日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 秋を愛でる・・  播州清水寺へ *

2005年11月04日 | 風景・お出かけ

 
早起きして作る、おにぎりとおかずのお弁当。 そして熱くコーヒーを点て小さなポットにいれる。
お茶とコーヒーフレッシュ、カップやスプーンやフォークまで、最近の遠出の時の必携。
知らぬ場所へ来て食事をしても、我が家の方が美味しいわ・・と思うことが良くあるし、山など特に。
何よりもどこでも好きなとき、好きに食べられる便利さはすぐれもの。
月に一度くらい兵庫県は三田へ行く。 以前勤めていた職場のリーダーが三田からこられていて
お邪魔させていただいてから、すっかり私たちは三田ファンに。 
パスカル三田とお肉のマルセ必ずよって食材を求める。
三田におられる方のHPに紅葉情報を尋ねたら「播州清水寺が良いかと」と言う事で東条湖のまだ
北にあるそのお寺へ。

着いたと同時に雨が少し落ちて来た。 そう・・では今日は車の中で景色を見ながらがいいよね。
時には田園風景のある川原のそばに腰を掛けたり、公園のベンチであったり、また時には磯の香り、
海の見える場所であったり。
もうそれだけでもおにぎりは充分美味しい。 ましてや嫁っこ愛ちゃんの実家から送られて来た
ご両親の丹精の新米、ぴかぴかで甘い。
「うまい!」を連発、満足げな夫。 それを見るのが嬉しい私も嬉しくて満足。
食後のコーヒーを飲み終えた頃には、うまいぐあいに雨がやんだ。




かなりな山の上、山々の紅葉は始まりかけだけど、清水寺の中の紅葉はみごとであった。
かってこの地が水に乏しく、仙人、水神に祈って霊泉湧出し感謝のあまり清水寺と名づけられたそうである。




大講堂から僧侶達の美しい読経が聞こえてくるので連れられて中に入ってみると参拝客しかいない、
なんだスピーカーから四六時中流れているのである。 しかしきれいなハーモニー。
銀杏も見事な黄金色に染まっている。  御堂筋はまだ緑。



(わーすごい~! きれい~!) もうずっとその言葉だけである。 それ以外に言葉がない。
♪赤や黄色の色さまざまに・・  織る錦・・とは本当に良く言ったものである。 鮮やかさは金襴の如く。



時おり夫が遠くから「お~い!」と呼ぶ。 「そんなに細かく写しとったらきりないで!広いんやから」
「ハイ」と言いながらハイになっていない私。 だって・・せかっく来たんですもの。



最近はどこへ言っても結構な年齢のかたのツァー客が多い、時代やね。 ほんとみなさんお元気。 
おじいちゃんおばあちゃんたちが入り混じって、あっちもこっちも楽しそうである。 
私たちが一番若い部類である。 
夕暮れが早いから早めに切り上げるって言うけれど、内心次女が夜ご飯食べに帰るからとメールが
あったので落ち着かない夫。 (あいつが待ってるから・・) 何度も聞かされた。 
(まだ40枚も残っているのよ~)子供じゃないんだから。 この子がお嫁に行く時どうなるんだろう。

あちこちの紅葉を眺めながらの下山である。 
秋、紅葉を愛でる・・ 休日家にはじっとしておれない夫ならばこそである、ありがとう。
帰りに、農家と柿の木の風景を・・ 夫のリクエストである。 ちょっと田舎を懐かしく思い出した今日。