ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

青もみじが美しい「東福寺」。蕎麦と静岡茶、そして京焼のイベントが開催

2018-05-06 | イベント

「うわ~みずみずしくて、素敵~」ミモロが見惚れているのは、紅葉で有名な「東福寺」です。

秋は、もみじの紅葉が一面に広がる境内。今は、すべて新緑に覆われています。「紅葉もいいけど、新緑も美しい~」とミモロ。思わず深呼吸したくなるすがすがしい空気に満ちてます。

さて、ミモロが5月4日に「東福寺」を訪れたのは、ここで蕎麦と日本茶のイベントが開催されると聞いたから…
「あ、やってる~」
「まずはおそば食べよう~」と向かったのは「福岡蕎麦の会」のテントです。
「おそば一つください~」

「なんで、蕎麦と静岡茶のイベントが臨済宗東福寺派大本山の東福寺で行われるの?」とミモロ。
それは、東福寺の開山を行った聖一国師(しょういちこくし)が、静岡生まれであること。「だから静岡茶なの?」たぶん・・・

そして、宋に修行に行き、帰国後、博多で「崇福寺」「承天寺」の2寺を建立。その後、九条道家に迎えられ、京都に上り、「東福寺」の開山に及びます。

宋から持ち帰ったのが、製粉技術で、蕎麦やうどんが生まれることに。「え~福岡が、蕎麦とうどんの発祥の地なの?」とミモロ。どうもそうらしいですよ。

「うどんは、四国。蕎麦は信州かと思ってた~」と目を丸くするミモロ。それは後に発展した地域で、昔は、中国からの文化や技術などは、まず港である博多エリアに入ります。そこから日本国内に広まってゆくのです。

聖一国師が、日本にもたらした製粉技術から生まれた蕎麦。でも当時は、そながきとして食されていたのです。
 
この日は、このテントでは、そばがきに餡を添えたものが出されていました。

蕎麦が、日本に入ったのは、奈良時代と言われ、その当時は、そばの実を粒のまま粥などで食べていたとか。痩せた土地でも育つそばは、全国各地に普及します。細く切られるようになったのは、天正年間の長野・山梨エリアからという説があります。

さて、聖一国師縁りの深い福岡から、この日「東福寺」にやってきたのは、「福岡そばの会」のみなさん。

聖一国師が結んだご縁です。

「いただきま~す」とそば〈500円)を頼んだミモロは、器を受け取ると、緋毛氈に座ってさっそくいただきます。

大好物のかつお節をはじめ、ノリ、大根おろし、ねぎがたっぷりかかった蕎麦でした。

「こんにちは~」とミモロが近づいたのは、静岡茶の茶娘さんのところ。ここでは、風味豊かな新茶を試飲。
さらに木の芽の天ぷらがふるまわれました。
「なんだ~先にここに来てれば、天ぷら蕎麦になったのに~残念…」
静岡からは、わさびのPRも行われていました。
 

向かい側には、「京焼・清水焼」の旗が…。
 
「東福寺」の近くの窯元が、出店しています。
 
「かわいい~色使いがカラフルで楽しいね~」とミモロ。
「これは、独特の技法で作られているんですよ~」と「平安陶花園」の徳永さん親子。
「今度、工房いらしてください~ご説明しますよ~」とお約束しました。

「あ、お買得の品もある~」と、ついそちらも気になるミモロでした。


そのお隣りには、「岡山製陶所」のろくろ師、岡山高大さんの作品が並びます。
 
「なんかすてきなお茶碗~」とミモロ。かなりお買得な価格。

「泉涌寺」「東福寺」一帯には、京焼・清水焼の窯元が多く、秋の「もみじ祭り」では、各窯元でお得な品々が購入できますが、こんな機会があったとは・・・。

ゴールデンウイークの1日。観光客も少なめの「東福寺」でのんびり過ごしたミモロでした。



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