昨日、今日と立て続けに物干しネットでカマキリを見かける。明らかに前回ま
でのと同一のオオカマキリ。昨日は中央寄り、今日は東の物干し台寄りでこち
らの方が葉が込み合っていてよく見かける。
今日はさらに南側サザンカの垣根、這ったトウガンの葉の上にハラヒロカマキ
リを見かける。今シーズン初登場。幅広い腹を思い切り捻じ曲げて鎌首を持ち
上げシャチホコスタイル。脅してしまったのかな。体長は折れ曲がっているの
で分かりずらいがオオカマキリよりやや短めか。ただお腹が厚い分だけこちら
の方が重たそう。
そのトウガンの葉の上にはシジミチョウか、小さな蛾の翅が二枚重なるように
乗っているが胴体は見当たらない。カマキリの仕業だろうか、けれど今はそれ
に全然関心を示さず隣の方を見ている。よく見るとそのトウガンの葉の上には
小さな茶色い蟻、アミメアリかしら、うろうろしていてやっぱりつい先ほど迄
ここでドラマがあった気配。
今、カマキリの視線の先にはすっかり枯れた茶色のサザンカの葉があって、捻
じれているのかと思ったら裏側にまったく同化した色の小さな蛾が翅を広げて
ぴったりへばり付いている。少しでも動けばばれてしまうよ。すでにもうばれ
てしまっているのかな。トウガンの葉の上の翅は仲間のかな。
他所を回って戻ってきたら枯れ葉の裏に潜んでいた蛾はうまく逃げ延びたみた
い。カマキリは先ほどまで無関心だった翅の一つを鎌に挟んで振り回している。
よほど取り逃がしたのが悔しかったのだろう。まあ私の感想ですが。