日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* そうだ 京都、行こう 2009年 秋 光明寺編 (その2) *

2022年11月27日 | 風景・お出かけ

 


何処を切り取ったら・・迷い悩みしかし何処を切りとっても・・。

一昨年のブログには、到着は同じくらいの時間だったし、お寺を出たのがわずか30分今回が長いだけ。

>12時ごろ 「も~えんちゃうか」 
>それでも 家内はカメラを手放さず 「イラっとくる」!

夫はブログにこんな風に書いていたが、今回感じることは、総門から入って表参道を歩くとき、もうすでに
「わ~!すごいすごい!」 その時夫はまだ後方だった。 「こっちが綺麗よ!」夫を呼ぶ、夫が来る。 
いつの間にか、またいなくなる。 その繰り返しである。
しかし二年前と違うところは、私が夫の存在を忘れないで探すようになったこと(進歩、進歩!)
お互いに勝手にあちこちと好みで撮るけれど、気がついて探すと夫の方も私を待ってくれていたりする。
気が長くなったのか、夫は変わった。 ブログに載せるようになって、欲が出ているのだろうなぁ。
やいやい言わずに待っていてくれたりするところは(ほんと、嬉し~い)

勅使門の前辺りからしばらくは美しさで離れがたい気持ち。
ほっと一息ついたところで地域の婦人部の方かどうか、皆さんに昆布茶をサービスしてくれほっと温まる。
そうして”出会いものめぐり”の広場へ誘導、うまい! 長岡の民芸品やお漬物や食品、雑貨などが売られている。
昆布茶をいただきながら苔むした庭、山茶花を眺めるのも真っ赤な紅葉のようなわくわく感はないが、
やはり緑を見ると、気持ちが落ち着くのは歳のせいか。





浴場の前のすのこに散紅葉、小坊主さんのだろうか下駄が脱いであったが、修行している姿が見えるようで
下駄を撮っていると(変なおばさん)なんて思っているのではと自覚、ささっと一枚カシャ。


”出会い物めぐり”で実演つきのおせんべいを見て買い求め、場所を抜けるといよいよクライマックス!

 タイムトンネルとか言うが、まさに紅葉のトンネル。 人がどっと多くなるので写るけど仕方ない。
それだけ美しくて、大勢の方の目を楽しませてくれているという事なのだから。
小坊主さんの紅葉便りでは、開門前の参道紅葉した木々、散りばめられ敷き詰められたかえでを撮影、
毎日更新されていて、読みながらとっても楽しくなる。いわゆる光明寺紅葉を10倍楽しむ方法ってところ。
この艶やかさは・・色具合はさすが京都、言葉にならない。


来年はしっかり小坊主さんの紅葉便りを見て、それに朝一番に来よう。
このトンネルだけは・・JR東~海さんも、お勧めな訳だ。 CMの影響でいっそう観光バスの数も多いのだろう。

 
とにかく素晴らしい。


薬医門の白い幕から眺める紅葉もいいなぁ。
光明寺は一方通行になっていて、戻ることは禁じられている。
この門をくぐったら・・あ・・もう少しで終わる・・。


最後に黒い瓦が赤をいっそう引き立たせる。


最初通った場所辺りを振り返り振り返り、後ろ髪惹かれる思いとはこのような。
夫はすでにお寺の前のお漬物やさんにいるではない! 待って~。 これで精いっぱいかな、夫の辛抱も。

光明寺のHPには本当に癒された。 紅葉の賑わいばかりでなく、出来れば雪の白、青葉の緑、
静寂なそんな頃にも、ゆったりと一度来て見たいものである。 ありがとう、光明寺さん! 

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と、結んである。 私の紅葉の中では・・東福寺も凄いけどここが一番なのである。
あちこち行っているのに、ブログが私の生きざまとするならば、書き残していくべきだろうなぁ。
写真のデータは外付けディスクに保存してあるものの、引き出すことはまぁない。 

今、パソコンに向かう時間はあまり無いのに、時に過去記事を見ては懐かしんでいる自分がいる。
若いと言う事はいい、それなりの歳も味わあるのだけれど、ファミリーもみんな成長している訳で。
皆さんのブログから気を頂いているし、感動したり共感したり、充分に楽しんでいる秋。

