minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

コンナノ、ハジメテ!

2010年06月28日 | 
朝夕張を出発し、昼からレコーディングで気がつけば6時過ぎ。今日のライブハウスは8時音だしだから6時半に入ればなんとかなる。それにしても体はクタクタ。シャワーも浴びたいけど・・・・(涙)。

急いでミス・ジャメイカに向かうと・・・お店の人は誰もいない。おかしいな?もう6時半なのに・・?暗い店内を覗いてもどこにも私たちのライブのポスターが貼ってある様子もない。ンンン???

このお店はママドゥ・ローが毎年ライブをやらせてもらっている行きつけのバーで、ママドゥがセネガルから帰って来てすぐに「サチ、ここのババ君に電話して。やらせてもらえるから。」と言われるがままに連絡をとって、時間と値段を決めて・・・そのままにしておいた。これがどうやら間違いだったみたい。ママドゥのお友達だからとこちらも安心しきって、その後何にも連絡せずに、というかすっかり確認の連絡を忘れてしまっていたのだ(汗)。

ママドゥもずっと朝から店主のババ君に電話してみているのにまったく応答なし。どうなる、どうなる????突然ママドゥ・ローが「ババク~~ン、ヤッチャッタネ!」と路上で叫ぶ。「コンナノ、ボク、ハジメテ・・・」私だって初めてだよ~。

店の前で開演時間の8時まで待ち続け・・・(ゴドーを待ちながらっていう芝居を思い出した)。札幌でのライブには全て来て下さった女性や、ママドゥのセネガルの友人たち、そして今日は一緒に歌ってもらうMIZUHOさん・・・と集まりだしたのに、いっこうに店の開く様子はない。

箭原さんが「こうなったら、僕らのスタジオに移動してライブやりましょう!」

お店の前に張り紙をして、またまた先ほどのスタジオに戻る。箭原さんはさささっと片付けながらステージを作り上げ、Mizuhoさんは子供たちを寝かしつけつつ、飲み物やおつまみを用意。彼らの生徒さんが駆けつけてくれ、ピアニストの安西さんたちもジャメイカの張り紙を見てびっくりしながら、スタジオに来て下さった。

MIZUHOさんが書いてくれた張り紙


こうなりゃ笑うしかない・・・とこの非常事態をみんなで楽しみながら、AndandoとMIZUHO、安西pの5人でライブが始まる。いやあ、こういう時こそみんな一丸となって素晴らしい演奏ができるんだわ。急遽来て下さった方達もみんな『ラッキーだったわ!』と最後に箭原さんがかき集めてくださった投げ銭を私たちに渡して下さいました。しかもそのあとの打ち上げでは毛ガニまで用意してくれ・・・・箭原さん、あなたたちのご恩は一生忘れません。大感謝。

Mizuho&mamadou
毛ガニをほおばる2人


今日はいよいよ苫小牧です。日本戦は洞爺湖の日でした~~~~(汗)!面白過ぎます、北海道。

MIZUHOレコーディング

2010年06月28日 | 健康
ご機嫌宿夕張のユースホステルの玄関に出た途端、チチチッと私に向かって何かが飛んで来た。おおおっと指を出してやるとそこにチョン。ひよどりだった。

「小さい時に助けてあげたら、なついちゃってここから遠くへ行かないんですよ。もう巣立ちの時期なのに。」

ここのママが手作りパンをこねていた手を休めて教えて下さる。大自然とこんな形で関わっている素敵なペンションでした。夕張メロンを横目で見つつ、安いゼリーを買い込んでさあ、いざ札幌へ。札幌に入って昼食は魚定食屋。またもや美味しくて量が多い定食にみんな大満足。海老フライも金目の煮付けも大きすぎるよw。





そして、さっそく箭原さんのご夫妻のスタジオで軽いレコーディング。こちらで歌を指導したり編曲などしていらっしゃるジョンレノン大好きな旦那様と最近NEW CDを発売したばかりの可愛らしいボーカルのMIZUHO(奥様)さん。小学生の息子が2人もいるとは思えない。し、しかもタブラトゥーラのリコーダ奏者、江崎君のいとこだった・・・不思議なご縁ですね~~~!と盛り上がりつつ、つつがなくレコーディングは終了。Mizuhoさんの声はささやくような歌で実に色っぽいのでありました。北海道在住のピアニスト(安西さん)も参加してご機嫌な録音ができた。(このメンバーで横浜BarBarBarで9月10日に演奏しますのでぜひそちらも楽しみにしてください!)



しかしまだこの時はこれから大変な一日になろうとは予想だにしていなかった・・・。