日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 如月の終わりに・・・ *

2007年02月28日 | 雑感

丘陵を歩いたときに頂上付近に咲いていた。
ほとんどが蕾だったから咲いていた花がよけいに嬉しくて。 
真っ赤なボケの花を何枚も撮ったそのあとだったからその姿は、とても清らな気がした。

淡路島の黒岩水仙郷も素敵だったけれど、泉佐野の水仙公園も素敵だったけれど、
少し寂しげな冬色した丘に咲く水仙は一輪でもがすがしく爽やかな存在感である。
陽がさす場所は暖かい、しかし水仙には少し冷たい空気と風が似合うような気がするが・・。

孫たちはお陰で落ち着いている。 高熱の孫を抱いているとき、紅い頬をしたその寝顔を見るとき、
愛ちゃんや次女の心配を思いながら、自分もまた三人の子供を育てる中で、そんな思いをした日が
どれほどあっただろうかと思った。
長女は幼稚園までは風邪を引きやすく、すぐに熱が出ては息も止まるかと思うような喘息製気管支炎、
ヒューヒューと苦しそうでしんどそうな寝顔の娘を見ながら息が止まったらどうしようと心配しながら
祈るような気持ちで朝を迎えた日が幾度あっただろうか。
高熱で入院になるかもと言われ、雨の中そんな長男を背負い長女を連れ不安と半泣きで帰った日。
思い出だせば忘れてしまういそうなほど、誰も入院したことはなかったが色々と大変なこと何度もあった。
三人目の次女だけは病院知らずで元気にすくすくと育ったのだけれど。
「よう三人も育てたなぁ」初めての子で不安だらけの娘が言う。 

そんな大変だったとき、まるで見えたかのように田舎の母から電話がかかったことがあった。
「大変じゃね、何もしてやれんけど、そがな時はあんたもこうして大きゅうしてもろうたんじゃなぁと思いんさい、
そうやってあんたも母親になるんよ。 そう思うて子供の寝顔みてしっかりがんばりんさい」
穏やかなやさしい笑顔で(見えないけれどきっと)母はそう言ってくれた。
「子を持って知る親の恩ゆうじゃろ」 電話の母の声を聞きながら涙がぽろぽろ出た。
以来子供に手がかかり大変なとき、母にそう言われたことを思うと少し気持ちが楽になるから不思議だった。
”子を持って知る 親の恩” 今頃そう言うことはあまり聞かないような気がするけれど、
母はいつもこのように教訓めいたことをいつも話しながら育ててくれたけれど、とても有難かったなぁ。

時代は違うけれど愛ちゃんや娘もこれからもまだまだ何度も色んな思いをすることがあると思う。
そうしながら段々としっかりと強い母親になっていくのだなぁと思う。
母が近くにいてくれたらと何度か思ったけれど、今近くに息子夫婦が住んでいるし、娘とは同居、
遇然このようになった環境に、今はとても感謝である。 
親たちが人さまのことへと向けた心や働きの分、今私はその恩恵を受けているのではないかと思う。
それは今までの自分の人生が、我が力でないことをどれだけ多く感じてきたか分からないから。

積善の家に余慶あり・・、決して自分の為ではなくささやかでも人さまに向ける心がお陰さまとして
子供たちや孫に繋がって行くんだろうなと思う。 私もまた出来るところでそんな自分でなければ・・と。
昔なら当たり前な親切も時として考慮される今の時代だけれど、今の若い人たちの子育ては
本当に大変だと思うだけに、近くに居て協力してやれることがあればと出来ることを有難く思う。

明日はもう弥生三月、春だ。 なんだか明るい華やかな足跡が聞こえてきそうな気がする。


* 二月(如月)のふれあい掲示板 *

2007年02月28日 | 掲示板


                          (大阪城梅林にて)

2月は逃げると言いますが、28日が本当にあっと言う間に過ぎて行きそうな予感です。
いつもみくのブログの部屋へおいで下さるみなさま、ありがとうございます。
1月はいぬると言いますが、大切な一年の始まりにして出来なかったこと色々で過ぎでしまいました。
早くも反省です。 孫の子守云々ではありません、気持ちです、気持ちなんです。
それに今年はブログの更新を一日おきにして、訪問することを楽しむことに致しましょう・・等と
かっこ良く決心したつもりだったのですが、更新は愚かなんと意思薄弱な私なのでしょうか。
みなさまごめんなさい。 一日おきだから出来る、毎日だから出来ない・・ではないのですよね。 

よーし! 今月は何としても、きちんと時間を使い切るぞ~! そう思っている私です。
緊張感のない肌の手入れも気になるところですが、自分磨きにも意識しながらがんばろう~。
比較的暖かい冬ではありますが寒さはまだ・・、みなさまどうぞくれぐれもお風邪などには
お気をつけ下さいますように。 
暖かな春を心待ちしながら、今月もどうぞよろしくお願い致します。 

二十四節気
立春
(4日) 初めて春の気配が現れてくる日
        この日以降初めて吹南寄りの強風を「春一番」と言う
        立春は八十八夜や二百十日等を起算する元となっている
雨水(19日)温かさに雪や氷が解けて雨水として降り注ぐ日
          昔から農耕の準備を始めるのは雨水が目安とされていた
         この日に雛人形を飾り付けると良縁に恵まれるとされている
祝日・その他 節分(3日) 初午(4日) 建国記念の日11日) バレンタインデー(14日) 
                         旧正月(18日)