春には桜の花の優しさに年度替わりの気を頂き、紅葉では一年の感謝と新しい年への気持ちの更新、
沢山の紅葉を見せて頂いて、次の年へ繋ごうか。

「そうだ京都、行こう 2023年」 鬼が笑うかな。 いや、間もなく師走である。


* 私の紅葉の中では・・ *

2022年11月26日 | 風景・お出かけ

あちこちで紅葉真っ盛り・・過去にアップしていないものの3,4度は行った、やはりここはいい。
13年前はあの頃のキャノンのカメラの重さも気にならなかった。 撮りだすと感嘆符でファインダー覗くと
夫の存在を忘れた。 「携帯聞こえるようにしとけ言うたやろ」たいてい怒らせた。
今年、頭の中にはちらっとあるけれど、ソクラテスが言った。 「汝 己自身を知れ」と。

* そうだ 京都、行こう 2009年 秋 光明寺編 (その1) * - 日々雑感 ~写真と思い~

* そうだ 京都、行こう 2009年 秋 光明寺編 (その1) * - 日々雑感 ~写真と思い~

Jr東~海・・この最後のフレーズは耳覚えがあるが、光明寺の紅葉の紹介だったとは知らなかった。たいていは、用事をしながら聞いていることが多いいから映像は見ていない...

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東近江に来たら 百済寺へ行きましょうか・・ (その二)11月13日(日)

2022年11月14日 | 風景・お出かけ


百済寺へ行くまでにはこんな光景もあったのに。

あ・・本当に良かった。 スマホのウェザー―ニュースを見れば、ご当地の天気予報見られるから、
ホテルで、起床、モーニング、出発時間を予定していた。
起きそうにもなく夫は寝入っているので、30分寝させてあげた。 

お寺の駐車場で「一応傘持って行こうよ」
濡れ紅葉も美しいであろうが、膝や腰のおぼつかない年寄りには危険、安堵の思い。 
杖ついて傘さしていたらカメラ持てたかな。  

東近江に来たら 百済寺へ行きましょうか・・(その二)

百済寺を出てからは、ずっと雨の中を走った。
夫がどうしても行きたい所があって、家にいる時からその名前を口にしていた。  
”せっかく近江に来たらよ ラ コリーナさんのバームクーヘンをよばれーや” かな。

たねや クラブハリエさんの ラ   コリーナ 近江八幡 

以前TVで紹介されていたが(ああ・・ここだったのか)夫にしては珍しく可愛い場所である。
あの時草屋根はこんなにうっそうとしていなかった。 もう7年も経っているし。
まるでジブリの世界、トトロが似合いそうな建物である。
雨が結構降っているのに、駐車場は空きを探すのに大変、他府県ナンバー日曜は家族連れが。
関東や四国ナンバーも多く、「やはりすごい人気やね」と言いながら小降りになるのを待った。

 


建物の中から大行列が目に飛び込んできた、高齢者には苦手な光景である。
たねやさんで「写真を撮らせて頂いてもいいでしょうか」「いいですよ」
美味しそうなお菓子が並ぶ、美しく丁寧に包装された貴重な一品一品に見えた。
友人用と我が家に最中と栗饅頭の箱入りを買う。 夫の目当ては最中。 
難波高〇屋デパートでたねやさんはあるが、ここのお店ならではのお菓子もある。
2階のカフェも制限で大行列、できたてバームクーヘンを待つ列は、建物を縦断していた。 
孫達にと夫は思っていたのに、とても無理! 焼きたてでなければ普通に買えるのに。


青空なら、子供たちの声も笑顔ももっと見られたに違いない。
タクシー待ち、バス待ちの方々もいる。 


ここを出るとナビを自宅に設定し、夫は安心したように車を走らせた、気持よくCDに鼻歌交じりに。 
何度SAに止まったことだろう。 「10分目をつむるわ」と言いながら、大抵30分になる。 
そんな夫を見ながら(お疲れ様でした、お父さんの仕事のお陰さまでいい旅だったよ)

半世紀前・・初めてのドライブデートだった。 私のドキドキは車と言う個室と地図も苦手な二人であるし、
行きあたりばったり的なおらかな性格の夫の運転も、正直怖かった。
結婚まで手も握ったことの無かった2人の長時間、夫の気持ちどんなだっただろう 

