丘の陽だまりに腰をかけて、こんな景色を見るのは好きだ。
風もなくて、時おり吹いてもなぜか緑色の風であったり。
島に生まれ育った自分には、潮の香りや海のある景色が実にいいのだ.。
じーっとヨットの行く先を追いながら、ずうっとそのまま自分も沖へ出て行く気分。
ゆったりとゆったりと吐く波の上。 陽射しを浴びながら寝そべっていようかな・・。
それよりか、色んなしがらみ全部ヨットの乗っけて運んで行ってもらおうか。
嫌な事や、聞きたくないことや、思い出したくない事やとにかく色々・・。
それらを載せたヨットを、じーっと見送りながら 「バイバイ」
あ・・・陽射し暖かいね。 気持ちがいいな。 いつまでもこうしていたい・・。
ん？ 少し風が冷たくなって来たぞ。 ヨットも帰って来たんだ。
おいおい、みんなまた持って帰ってきたのかい。
夢から覚めた目の前には現実がどっかと。
夕日も落ちかけていつの間にか暗くなってきた。 さぁ帰ろうか。
こんな日を繰り返して行くんだよね。
現実とちゃんと向き合いながら、がんばって行くと言う日をね・・。
海・・ 好きだなぁ。