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* 続・丘陵を歩いて・・ *

2007年02月18日 | 花や木

丘陵のある場所に、ボケの花が咲き乱れていた。
周りが冬枯れの色なので、ひときわ鮮やかで目を引く。 もう私はすぐにくぎ付・・。
しかし手入れされている様子がないので枯れ草が邪魔してしゃがんだり、爪先立ったり。

「いいカメラをお持ちですね」 振り返るとにこやかな笑顔で男性が立っていた。
年格好は、そうだな60・・5、6かな。 「キャノン、カッコいいですね、いいなぁ」
(おっちょこちょいなので首からかけているベルトの、キャノンのロゴが見えたからやわ)
「長女のお婿さんにもらったんですよ。 前にもらったのが故障して修理と思っていたら持っていた、
カメラをくれたんです、新しいのを買い換えたいからって。 半分その事信じてはいないんですけど」
「デジタルでしょ、それに一眼持っているだけでもすごい。 僕はまだペンタックスフィルムなんです」

「僕はデジカメを持っていないので、息子から送ってきた画像を取り込んで整理したり印刷したり、
パソコンを初めて、やっとこんなことが出来るようになったんです」嬉しそうにおっしゃる。
自分には無理、なんて思っていたパソコンの世界、少しづつ色々なことが出来るようになる心境、
視野が広がってくるわくわく感、それは入っている者にしか分からない。 男性の気持ちが良く分かる。
「それはいいことですね。 私も写真やるようになってHPやブログに載せたりしているんですよ」
「あぁ、それはすごい、いいですね」 「どうぞデジカメやって見て下さい、もっと楽しくなりますから」



「友人にも好きなのがいましてね、このボケの写真撮るのに後ろに白いの置いたりしてやっていました。
色々な角度から、ひとつの花撮るのに2時間くらい撮ってますわ」
「わ、本格的ですね。 私も花を撮るのでも一枚載せるのに、10枚以上撮るときもありますよ」
ボケの花を前にして話は続く。 何を隠そう、とても素敵な方なのである、とても上品だし。 
ウォーキングなのか、ウォークマンをして、薄めのブルゾンにスニーカーと言ういでたち。 
何を隠そう実は私のタイプ!。  
ボケの木々の中に折れた枝があった。 いい花のつき具合だったからその枝を取り上げて、
「これ僕が折ったんではないですよね、これいいですよ」 その枝を低い塀の上に置いて下さる。
中々うまく立たなくて、地面に立てようとしてくれている。 「邪魔物がないからいいですよ」と。



話す態度にも、声ももちろんいいし、話にも無理が無く自然でとても好感が持てる。
しかし立ち止まって会話していても、ここは年配者ウォーキングの場、何人もの人たちが通り過ぎる。
時々気にしながら(適当に終わらなきゃ)「ありがとうございます、それでは」 「じゃぁ」
本当はもう少し話をしても全然かまわなかった? 
どちらの方向に行かれたのか確認しなかった、せっかくの鮮やかな花だったから。

突然の爽やかな時間だった。 気を良くした私はどこかにないかな小さな春、とか思いながら歩いた。

花と言うほどではないが、季節には青々と葉を茂らせていた木々も冬を越えようとしている。
そんな冬の、形相を変えた姿にも面白いものがある。

頂上から仰ぐ、右は日本一の超高層マンション。 54階、200.4m、クロスタワー大阪ベイ。
真ん中がが三井アーバンホテル。 

まだ蕾が多かったユキヤナギのところどころに花がついている!(がうまく撮れなかった)



頂上ではもうとっくにリタイヤしたと思われるおっちゃんが三人、自作の凧をあげている、来るといつも。
今度は撮らせてもらおうかな凧。
名前は全く分からないが、小さな1センチほどの花、初めて目にする。  

頂上と言うのは実に気持ちがいい。 とりわけ今日は。 さぁ降りよう。
何処かでまたすれ違うかな・・ささやかな期待を胸に潜めて。
いやだ・・鳥が見てる?私の心。

帰宅して次女に話した。 「素敵な人やったわ、とっても爽やか」
「また会えるかも知れんし、毎日行ったら? 運動にもなるし」(ニヤニヤして)
さて・・どうする、ボケの君。 (白梅の君・・とかの方がきれいだった・・な)


* 丘陵を歩いて・・ *

2007年02月16日 | 花や木

わりかし暖かな日。 娘はなつめと散歩。 (母さんはちょっと歩いて来るわ・・)
近所の大阪市中央体育館は地下にあり、体育館の上は珍しく丘陵になっていいる。
蚊取り線香のように、遊歩道が渦巻き状になっていて道は頂上へと向かっている。

体育館へ向かう手前の八幡屋公園で最初に目に入ったのは満開の冬桜! 
しょっぱなから随分気を良くする。

沈丁花が辺り一面に甘い匂いを漂わせているではないか。 我が家のはまだ蕾が固いのに。

色とりどりのストック、珍しい花の色、見逃したらもったいなかったな。

体育館の上の丘陵に上がる階段の両脇には、椿の赤の鮮やかさ。 

アジサイの木はとっくに冬枯れているが、わずか二枚の花びらがまるで抜け殻のように・・。

これって、青々しているときは、えっと・・なんだったかな・・。

名前は・・?

白梅も満開。 白はやはり清楚で気品がある。 

ぐるぐる回りながらほとんど枯れた冬色の中でなんと鮮やか、見つけた! ボケの花。
そう言えば昨年初めてここを歩いたとき、冬には目立ちすぎるほどの赤に目を奪われたっけ。
花の名に我が身を重ね、(ふふふ一緒やん・・)と愛着感じたり。 
ここでひとつの出会いあり・・、次回へ・・。