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波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「最後に『カーリング』の面白さにハマる」~平昌オリンピックの終盤に

2018-02-25 01:31:31 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

連日楽しんで来た「平昌オリンピック」も、ついに後1日を残すのみとなりました。

今日は「高木菜那」がスケート新種目「女子マススタート」の初代女王となり、
「カーリング女子日本チーム」が史上初のメダル獲得と、歴史的な1日となりました。

これで日本は、4個の金メダルを含む過去最高の13個のメダルを獲得・・・
オリンピックは何だかんだ言っても、やっぱりメダルを獲ることで盛り上がるんですよね。

昨日と今日は二日に亘って、「カーリング女子」の試合に釘付けとなりました。
昨日も今日も目が離せない接戦の試合展開で、いずれも2時間半もかかる試合でしたが、
全く飽きることなくどっぷりと試合に入り込んで楽しみました。

カーリングの試合をこんなにじっくり観たのは初めてでしたが、
今回初めて試合中のメンバー間の会話を聞くことができ、ルールや展開が分かりやすかった上に、
選手を身近に感じ一緒に闘っている気分にさせてくれました。

北海道なまりの軽妙なやり取りや「おやつタイム」にも癒やされましたね。
会話で良く出てくる北海道なまりの「そだねー」が流行語になりそうで、
既に日本女子のカーリングチームは「そだねージャパン」とも言われ始めています。

また、試合直後の泣き笑いのインタビューにも表れている、4人の屈託のない明るい人柄・・・
チームの雰囲気の良さがこのチームを強くしている一番の理由だと思います。

今回は、夜にじっくりと競技を観ることができ、これまであまり馴染みのない種目も沢山楽しめました。
今回色々な競技を観ていて、特に印象に残ったのがチーム種目・・・

女子が見事金メダルを獲得したスピードスケートの「パシュート」
同じく今日女子が銅メダル獲得の「カーリング」
これも女子チームのみ出場の「アイスホッケー」

「パシュート」のことを詳しく知ったのも今回が初めてですが、これもまた奥の深い面白い種目ですね。
金メダルに輝いた日本チームのチーム力がいかに緻密に磨かれ優れていたのかを思い知ることが出来ました。

一発勝負で決まる個人種目もそれはそれで面白いのですが、トーナメント形式のチーム種目には、
個人の力以外にチーム力や他チームとの駆け引きなど別の要素も加わるので、面白さが倍増します。

そして、今回個人種目で強く印象に残ったのが、チェコの「エステル・レデツカ」選手・・・
彼女は、スキーがメインの選手ですが、スノーボードとの二刀流として両方にエントリーし、
何と「スキー女子スーパー大回転」と「スノーボード女子パラレル大回転」の両方で金メダルを獲りました。

「スノーボード女子パラレル大回転」では、有力候補でもなかったため本人も全くの想定外で、
化粧もせずに出場したために、ゴーグルを外せず勝利者インタビューを受けることになりました。

それ位、全く違う種目の両方で金メダルを獲ると言うのは考えられないことで、
コーチを含め周囲からも一本に絞るよう散々言われ続けながらも、
自分の意欲を押し通してしっかりと結果を残したことに、強烈な尊敬の念を持ちました。

明日はついに閉会式ですが、この盛り上がった後の喪失感は「春の訪れ」で埋めるしかなさそうです。

2018年2月24日


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「強い選手に備わる『平常心』と『逆境力』」~平昌オリンピックで思うこと

2018-02-16 23:53:20 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

今週は、北陸地方、中国地方、九州北部で「春一番」が発表され、
福岡では梅の花も咲き始めました。

寒さが厳しく、長く感じられた冬もそろそろ終わりが近づいているようですが、
寒波と強風で体感気温が氷点下20℃以下とも言われる「平昌オリンピック」も中盤となり、
日本選手の活躍とお待ちかねの羽生君の登場で、随分盛り上がって来ましたね。

連日の競技を楽しみながら感じるのは、強い選手に共通している「平常心」と「逆境力」・・・

開幕後すぐに行われた「ジャンプ男子ノーマルヒル」決勝・・・

強風が吹き荒れる中で何度も何度も中断され、2時間の予定が3時間にもなりました。
跳ぶ直前の選手が、中断の間に毛布を掛けられ、スタッフに身体をさすられながら
ずっと待ち続けるのを見て、「本当にこのまま競技を続けるの?」と疑問も感じながら観ていました。