お昼時にレストランへ行って食べたエビピラフにポタージュスープ「ピラフ、初めて食べたわ、おいしいのう」
嬉しそうに言ったのは覚えている。 比叡山ドライブウェイ、カーブは特に怖かった。
「怖い!」等と言って腕にしがみついた・・ら、可愛かったかな。 それこそ怖い
5時に返却の予約だった、間に合わない!? 何度も時計を見ながら到着したのは5時丁度、思わず顔を見合わせた。

山坂ありの年月だったけど、亡き兄が最後に残してくれた言葉「人生は色々ある、結果オーライやで」と。
一生をかけていい家庭づくりが出来たらいい、いい夫婦になったらいい。 
亡き母は何でも、有難いとお陰様で人生を埋め尽くしてきた、年をとるほどに幸せ者だと言った。 
親孝行な兄夫婦の、特に丁寧に尽くしてくれた兄嫁さんのお陰で。

あとどれだけ人生の期限があるのだろう。 2人でいられる期限も。 明日が分からない今の時代、

 日々雑感 ~写真と思い~
”今日と言う日は 二度と来ない だから今日を大切に そんな私のデジカメ散歩”

ゆっくり書いて行こう。 自分の為に・・そして後に続く子供や孫達へ残す私の生き様として。


御堂筋だ・・、無事に帰って来れた。 運転できない私、お父さん本当にお疲れさまでした。 ありがとう。


東近江に来たら 百済寺へ行きましょうか・・ (その一)

2022年11月13日 | 風景・お出かけ

東近江に来たら 百済寺へ行きましょうか・・ (その一)

10時雨マーク! 私はいつも通り4時起床だが、夫は爆睡。
運転お疲れ様。 あとどのくらい運転できるのだろうか。
高齢者の事故を報道で見るたびに思う
あたりまえの用に、郵便局お願い、クリーニングやさん、買い物、ついついアッシー君に。
夫も「ええよ」といつも言ってくれるものだから。 

「行こうと思ったら、何処へでも行っとくことやで」良く口にするようになった。
自分の命の長さなど分からないけれど、心には少しの焦りや少しでも長く・・生きたい。
そんな思いが詰まっているのだろう。 消極的で出不精な私を横目に言い聞かせるように言う。

朝食を取り9時半に百済寺、到着。 すでに車は何台も。 
雨はまだである! 夫は傘と杖二刀流。 飛び込んだ見事な紅葉、思い出づくり!


*思い出ははるか遠くに・・in 滋賀 *

2022年11月12日 | 風景・お出かけ


「滋賀の○○さんとこへ行くことになった」夫が言った。
昔の同業者、農業もやっていて何十年前からだろうか、近江米キヌヒカリを分けて頂いている。
お米送ってもらうのではなく、こちらから頂きに行こうよ観光がてらと、最近話したばかりだった。 

夫が一度行きたいには訳があった。 
もう50年前になるかな。 お付き合いしていた夫が「今度の日曜琵琶湖へ行こうや」と言う事になった。
神戸の社長様の家に下宿していた夫と京都のお医者様の住み込みの二人のデートはいつも電車だった。 
車での初デート、昔二条城向いにあった京都国際ホテルで、なぜかレンタカーを借りてドライブである。

2人にはずっとその事が思い出の中にあって、いつか・・が滋賀行きが叶う事になり喜んだのだと思う。
比叡山ドライブウェイを走ろうか・・になり、三井寺に行ったかなあの時は春だったような気がする。
子供の頃の事は良く覚えているのになんで。 夫の運転で初めて・・嬉しくもあり怖さや緊張もあったのかも。

折角滋賀に行くんやったら泊まって来たらいいよと長女がホテルをとってくれた。
いつも言っている、娘家族と言えども月に一度は私たちのいない夜があってもいいよね。
なんの予備知識もない老夫婦、ブロ友のkazuさんがいつもあちこち訪ねてはアップされているので訪ねた。
比叡山延暦寺のこと、東近江市近辺のお寺。 ブログで調べさせてもらった。

最所日曜に来てと言われていたのに、急に土曜日になったが、良かったと思った、日曜は雨のようだから。
ダンス選手権へ行く孫を駅まで送り、好天気の中を比叡山に向けて走った。
先月丹波へ行った道中に聞いた、9枚ある天童よしみさんの懐かしの演歌の残りのCDを聴きながら。


