minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

動画とジーパン

2007年05月17日 | 家族の日常
 良太がジーパン持ってやってきた。良太に初めて出会ったのは彼が16歳、ペーパームーンというジャズバー。「16歳?お~、この店のお客では最年少じゃん!」といっきさんも喜び、利樹は自分より一回り年下の若者という事に感動していた。私も不思議なものを見るような感覚にとらわれたもんです。

 当時は不良少年を絵に書いたような危なっかしい少年だった良太もすっかり男らしい、しっかりしたミュージシャンになってきた。16歳で出会ったときも、私たちの演奏にいたく感動し、翌日にサックスを買ってきてペーパームーンで音もろくにでないのに、利樹を相手に演奏するという大胆不敵さ。ナイーブで大胆な感受性を持つ彼を私たちも弟のように可愛がっていたけど、自衛隊に入ったり、病院にお世話になったり危なっかしい良太を心配して、利樹は自分の実家の酒屋でアルバイトさせていた事もあったっけ。

 バイトでお店番をしていた時、子供達に絶大な人気だった。遼介も姪っ子たちもみんな「良太!」と呼び捨て。友達だと思っているんだろうw。当時、良太は家の中でひよこを飼っていたが、だんだん大きく成長してにわとりになり、リンダと名付け、可愛がっていたようだけど、そのリンダが病気で死んでしまった時は本当に落ち込んでいた。

 「おかみさん(利樹の母の事)、リンダが死んじゃったんですよ~(涙)。」「あら、そうなの。」愛知県の実家で鶏を締めてご馳走を作るなんて当たり前に育った、たくましい御母さんは、その日の夕食(まかない)に元気も食欲もない良太に「ヤキトリ」をしっかりと出していた・・・。

 ジーパンを持ってきた、というのは昨年末に良太に頼まれ、彼のバンドで演奏をしたギャラの換わり。良太は自分で作詞作曲しながら歌をうたって、ギターなどを弾く。彼の歌はトムウェイツのようなしゃがれ声でなかなか魅力的なのだ。

 「さっちゃんと永田さんに手伝ってもらいたいんだ。そのかわり、ギャラはリーバイスのジーンズなんだけど・・・。」と言われたら、良太の大事な仕事に駆けつけるのは当たり前。ジーパンはどうでも良かったけど、横で良太大好きの息子まで「ジーパン、俺の分ももらって来てよ!」とけしかけた。そのジーパンがようやく半年後に届いたのだw。

 でも、沢山あるけど履けそうなものが殆どない。赤のジーンズはサイズW24とW25だとぉ??誰がそんな細いの履けるか。私がいくら痩せているからって、それは無理でしょ(涙)。シンデレラのお姉さんの気分。私が履ける28wの501が辛うじてあったのでそれを戴く事にした。「履けなかったら、姪っ子のMちゃんにでもあげて。」と8本もジーンズを置いていった良太・・・。ありがと・・・。(細いジーンズが履けるかた、ご一報くださいw。)

 彼もブログで自分の音楽を無料配信したり、動画を作っている。作品を見せてもらって驚いた。携帯でとってアップしているだけなんだよ。と言ってるけど、たいした才能だ。おばさんたちには真似できません。いいなあ、若いって!ThinkTankのKーbomgやKPTMちゃんとかも機械を上手く使いこなして自分たちの表現活動をしているけど、私なんてPCいじる事だけで一杯一杯。

 私も良太のように動画をブログでアップできないかな~、と思っているのだけどMacだといろいろと不都合な事が多いようで、よく解らない事ばかり。デジカメで撮った動画を容量を小さくするソフトってMac用もあるのでしょうか?どなたかご存知の方がいらしたらぜひ教えてくださ~い。

 子宮良太(こみやりょうた)のサイト、ぜひ一度ご覧ください。ギャギャンゴ「がいこつマスクマン」もネットで話題になっているようです。(このブログの写真は良太のアルバムジャケット/リンダの写真)

良太のブログ
良太のサイトがいこつマスクマン