波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

クロノテラピー(時間医療)・・・実践あるのみ

2012-04-27 22:10:25 | 診察
昨日は3週間ぶりの通院日。点滴も,30分になったハーセプチンとゾメタのみ
なので楽になったわ。以前の、毎週1時間半ハーセプチン+抗がん剤のころが今は昔・・・か。

採血結果は貧血ありだがそれ以外は問題なし。腫瘍マーカーも低値安定。
体調的にもまずまず。爪・指トラブルと身体の皮膚の痒みは、軟膏などの対処療法でしのぐしかない。

診察では、最近の私の関心事、クロノテラピー(時間医療)のことを聞く。

クロノテラピーのことは数年前から知ってはいたが、先週のNHKのクローズアップ現代で
放映されたから、改めて関心が高まった。

クロノテラピーとは。

「正常細胞の分裂・増殖は、昼間に活発で、夜は低下する。一方、がん細胞は夕方から夜寝ているときに
盛んになる。この特性を利用したのがクロノテラピー。夜間に抗がん剤を投与した方が、がん細胞が抗がん剤
を取り込みやすい。正常細胞は休んでいるため、影響を受けにくく、副作用も少ないという。」

つまり、投与時間を夜にするだけで、「副作用が少なく、効果が高まる」夢のような話である。

早速診察時に聞いてみる。

私 「クロノテラピーに関心があって、タイケルブを飲む時間も寝る前に変えようかな、と
   考えています。」

主治医「うーん、臨床的にはそれほど効果がある感じはしていないんですよ。
    効果が高いことがハッキリしていれば、あちこちで実施されているはずでしょ?」

私 「それは、病院的にコストや人手の問題があってできないのでは?
   欧米では、クロノポンプなる機器で、家で抗がん剤の時間や量を調整できるようです。」

主治医「日本でも、夜間の治療は診療報酬の点数も高く、儲からない話ではないから
    必要があればやると思うよ。まだそれをやるほどエビデンスが出ていないという
    ことだね。だけど、アッピアさんは試してみてもいいんじゃない?
    夜飲んで悪いということはないし。アッピアさんの場合は、(抗がん剤歴長いし前例も
    すでにないから)いろいろ試してみて良いと思うことをやっていけばいいと思いますよ。」

常に道なき道をゆく、抗がん剤フロンティアのアッピアなのです。
    
というわけで、今服用しているタイケルブで試すことに。タイケルブは飲み始めて既に半年たつが、
いつも朝9時半ごろ飲んでいる。タイケルブは、服用前後1時間は食時禁止なのです。
それを、寝る前服用に変更しようというわけ。思い立ったが吉日で、実は昨日の診察日を待たずして、
一昨日から寝る前に服用、つまりクロノテラピーを開始していました。

まあ、すでにしこりもマーカーも落ち着いているし、何をもってクロノテラピーの効果とするかだけど、
手間もコストもかからないし、やってみるべし、ですね。

私 「GWはキャンプとか行くんですか?」

主治医「まだ予定立てていないんですよ。」

私 「直前の海外ツアーとか、ハワイなんかどうですか?3、4日あれば行けますよ。
   あ、でも私みたいなワーワー騒ぐ患者がいると、なかなか行けないですよね、ハハ。」

昨年の今頃は、石垣島行く行かないで大騒ぎしてたよなあ、手術の合間の主治医を呼び出して、
1時間もビービー泣きながら大騒ぎして。今思えばホント恥ずかしいわ。

来月は半年ぶりの、胸・腹部の造影CTがある。心穏やかに通り過ぎたい。


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コメント (22)
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