その中で7位入賞と日本人の中で一番の好成績を出したのが、
最も注目されていた「小林潤志郎」ではなく、その弟でオリンピック初出場の「小林陵有」

飄々とした雰囲気で、初オリンピックながら「全く緊張しなかった」とのコメント・・・
プレッシャーを感じないこの「平常心」が、こう言う悪い条件の競技の中で力を発揮するんでしょうね。

「スピードスケート女子1500m」で銀メダル、「1000m」で銅メダルの「高木美帆」
前回のソチオリンピックは落選で出場出来ないと言う挫折を経ての今回のオリンピック・・・
彼女も飄々としたマイペースな性格ですが、落選という挫折を経験して強くなりましたね。

同じく「1000m」で銀メダルの「小平奈緒」
彼女も割と淡々とした性格ですが、これまでのオリンピックでは期待通りの成績を残せず、
単身でスケートの本場のオランダに飛び込んでから、強い精神力を身につけました。

「スノーボード男子ハーフパイプ」で銀メダルの「平野歩夢」
彼も独特の淡々とした性格ですが、人一倍の努力家で大怪我の後の恐怖心を克服してのこの結果・・・

そして、同競技で平野を破った長年のスーパースター「ショーン・ホワイト」
彼も同じく大怪我を克服してのこの結果・・・

そして明日は、開幕直前に怪我をして懸命にリハビリに取り組んで来た「羽生結弦」の
今大会日本人初の金メダルとなるのでしょうか・・・?

彼もソチで金メダルの後、幾度の怪我や体調不良に見舞われましたが、
元々の強い精神力に、さらに逆境力も備わり、より強くなって戻って来たようですね。

私は、冬のオリンピックの時期になると、いつも「トリノオリンピック」で金メダルを獲った
「荒川静香」のエピソードを思い出します。

競技が始まる前の平常心の彼女の様子を見ていたある国の審判員が呟いたひとこと・・・
「金メダルは静香だな・・・」

2018年2月16日


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押しまくろう「ポジティブ・スイッチ」~リオパラリンピックを終えて

2016-09-24 00:37:29 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

「リオオリンピック」に続き「リオパラリンピック」も終わってしまいました。チケットが全然売れていないと言われていた現地での予想以上の盛り上がりにも驚きましたが、自分自身がこれだけ興味を持ってパラリンピックを観たのも初めてかも知れません。

これだけ盛り上がったのは、まずはテレビ中継のお陰・・・今回ほどオリンピックと変わらない位毎日色々な競技がLIVE中継されたのは、多分初めてではないでしょうか。

次に、補助器具の進化ですね。器具がどんどん高性能になると共に、それを自分の身体の一部として使いこなし、武器にしてしまう人間の凄さにも恐れ入りました。

石ノ森章太郎の「サイボーグ009」・・・私の一番好きな漫画ですが、今でも初期の単行本全21巻は私の大事な大事な宝物です。この世界観は「スターウォーズ」とも引けを取らない位大好きです。「スターウォーズ」が「宇宙を舞台にした壮大なオペラ」だとすると、「サイボーグ009」は、「古代~神話~伝説と言った神秘的な世界を舞台にした哲学的な物語」・・・

簡単に言うと「9人の改造人間が悪と闘う物語」なのですが、単なるヒーロー物語ではなく、改造人間であるが故の悲哀感を感じさせる物語です。そこに深い哲学があります。

パラリンピックで活躍した選手を観ていて、同じような「悲哀感を感じるヒーロー像」を見ました。自分の障害と向き合い、偏見や差別とも闘ってきたからこその「独特の悲哀感をも感じる強さ」・・・

今回特に気にかかったのが、女子陸上400m走で銅メダルをつかんだ「辻沙絵選手」・・・日体大4年の21歳。彼女は、生まれつき右腕の肘から先がなかったものの、小学生の時から健常者と一緒にハンドボールを始め、高校での活躍が買われ推薦枠で日体大に進学するなど、ずっとハンドボールで活躍。そしてリオパラリンピックを前にして、足の速さや瞬発力を買われ、陸上でパラリンピックを目指すよう勧められ、1年半前に陸上の転向・・・それは、大好きなハンドボールから離れることや、突然障害者スポーツに転向することへの悩みや葛藤も生み出すことに・・・

サングラスで表情の見えないスタート直前の彼女からは怖い位の悲壮な雰囲気さえ感じました。そして結果銅メダルを手にした彼女は、インタビューを受ける直前にこれまでずっと堪えていたものが溢れ出したようなくしゃくしゃの泣き顔に・・・そして表彰台では21歳らしいまだあどけない弾けるような笑顔と吹っ切れたような表情。

