波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

病歴 エピソード編

2011-02-13 22:42:48 | 病歴
病歴について、エピソード交えて振り返ってみます。
病歴・治療歴は、別途2/12にUPしていますので、読みにくいですが、そちらも参考にしていただけると嬉しいです。


2003.12~2004.10  初発~転移発覚前まで

初めての育児真最中、子供もかわいい盛りのある日、定期健診のつもりが突然の告知。すでに脇の下にグリグリが。もう手遅れかも・・・。子供が生まれて初めて迎える正月が、無理やりの断乳と入院準備。手術は無事終わるも、結果は最悪。再発必至。だけど、周囲は「手術終われば、後は気持ちの 持ちよう。治ると信じよう。」負け戦を強いられた気分。街を歩けば、ベビーカーを引く健康なお母さんたちの姿が眩しく、強烈な孤独感を感じる。身体もだるく体調も悪い。何をやってもむなしく、不安とあせりから、サプリメントや食事療法・丸山ワクチン・○○療法と民間療法手当たり次第。お金は減るしストレスは増えるし、効いてる感じはしないし。数ヵ月後、バカバカしくなり「全部やーめた!」。(その後6年間現在に至るまで、民間療法一切なし。ブレなし、迷いなし。)手術した年の夏ごろから体調も回復し、子供も歩き出したころで、家族での外出増える。「あれ~遊んでいると楽しい~」。遊び(楽しいこと)を増やすうちに、いつのまにか不安やあせりが減っていき前向きな気持ちに。そうか、目の前の事を楽しめばよかったんだ!


2004.11~2006.4  肝転移・骨転移でタキソール

しかし、秋ごろから腫瘍マーカーCEA上昇。早くも悪い兆候か。結果はやはり再発。術後1年たたずで肝転移だから、先も長くないのか・・・?遺言ノートあわてて買う。だけど、術後の不安から抜け出た後で、再発告知も何とか乗り越え、抗がん剤治療にかける気持ちに。それに再発してしまったから、もう再発を恐れる必要はなくなった。なんといってもハーツーだ、ハーセプチン+タキソール効くはずだ。果たして治療開始後まもなく、腫瘍マーカーは正常値に。4ヶ月後のCTでも肝転移半分に縮小。効いてる!!よお~し、元気出てきたぞ。子供は3歳。まだまだ手がかかるけど、育児を楽しむ余裕も。


2006.4~2009.6  卵巣切除後ナベルビン

再発治療始めて約1年、マーカーCEAが上がり出した。あらゆる検査をして、3ヶ月かかって卵巣転移が判明。卵巣転移って周りであまり聞かない。もしかしてヤバイ転移なの?(・・・手術してその後4年半問題なしだからヤバくはなかった。)両卵巣と子宮の摘出手術のため2週間入院。3歳の息子もおばあちゃんと健気に留守番エラかった。3度目の入院は、初発のときと違って、自分のペースで読書やテレビなど快適かな。手術は無事終了、わずかな腹水あり・癌細胞も混じっていたが、腹膜転移はなし(ホッ)。後はハーセプチンで叩いてくれ、頼んだぞ。抗がん剤ナベルビン+ハーセプチン+ゾメタ開始。主治医は当初、日本では新しいナベルビンではなく使い慣れたゼローダを推奨したが、私は、複数の(ネット含む)セカンドオピニオンでよさそうだと思っていた、ナベルビンを投与してくれるよう、主治医に強く依頼。その結果、すぐにマーカー正常値に。4ヶ月後のCTでも肝、骨盤内、肺問題なし。その後、なんと約3年間の寛解!子供も私も楽しい幼稚園時代を過ごせました。旅行・海水浴・キャンプなどたくさんのお楽しみも実現できた。。もしかしてこのまま治ってしまうのではないか。


2009.7~2010.7 2度目の肝転移でゼローダ+エンドキサン、そして3度目の肝転移で手術

しかし一昨年春~夏に、左肋骨に転移(はじめて痛みを経験)、肝転移(同じ場所に1箇所)出現。ついにナベ様の効力も尽きたか。抗がん剤をゼローダ+エンドキサン(両方とも経口)に変え、ハーセプチンとゾメタ(この薬は骨転移には絶大な効力)はそのまま。1クール目の吐き気も乗り切り、夏休みは遊び計画すべて決行。マーカーも三度正常値に。CT結果も問題なし。幼稚園の最後の行事、謝恩会・卒園式も穏やかな気持ちで迎えられ、1年間のクラス幹事も無事務め終えられました。そして息子の晴れ姿、入学式。真新しいランドセル背負ってピカピカの一年生!ああ、この日を元気に迎えられた!ところが、5月のPET/CTで、3度目の肝転移出現。しつこいヤツめ。今回は荒技で、転移巣を手術した。肝臓の端っこ、しかも1個だから手術できました、ラッキー!これでおさらば~、もう出てくるなよ!


2010.8~2011.2現在 左脇に複数個のしこり出現でホルモン療法

肝臓はめでたくキレイになり、肋骨転移はゾメタに任せよう。しばらくゆったりしよう。という思いもつかのま、11月下旬に、左術側の脇前方下に小さいしこり発見!!!えーっ...。 エコーで検査したらなんかたくさんある。生検したら、初めて、エストロゲン強陽性。今まで、抗がん剤でガンガン叩いてきたけど、おとなしくしていたホルモン陽性がん細胞が今頃動き出してきたのか。2010.11~フェマーラ。2011.1末時点で効いてない。2月からアロマシンに変更。でもしこりは日々成長してる~ 
左肋骨の転移も痛みが急に増し、麻薬デビューしました。オキシコンチンで様子見です。
痛みとしこり増大でストレスが大きく、そろそろ抗がん剤の出番だよ...。

こんな状況です。書いてみると、闘病生活も長くなったなあと。まだまだ終わらないぞ




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コメント (7)
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