ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

南山城の見渡す限り広がる、茶畑の美しい景観。世界文化遺産登録への声も高まる日本の景色

2015-03-09 | 京都

京都市の南、宇治川、木津川沿いの日本を代表する茶葉生産地を訪れているミモロ。
日本最古のてん茶工場やお茶を使った料理、茶問屋ストリートなどを、見て回るツアーもいよいよ最後の見学ポイント、茶畑を訪れる時刻になりました。

南山城エリアの茶畑に行く前に、「お茶や地域の産品が買える場所に寄りましょ…」と、ミモロが参加してる「日本最古のてん茶工場と山城の茶畑をめぐる旅」を企画した「トラベル京都」の近藤さん。
ミモロたちは、「南山城村農林産物直売所」に立ち寄りました。

ここには、地元農家が、大切に育てた野菜や自家製の味噌、漬物、こんにゃくなど、南山城村ならではの味がいろいろ揃っているところ。
  
ミモロも店内をあちこち歩き回ります。
「お茶ももちろん売ってるよ~」
 「こんな籠もいいなぁ~」
「地元の味がいっぱいあるんですよ~」とお店の方。

「新鮮な野菜…どれも美味しそう…」
  
「バスだから、たくさん買っても大丈夫だよね~」と、夕飯の材料になる野菜や好物のお餅などを、次々にバスケットへ。そんなに食べきれるの?「うん」

「あれ?これなんだろ?」
プラスチック容器に入っているのは・・・メダカ。「へぇ~メダカも売ってるんだ~」と、ちょっと欲しそうなミモロ。でも、お世話できないでしょ…「う~ん」と、諦めました。よかった~。

お買い物に立ち寄った場所から、10分くらいで、到着したのは、南山城村の茶畑です。
「う~わ~広い…なんて美しい景色なんだろ~」

まさに一面、緑色の絨毯のように山を埋め尽くす茶の木。

『この一帯の景観は、「緑茶生産の伝統と革新の歴史」をもっともよく表しており、緑茶として独自の発展を遂げた日本茶の生産の歴史とそれに関わる多様な喫茶文化を物語る上で、他に例を見ない重要な遺産である』ということなどから、世界文化遺産への登録が期待されています。

「日本料理が、世界文化遺産になっているから、それに深いかかわりのある茶畑の景観が、登録されても不思議じゃないかも…」

参加者も、この素晴らしい景観にしばし見とれている様子…。


山の斜面を巧みに利用した茶畑…山の起伏が、いっそう変化に富んだ景観を作り出しています。

その茶畑の真ん中に、1本の木が立っています。
「何の木?」
「あれは、柿の木です。茶畑には、昔から柿の木が植えられるんです」と、今回のツアーを主催する「京都府山城広域振興局」の方。
「昔は、柿の育ち具合をみて、茶摘みの時期を決めたり、柿の成長を目安に、茶の栽培をしたんです」

夏には、大きな葉を茂らす柿の木。茶栽培の作業では、きっと柿の木の木陰で、休憩したのかもしれません。

 
今回のツアーを主催、企画した京都府の職員のみなさん、そして「トラベル京都」の近藤さん、おもてなし大使の小山さん。本当に素敵なツアーをありがとうございました。

「この山城地域の魅力を味わいに、いろいろな方が来てくださることを期待しています。宇治茶のことも、もっと多くの方に知っていただきたいですね」と。

「京都の町中から、JR奈良線で40分くらいで、こんな自然豊かな場所に来れるんだ~。こういう景色って、外国人観光客の人好きだよね~。もっと海外の人たちが来るといいのに…」と思うミモロです。

京都は、京都市だけでなく、周辺の市町村も魅力的な場所が多くあります。
ぜひ、京都の郊外にも足を伸ばしてはいかがでしょ。

これからの日本の観光には、より日本人の生活文化に触れたいという要望が増えるはず…。
ガイドブックで紹介される名所旧跡だけでなく、そこに住む人の暮らしぶりがわかることに興味を抱く海外観光客も多くなるのでは…。山城エリアには、歴史的町並みや茶畑という、日本人でもいいなぁ~と思う景色があります。

「今度、海外のお友達、連れて来よう~。きっとすごく喜ぶと思う…」と、思うミモロでした。



*体験型京都ツアーで評判の「トラベル京都」の詳しい情報は、ホームページでどうぞ~

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