日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* ブログ‥大好き・・ *

2023年03月25日 | 雑感


11年前に近所の八幡屋公園で撮った1枚である。 
車椅子はご主人だろうか、奥様かな・・向き合っているお二人の会話が聞こえて来そうな。
お声もかけずごめんなさいと思いながら、シャッターを押した。 いずれ私たちの行く道・・そう思いながら。

2階のベランダで洗濯物を干している時、小柄な奥さまを車椅子に乗せご主人が押している、必ず通る。
微笑ましいのは、いつも話をしておられるのだ、それもとても明るくくったくなく楽しそうに。 
羨ましい・・うちはしゃべり続けるほど会話しない。 本当に楽しそうだ。 
コロナさえなければ、玄関先でお声かけしてお茶でも如何ですか・・と言ってみたい位。
いいなぁ、老いてあんなに楽しそうに会話できる・・すごい。 うちは多分無理、私口下手だし。
私は黙っていても通じる、通じて欲しいと思っているタイプである。 
でも老いの今や思いは言葉にしないと(愛してるなんて言えない世代)ありがとう、感謝してるとか。

夫婦同級生、中1で同じクラス、出席番号16番隣同士の席が縁、以来私のラッキーナンバーは16。
WBCで、大谷選手の背番号が見えるたびに彼の素晴らしい内に秘めた努力や人徳を思い嬉しかった。

2005年に2つ目ブログを立ち上げ重ねると20年位になる。 毎日、不定期、やめようと思った事も
何度かある。 でも・・写真を撮るのが好き、そこに見えるものが好き、その被写体の奥に感じて
見える心が好き。 だからかっぱえびせんみたい、やめられないとまらない。 
会話は苦手、娘が「母さんの話、いつも主語がない、よう分からん」言われて気がつく。ほんまに。 

自分等、人脈がある訳でなく、一生をかけても出会う人はほんのわずか限られていると思う。 
そんな中でブログは多くの人との出会いを頂いた。 沢山の会話をしてきた、出会ったこともないのに。
少なからずと言うか、大いに自分の人生に彩りを与え心を豊かにして下さったと思っている。
以前は好きな写真に詩やエッセイ、短歌などを載せたHPを持っていたが、ブログの普及で使いやすい
gooさんのブログに転向した。

夫婦もそうだけど、生きていく中で共感することが人と人とを結ぶ大切な心、元気をもらえると思っている。 
口下手な私には、書いている時が楽しい。 皆さんの知識、知恵、家庭のこと、写真、音楽さまざまなジャンルを
拝見しながら、私なりのその方を想像しながら拝見し過ごす時間、それが私の一番の至福の時なのである。 
拙い私のブログにもったいなくも、沢山のお出会いを頂き、会話をさせて頂き、本当に感謝である。

少し手をとめて、夫の病の現実と向き合い、それに寄り添う私の健康面とに心しようと思って決めた。 
4日前、夫と見た桜通りの桜は咲き始めだったのにこの所真夏日の温かさもあった大阪である。
昨日夫と通ったら、ほぼ満開! 本当3日見ぬ間の桜・・である。 なんでなんで入学式大丈夫かなぁ。
信じられないくらい、不思議、まるで花咲かじいさんである。 


コロナの収束につき今年の桜は、3年間頑張ったご褒美。 いつも以上に人々を笑顔にし、元気にやる気に
してくれるはず。 桜の魔法、この季節一本の木にも桜は。 まさに魔法だと思う。

楽しみましょう桜。 新しい年度への誘い。 より善き日々を・・そしてどうぞご自愛くださいませ。
とは言っても、時にはお邪魔させて頂くことはあるかも知れませんが  
私の生きるテーマは、”出会いは 必然” なのですから。
一気に満開の桜・・私へのスタートの・・はなむけだろうか。 


* 長居植物園 (その3)16日 *

2023年03月18日 | 風景


椅子に座ってお茶を飲む。 ミモザを見つけて撮りに行った感傷?のあと並んで。 あ~美味しい。

親子連れ・カップル・・シニア友さん、若いグループ・・老夫婦私達を含めて。
写真撮りに来られている、あきらかなる壮年の方。

コロナ4年目、やっとここにきて収束の由。 マスクも・・無い人もたまにいる。 
長かったね・・みんな家族の死も見送れず・・親にも会えずに。
色んな人々の楽し気な笑顔、こちらも気持ちほっとする。 みんな3年、よう頑張ったね、よう乗り越えたと思う。
ぼつぼつ歩こうか。
ここに来るのも何年振りだろう、回れない所もあちこちあるが、まず今日は第一歩。

 


これだね、夕方のニュースで気象予報士の蓬莱さんが、長居植物園のこの桜を紹介していた。 
ここに来たのもそれがきっかけかも知れない。


オオカンザクラ。 間もなく大阪も開会宣言である。 桜は誰をも笑顔にせずにはおらない。
やはり日本の花である。


少し歩くとアーモンドの木のそばに、若いカップルの姿あり。 思い出した、純なはじらいの・・あの頃を。


ゆっくりだけど、よう歩いたなぁ。 「向こう向いてん」

植物園のお花屋さんで、蕾が沢山ついたジャスミンの木を買った。 置き場所あるかな?