朝、忙しく出かける準備をする中で、運良く彼女の決勝の一部始終を観ることが出来、数分のことながら、素晴らしい映画か劇を観たような強烈な印象を貰いました。これからもずっと応援していきたい・・・

そして、東京パラリンピックPRのための閉会式でのたった8分間の見事な演出・・・障害者であるパフォーマーと音楽とダンスの見事な融合・・・その演出のテーマが「ポジティブ・スイッチ」で、「クールジャパン」の神髄を観た感じがしました。

「ポジティブ・スイッチ」は、素敵な言葉ですね。似たような言葉で某塾のCMで有名になった「やる気スイッチ」と言うのがありますが、私はその言葉はあまり好きではありません。何となく「子供に勉強をやる気にさせる」と言うような意図的な感じを受けます。それに対して「ポジティブ・スイッチ」は、自分で「前向きな気持ちに切り替える」と言う自主的な感じがします。

私も意識して、これからも自分自身の「ポジティブ・スイッチ」を押しまくっていこうと思います。

2016年9月24日 アッピア夫

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「なぜ400mリレーは4人の合計タイムよりも速いのか?」~リオオリンピックを終えて

2016-08-27 00:25:38 | 感動の出来事(スポーツ)
☆アッピア夫です。

ついに究極の「非日常」である「リオオリンピック」も終わりましたね。オリンピックは可能な限りLIVEで観るようにしているのですが、全ての競技を観ることが出来ないのが残念です。以前は夜中や明け方でも平気で起きて観ていましたが、年齢と共にそれも段々きつくなって来ました。アッピアも「オリンピック大好き!」だったので、二人であればそれも簡単に出来たのですが、一人だと睡魔と闘うのも楽ではないです・・・

今回のオリンピックで、最も感動した日本人の活躍が2つあります。1つは「卓球女子団体の銅メダル」・・・福原愛ちゃんが団体でメダルを獲得し泣いている姿を見ると、「天才卓球少女」と言われていた頃に試合に負けて泣いていた幼い姿とダブり、泣かずにいられませんでした。メダルが決まった瞬間の愛ちゃんの姿がテレビに出てくる度にもらい泣きする様子に息子に呆れられました。残念ながら、愛ちゃんの幼い頃を知らない息子には理解出来ないよな・・・

もう1つは「男子陸上400mリレーの銀メダル」・・・中学生の時に短距離走の選手だった私は、オリンピックの中でも陸上が一番好きな競技です。特にリレーは特別です。和歌山県の地方大会の準決勝まで進んだ私の学校のリレーチームは残念ながら決勝に進むことが出来ず敗退しましたが、準決勝の時に一人追い抜いた瞬間のことだけは今でもはっきりと覚えています。目の前にどんどん近づく前を走る選手の背中や、追い抜く瞬間の「うわー」と言うような歓声が大人になってからもずっと忘れられず、頭に残っています。

トラック競技でここまで日本人が実績を挙げたのは本当に歴史的なことです。凄い瞬間をLIVEで観ることが出来て、しばらく興奮が収まりませんでした。あまりのハイな状態にやはり息子に呆れられましたが・・・

さて、ここで問題です。「なぜ400mリレーは4人の100mの合計タイムよりも速くなるのでしょうか?」・・・現役の日本人選手で一番速い記録は桐生選手の10秒01です。4人全員が自己ベストで走ったとしても合計で40秒を超えるはずですよね。なぜ37秒60と言う速さで走れるのでしょうか・・・?

実は、会社の同僚から同じ質問を受けました。その人はあくまで「素朴な疑問」を感じて訊いてきたのですが、尋ねられた瞬間は私も「確かになぜ・・・」と思いました。そして「あっ!」と気づきました。確かに第一走者はそのままですが、第二走者以降はバトンゾーンで加速した上でバトンをもらうので、スタート地点から加速の必要がありません。つまり最初からトップスピードで走っているのでほぼ9秒位で走っていることになります。第一走者が10秒60だとすると、第二走者以降は9秒×3で合計37秒60となる訳ですね。

これは、陸上関係者では当たり前なことなのでしょうが、中学で陸上・・・しかもリレーの選手でもあった私も特に気にしたことがありませんでした。家に帰り息子に同じ質問をするとすぐに正解を言われ、「もしかしてこれは単に歳のせい・・・?」とも思ってしまいました。

「シカクいアタマをマルくする」・・・皆さんはすぐに分かりましたでしょうか?

2016年8月26日 アッピア夫


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