バシリスクを眺めているのが好き、草原の真ん中で短い脚を伸ばして首を持ち
上げ、古い砦を見つめている、自分が守り神であるかのように。
助っ人の制止をきかず一度だけちょっかいを出したことがある。助っ人という
のは、以前橋のところで僕たち4人を野原の追い返し、巨大トンボの襲撃で死
ぬ思いをさせた嫌な奴だけど、僕たちを見かねてか今は一緒に旅している。
その時バシリスクは見かけによらずすばしっこくて、ひたすら城市まで逃げた
けれど皆かなりのダメージを受けた。仲間の一人が本当におかしくなっちまっ
て、市の中助けを求めてうろついた。
市では結局姉さんの情報を得ることができなかったよ。酒場の戸口に巨大な赤
ドラゴンの首が飾ってあって、怖くて腰をぬかすところだった。
助っ人は、市でトレーニングをしてスキルをあげろとしっこく言う。でも僕は
自分が何になりたいか決めてないから無視する。
(ドラゴンバスターになると言ったら笑われるよね。)
今はこうしてバシリスクを眺めているのが好き。姉さんからもらったドラゴン
の青い鱗をすかして見ると、本当に青ドラゴンがそこにいるようで震えてくる
よ。
・・・家の2階からそのようにドラゴンの鱗をすかして森を眺めていた。でも
本当は、鱗に反射して映っている姉さんをこっそり見ていたんだ。姉さんもそ
れに気がついて笑ってウィンクしたね。
あの日、今度戻ってくるときは、赤や黄色や黒のドラゴンの鱗を持ってくるか
らと姉さんがいったけど、僕はそんなのいらないやとだだをこね、思い切り青
い鱗を壁に投げつけたら破片が姉さんの・・・
「ばかやろう」
と助っ人の怒鳴り声。バシリスクが猛然と突っ込んでくる。初めて間近でみる。
店で見た赤ドラゴンと同じ獰猛な顔がそこにあった。
上げ、古い砦を見つめている、自分が守り神であるかのように。
助っ人の制止をきかず一度だけちょっかいを出したことがある。助っ人という
のは、以前橋のところで僕たち4人を野原の追い返し、巨大トンボの襲撃で死
ぬ思いをさせた嫌な奴だけど、僕たちを見かねてか今は一緒に旅している。
その時バシリスクは見かけによらずすばしっこくて、ひたすら城市まで逃げた
けれど皆かなりのダメージを受けた。仲間の一人が本当におかしくなっちまっ
て、市の中助けを求めてうろついた。
市では結局姉さんの情報を得ることができなかったよ。酒場の戸口に巨大な赤
ドラゴンの首が飾ってあって、怖くて腰をぬかすところだった。
助っ人は、市でトレーニングをしてスキルをあげろとしっこく言う。でも僕は
自分が何になりたいか決めてないから無視する。
(ドラゴンバスターになると言ったら笑われるよね。)
今はこうしてバシリスクを眺めているのが好き。姉さんからもらったドラゴン
の青い鱗をすかして見ると、本当に青ドラゴンがそこにいるようで震えてくる
よ。
・・・家の2階からそのようにドラゴンの鱗をすかして森を眺めていた。でも
本当は、鱗に反射して映っている姉さんをこっそり見ていたんだ。姉さんもそ
れに気がついて笑ってウィンクしたね。
あの日、今度戻ってくるときは、赤や黄色や黒のドラゴンの鱗を持ってくるか
らと姉さんがいったけど、僕はそんなのいらないやとだだをこね、思い切り青
い鱗を壁に投げつけたら破片が姉さんの・・・
「ばかやろう」
と助っ人の怒鳴り声。バシリスクが猛然と突っ込んでくる。初めて間近でみる。
店で見た赤ドラゴンと同じ獰猛な顔がそこにあった。
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