帰ろっか、さぁ、洗濯物入れなきゃ、夕飯の支度しないとね! 思いきって来て良かった。
帰り道、街の街路樹あちこちにコブシの花が咲いていた。 接写できなかったコブシの花。


* 長居植物園 (その1)16日*

2023年03月17日 | 花や木


「右のツバキ園からね」と言って一緒にスタートした。 
私は片手でシャッター押すが、どこを切りとろうかとファインダーを覗きながら撮る、誰でもだけど。
とりあえず押しちゃえの時もあるが。
膝は曲がりづらくはあっても杖をつきながら歩ける、リハビリ・・歩かなくてはいけないのだ。

夫も然り、そんな2人だから、「長居公園へ行こうよ」声をかけた。
まさか今日ははぐれはしないよなあ、今私普通じゃないし・・。 けど振り向いたら夫はいない!
矢印通りに右へ行く夫を見たのに、なんで? 
やっぱり写真は1人に限る、と昔はそうだったけが、今は同じものを見て共有したいしとは思うから。
ツバキも終わりかけかな、探さないときれいな花は見つからないからキョロキョロ、それが悪かった? 


今日は怒らんとこ、穏やかに。 赤く芽吹いてきたバラ園のそばの椅子に座って電話した。
「どこにいてるん?」「コブシの方やで」「コブシは左やったよね、こっちにおいでよ、なんかの花が満開」
「よっしゃ」 なんの花? そこで待つ、アンズの花だった。

コブシの木の方角に、杖の夫が見えた。 
そっか、コブシの方はおばちゃんたちのグループが絵を描いていたわ。 つられたんやね、賑やかな声に。
夫は気さくに声をかける人やから。 勝手に足が向いた、やっぱ男やね。
いい花が無かったので左方向に行ったのだそうである。 え? 私忘れて? 探さず? 
一瞬、最近の物忘れ・・加速、これからこんな事増えてくるのかなぁ。  娘が一番気にしている。
                                            (夫画像)


私コブシ、接写したかったのに。 夫を待ちながら4枚。


【アンズ】と札があった、満開!  アンズ(杏子):バラ科 サクラ属 英名:アプリコット




やさしい花だった。 田舎で見たのかなぁ。 さて、今度はどっちに行こう、休憩しよっか。
なんとなく撮りながらなのに夫が写真の中にいる、いくつもある。
以前は、没、没・・写真と共に削除していた。 何とも思わなかったのに。 


* 風に揺れて ミモザ・・長居植物園(その2)*

2023年03月16日 | 雑感

 

腰にベルト 膝にサポーター 杖ついた老人2人 互いを労わり 暖かな昼下がり 公園を散歩せし

あちこちにあるベンチは時代 高齢者有難く腰を下ろし 飲む飲料の美味しきこと

夫のあちこちの衰えに どうしようもない思いになるときがあり 胸が詰まりそうになる

夫婦は鏡 私も夫から見れば そう

腰まげて歩く私に「もっと胸を張れ」と言う 「お父さんだって」と笑い言葉を返してしまう





ペットボトル持った夫の手の爪 「副作用やなあ ぼろぼろや」って  

特に足が痒くて 咳が 声が 「これも副作用かなあ」 何もかもを そこに結びつけてしまう

どう返せばいちばんいい・・ どう言ってあげればいちばん 

「ミモザかな 撮って来る」 振り向きもしないで離れた 

風が吹いている とまれ~ やさしい花なんだろう 揺れて 揺れて

押しちゃえシャッター




この間 高校の孫娘の帰りを 夫が迎えに行ったとき 

「じいじがね あとどれだけ生きられるかなあ・・って言うねん じいじにはこれ言わんといてね」

私には言わないけど 言えないこと 胸の中 気づかい おさめている事いっぱいあるんだろうなあ

今すぐどうってことない と思いながら どきどきしたりすることがある

風がとまらない なんで 仕方ない 押せ シャッター

 




