「わ~かわいい~なんかミモロサイズのおむすびだ~」と、ミモロが注文したのは、赤飯とおこわの「手毬おこわ」850円。
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さて、この可愛い品があるのは、京都東山の桜で有名な「円山公園」の北側にあるお休み処です。
「ここかな?」と、有名なしだれ桜の周りをまわったミモロ。
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そこには、モダンな雰囲気のお休み処「カフェ&スイーツ一休庵」があります。
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店内は、シンプルな心地よいインテリア…窓も大きく店内にいながら、まるで屋外にいるような開放感にあふれています。
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店に入ると、そこにお品が並ぶガラスケースが…
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和三盆、黒糖、抹茶、京七味、生姜、黒ゴマの6つの味が楽しめる「わらび餅六種」700円
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また、いろいろな味が楽しめるかき氷など、どれもインスタ映えする愛らしい品々です。
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「でも、こんなカフェ、前からあったっけ?」とミモロ。
円山公園を、毎月のように通っているのに、今まで気が付かなかったのです。
ここ「一休庵」は、現在4代目の店主で、昔からずっとここにあるお休み処。
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以前は、円山公園を訪れる人のお休み処として甘酒やみたらし団子などでおもてなし。また、高台寺の普茶料理の老舗とも関りがあるのだそう。
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「ミモロちゃん、いらっしゃ~」と笑顔で迎えてくださったのは、ミモロのお友達の大島さん(左)と4代目の店長さん(右)、そしてスタッフの方。
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「う~そういえば、以前、なんかお休み処があったけど、入ったことありませんでした~」とミモロ。
ここは、昨年3月にリニューアルし、今の感覚にマッチしたおしゃれなカフェに生まれ変わったのでした。
「そう、地元の方って、気づかないんですよ~」と店長さん。
今、円山公園は、新しいカフェなどが次々にオープンし、観光客には、注目の場所になりつつあるのです。
でも、実は、京都に住む人は、円山公園といえば、春の花見の場所であり、いつも観光客でにぎわう場所で、そこにお茶をしに行こうという発想がないのです。
「そうなんですよね~円山公園は、観光客のための場所って思われて…地元の方がいらっしゃること少ないんです」と店長さんは、ポツリ。「でも、地元の方にも、ぜひ来ていただきたくて、メニューいろいろ工夫したんですよ~」と。
「うん、すごいいろいろ美味しそうなものがあるね~」とお品書きを見たミモロ。
「それにすごくインテリアが素敵…眺めもいいよね~」と。
ミモロは、店先の緋毛氈の縁台に座り、今は緑の葉が茂る枝垂桜を眺めます。
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そもそもここ「円山公園」は、国の所有地で、その管理を京都市が担っています。そこで、このエリアに新たに店舗を構えるのは、難しく、今、新たに開業したカフェなども、その店の権利を有する人から借り受けているのです。
「両親がこの店を営んでいたんですが、もう止めようか…という段になり、それなら私が…と引き継いだんです」と4代目。
そこで大学生のお嬢さんなどの意見を取り入れ、若い人にも、そして地元の人にも愛されるカフェにしようと…。
「ここで休んだことなかった~いいね~」と、改めて思うミモロです。
「いただきま~す」
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8個の小さなおこわ…それを塩ゴマ、ごま油、きな粉、餡を付けて、自由に食べるスタイル。
「おはぎみたいにもなるんだ~」
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木箱の中には、焼きのりが…桜の形にカットされ…なんともその気遣いがすごい!
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それを巻いて、おむすびにしたり、「ごま油つけると美味しいね~」と新たな味わいに目覚めたミモロ。
ミモロがのんびりすごしていると、家族連れの一団がお店に…ミモロの姿を見つけると「きゃ~かわいい~」と囲まれて、子供たちとハイタッチしたり…「すごい!ミモロちゃん、人気ものね~」と。
「はい、これも食べてみて~」と、店長さんからわらび餅のプレゼントが…
「キャ~辛い!」と目を丸くするミモロ。「あ、それ京七味がたっぷりかかってるの~気を付けて~」
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慌てて、隣の甘い抹茶味を口に…でも、辛いのと甘いのの魔のスパイラルに陥ったミモロ、交互に口に入れて完食。
「また、来るね~」と昔からお店を守るお福さんに挨拶。
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「え?もっといろいろ美味しいものあるの~?」と、次に来るときのアドバイスを受けて・・・。
「ホントに、ここの眺めいいね~今は、観光客も少ないから、密にならず、のんびり過ごせる…」と、窓からの眺めも美しいカフェです。
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コーヒーなどの飲み物も…。「お友達誘っちゃおう…観光客だけ楽しむなんて…地元の人もぜひ~」と思うミモロです。
*「カフェ&スイーツ 一休庵」の詳しい情報はホームページで
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