嬉しそう。Rioの大好きなバリバリのラテンだったから、思いっきり吹いていた。

あと1日で予定の7曲を全部終わらせるつもり。さあ、どうなる事やら。

タイトルは「La Maravilla」。KPTMのジャケットも今から楽しみで仕方ない。

明日はエピゾ・バングーラさんとのいよいよ最後のライブが渋谷サラバであります。そちらも宜しく!!

写真:内山繁