優しくゆっくり話すようにようになった せっかちな私の思い違いで 怒らせることもあるけれど

声が少しかすれて 語尾が聞き取りにくくなった いえ 私の耳が少し遠くなったから それは

何度も聞き返すのも 申し訳なくて 少し分かったふりしてるときがあるよ ごめん

体重減った分 お義母さんに 良う似て来た ファインダーに映る君 ぼやけてる 

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木の名前思い出して調べてみた ミモザは1000種類もあるらしい 写真はギンヨウアカシアと書いてあった

和名:アカシア マメ科 アカシア属 フサアカシア、ギンヨウアカシアは代表的な品種とか。


和名:ミモザ マメ科 オジギソウ属 葉に触れるとお辞儀をするのがミモザだそう 良く分からない?


* ・・・で、良かった・・(3月10日)*

2023年03月15日 | 雑感


お昼過ぎ、部活から帰宅した孫娘が「お昼から何もない、珍しく家におるからアップルパイ作って、ばぁば」
やりたいことある、悩んだ、うう・・ん、大会に向け、過酷なダンス頑張ってるしなぁ、喜ばせてやろうかな。
「りんご買いに行ってくるね」

いちばん近いスーパーに行った。 入口の右側にある場所、左から2番目に自転車を止めた。
りんごだけ買うつもりだから、トートバックは小さめ。
そうだ夫が昨日、大好きな雑煮が食べたい言ってた。 小餅の袋1キロ入り。 孫たちの柚子入炭酸水いるよな。
牛乳も、今夜豚テキだけど、孫がグラタン食べたい言ってた、材料買っとこ。 私の好きな絹ごし豆腐、孫にグミ。
トートバックと別にレジ袋。 前かごが重い。 あ!肝心なりんご買い忘れてる、一旦帰ろう、近いし。 

乗り始めた瞬間にバランスを崩した。 ガッシャーン! 乗ったまま左に倒れ、自転車の下敷きになった。
倒れる一瞬、あ・・えらいことになる~と思ったのが不思議。 
電動自転車は重い、前篭も重いしとても起き上がれない・・どうしよう・・人を呼ばないと。
右方向に若い女性が見えたので「すみませーん、助けて下さーい」すぐに「待って下さいね!」小さな2人の
子たちに待っててねと言いきかせ、駆けつけ「大丈夫ですか」と自転車を起こし、もう1人の若い女性が
私を起こし、左の思いきし倒れた自転車も起こしてくれた。 
周りに何人いたか分からないが、2人しか目に入らず、夢みたいな現実に気持よく若い方が助けて下さり、助かった。 
案じる2人、なんで自転車に乗って帰れたのか今思えば不思議である。 って言っても3分もあれば帰れる距離。

膝が痛いし曲がりにくい、ズボンをまくると打撲で内出血、3ケ所切ってるし、4ケ所擦りむいて血が出てるし。
後日、左目の横打ってて腫れた。 しかし切っているのにズボンは破れてない、なんで? 不思議。

倒れた瞬間、左見て、あ~倒れたの1台だけですんでる、良かった・・右だったら5,6台倒れていた。工
それに自転車、前も後ろもカバーしっかりかけていて前荷物で膨れているのに中のもの出てない!良かった・・
若い人がすぐに助けてくれて良かった・・何度もお礼言ったけど、何度も大丈夫ですかと気遣ってくれた。
左足で良かった・・右膝は2年前の膝内出血していたようで、受診即手術、人工関節入っているしひびとか?
倒れた時突いた手、小指側で良かった・・親指側は拇指関節症で付け根骨折治療中、良くなってきているのに。

打撲の膝段々腫れて来て曲がらなくなった。 自転車は当分乗れないかな、困った。
天保山に行ったとき、歩かなきゃ・・歩こう・・夫の力も借りて、と大方決心したのに~ 

でもいくつものお陰さまが重なって私を助けてくれた。 骨折でなくて、この位ですんで良かった。
母はいつもそうだった。 起こった事柄がたとえ大きな出来事でも「それぐらいですんで良かった」と言う、
ポジティブだった、人生そのものが。 私がためらいもなくそう思えるのは、やはり母のお陰かな。

帰宅した娘は、その日調子が良くなかった夫と私に「周りの70歳、ぴんぴんしてるよ、今からどうすんのよ」と。
もう介護はすぐ先だ・・みたいに苦笑い。 それは不安だろう。 ぴんぴんころりなんて、とてもとても。

りんごだけ買うつもりが、肝心なりんごを買わずに私、不細工。
「ごめんねばぁば、うちがアップルパイ作ってって言ったばっかりに」 孫が申し訳なさげに言った