途中の比叡山自動車道路開通記念碑のある場所から・・琵琶湖がかすんで見える。



比叡山延暦寺の案内の文字をあちこちの標識で見かけるようになった。 一気に色鮮やかな紅葉を見る。



比叡山延暦寺、20歳の二人の記憶には延暦寺と言うお寺があったなぁと、まさか延暦寺が東塔、西塔、横川の
三塔からなっていて、それらを総称して比叡山延暦寺と言うこと等最近知ったと言う無知無学。

日曜が先様との約束なら、土曜はkazuさんのブログから釈迦堂や竹林院など行きたいと思っていたけれど、時間的に
無理なので(いえ身体的に無理でしょう)とりあえず10時半、降り立った東塔駐車場。 「お父さん、杖杖!」
親指のつけ根骨折治療中装具した左手に杖、右片手での写真撮影なり、ブレブレご容赦。



入山料1人千円也を支払い矢印に案内されながら坂道を・・夫のカメラには所々杖をつく私が写っていた。
腰をかばう背が、年とったなぁ・・。 さっさと歩く人が羨ましい。 杖、もう手放せない。



ここまで来ただけでもやっこらせ。 右手の文殊楼は行列! 合格祈願にご利益だとか、鐘を突く順番待ちの行列。
大講堂だけ見たのかなぁ・・この景色だけがおぼろげに記憶に残っているような。

 

登ったら降りなければいけないし、降りたら登らなければ・・もう私ら無理、夫婦して腰痛持ち、笑う、腰が。
紅葉の木々もさることながら、石鉢に散るもみじ・・浮くモミジ・・沈みたるもみじのグラデーションが好き。
観光する心に余裕などなく・・ちゃちゃっと見て通る・・、もったいないと言うか不謹慎。

 

灰色の空が見たいと言う・・智恵子、ではなくて琵琶湖が見たい・・と言う妻を思い近江大橋を渡り東近江へ。
のはずがナビはその道を選ばなかった。 と言うより、いまいち別ルートの設定が間違っていた?
え?え? 橋を渡らずに琵琶湖最南端を回った。 滋賀に来て琵琶湖を見ないなんて!
50年前は琵琶湖を見ながら走ったのにぃ。

琵琶湖を見なかった残念な気持ちは、東近江の田園風景に入ると落ち着いた。 
稲葉和裕さんのブルーグラスやカントリーを聴きながら、心地よくなった精もあるかなぁ、追っかけを思い出し。
都会の喧騒な中にいる私達にとって、この田園風景こそが癒されそして郷愁にかられる。
もともと二人は島育ちの田舎暮らしだから。 

先様はとても温厚そうな優しい方だった。 夫は何十年か前に来たことがあるらしい。
夫の会社はコロナ前にたたんだ、先見の明か。 夫が人を大事にしてきたことが丹波に行くようになっても
良く分かる。 商売の話は分からないので、外へ出た。 畑にキウイの木があって枯れ葉が秋を感じさせた。
後日この一枚を葉書にレイアウトして、お礼状を書いた。 

夫は先方に、この家に来るまで比叡山へ行ってきたとは言わず、お昼に家を出て真っ直ぐ来ましたと言った。
今夜ホテルに泊まって、明日観光をするんですとも言わなかった。
仕事の為だけに来ましたとばかり、それは相手への丁重なる思い、気遣い、見直した。 
私なら「せっかくなので比叡山に寄って来たんですよ」軽々しくこう言ったかも知れない。

 

長女が駅近にホテルをとり、人気の近江牛のお店の地図やら料理メニューを5枚もプリントアウトしてくれていたのに。
チェックインして一服、車でお店に着き近江牛の口になり勇んでお店に入ったら、「ラストオーダーは6時半なので」
断られた。 えーー! 声を出してしまった。 土曜なのにもう!? 大阪ではありえへんし。

あちこち近江牛の文字を目指して行ったが、いっぱい。 あちこち7時過ぎのお店はさすが行列出来てるし。 
やっと見つけてステーキとハンバーグ。 高過ぎ! 空いているお店ととりあえず入ったが年寄りには場違いな
若者中心の賑やかなお店、このお店クーポン使えないし。 
おぼろげなる思い出は遠く、かくして比叡山延暦寺、in東近江市の一日目は終わった。 

明日は、9時だった傘マークが10時に変わった!