日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 六日間の記憶・・ *

2007年01月30日 | 雑感

昨年、『明日の記憶』と言う映画を見て、全く人事ではないことを感じることは日々往々にしてある。
明日の記憶もさることながら、三日前とか、昨日のいやたった今の記憶さえ思い出せない、
そんな苛立ちを覚えることも多々、忍び寄る老いを怖いとさえ思う。
ブログアップをしなかったことの言い訳に、どれだけ記憶があるか辿って書いてみようと思う。
タイトルは当初”三日間の記憶”だったのが四日間になり五日間、キャー!もう月が変わるやん!
大急ぎまとめて”六日間の記憶”になった。  
月末でお忙しい方は多分、いや絶対にうんざりすると思うので、この辺でリタイアしては如何かと思う。

1月25日(木) 晴れ
 この日は克明に記憶している。

毎月この日は、義父の月命日であり、お酒が飲めない義父の大好きだった珈琲を必ず供える。
お線香を焚き、手を合わせ長女、セイくん、息子、愛ちゃん、ひろと、次女展くんなつめ、互いの母、
兄弟姉妹の顔や知人の気になるお子さん、顔も知らない友人のことなど思い描きながら、
(今日も一日よろしくお願いします、守って下さいね義父さん・・)そう言う。

なつめが6ヶ月を迎えた。 (ありがとうございます)そう思った途端に涙が溢れそうになった。
父は58歳、義父は62歳で他界。 母たちは健在なので今父たちがいてもおかしくはないかも知れない。
昨年7月25日、30分遅ければ母子ともに命が無かったと言われた出産でなつめが生まれた。
日々なつめの成長を見るとき、親子の命は2人の父がくれたのではないだろうかとそんな気がしている。
親は亡くなってもその魂は天国からでも子供たちを守ってくれると教えてもらったことがある。
「早く亡くなったお父さんたちが2人の命くれたんやね」そう言いながら涙が溢れて止まらなかった。
私の背後にいた夫や次女にも、そうだよねと念を押すように。

「なつめの記念の日やから、天保山でも連れて行ってくるわ」次女が言うので一緒にバスで出かけた。

2人とも久々の観覧車。 真上に来る頃は(こわいね!)と言いながらも360度のパノラマを楽しむ。

なつめ、初観覧車、帰りは荷物もあるので電車、これもなつめ初。 おめでとう6ヶ月。



お昼過ぎに帰ると愛ちゃんから電話があり、ひろとを乗せて初自転車でお目見え!
「なっちゃん6ヶ月おめでとう!」素敵な、シルバーのルームシューズのプレゼントである。
まだ靴は無いので、靴と言う愛ちゃんの思いつきや心づかいがとても嬉しかった。



と言うことで、こんな大切な25日は見事にクリア、多分なつめの6ヶ月と言えばいつまでも忘れない。

1月26日(金)晴れ この日もちょっとした記念日でなのである。
実はこの日から、愛ちゃんは仕事に行くのだ。 ひろとが風邪気味なので保育所をやめ子守。
おためし保育に四日行ったが、二日くらいは泣いたようだが、あとは少し慣れてきているようだ。



夫がひろとを迎えに行き、職場が夫の会社の近くなので初日、愛ちゃんは夫と車で一緒に行く。
ひろとはもう泣くことはなかった。 いきつけのクリニックへ連れて行き薬をもらってくる。
少しは泣いて困るかと思ったが、この幼い子供のどこにそんな順応性があるのだろうかと思う。
ひろととなつめを一日娘たちとで子守。 昼寝も良くしたが、あどけない寝顔を見ると泣けてくる。
何もまだ分からないでいるのを母親から離れ、どんな心の中なんだろうか。
昼時には息子からもママからも電話。 次女も愛ちゃんにと写メールで報告を入れている。 



夫と帰って来た愛ちゃん、初日は長い一日だったろう。 一緒に夕食をすませ長女と一緒に帰る。
みんなが近くに住んでいることや、娘たちの心からの協力も本当に有り難い。
ひろとのこんな時期の仕事、夫婦とも色々な思いもあるだろうが、2人が考えて決めたことである、
若い時は頑張ったらいいと思う、働かないに越したことはないが、家で子供に手をかけすぎるよりは、
苦労もしながら子育てする情もいいかも知れない。 ママと一日いた生活から一変、一番の精進は
ひろとだと思うけれど、いいことに繋がるように、そんなことを願いながら応援して行こうと思う。

1月27日(土)晴れ この日もなんだか色々ある忘れられない日であった。
ひろとはまだ風邪が治りきらず今日も子守。 かわいそうに目が少し腫れている。
昨日クリニックの先生が「保育所ではどうしても色々ともらってきて、一週間ごとに繰り返すと思う、
近くに居て下さるんだったら、べったり保育所でなくて時々見てさしあげられたらいいですね」
前日そう言って下さったので、それはそうかもと納得。



二時からは長女&セイくんにバトンタッチで子守をお願いする。 (未来の為の予行演習!?)
その足でUSJ年間フリーパス取得、次女夫婦とで行くことにしていたから。
今月いっぱいと言うことで駆け込み人で溢れ、写真は後日で申し込みのみ、これだって結構並ぶ。



今日は神戸の一人暮らしの婦人の誕生日だったから、朝から作っていたお弁当を持って、
夕日が沈みかけた頃、次女たちを残してUSJを後に神戸へ向かった。

婦人の81歳の誕生日。 足も弱くなり、少し頭もふらつくようでめっきり老いが増す。
無二の親友であった友達がクリスマスの頃突然の急死で、頭髪がいっぺんに白くなり驚いた。
家族がいない分、どんなにその友達が支えであり心の糧だったことであろう。
飲酒は厳禁なので、お茶で乾杯。 話に花を咲かせながら楽しい夕食のひと時を過ごした。
家族と呼べる人はなく、もちろん誕生日だからと祝ってくれる人もいないいと喜んで下さる。
(ずっとずっとお祝いしましょうね)そう言った。 



ショートケーキで残念ながらろうそくは立てられなかったけれど、三時間ほどいたかな。
春には何年も行っていないと言う淡路島にある、ご両親の墓参りに行きましょうと約束をした。
親友が急死したことを忘れ、夜何度か電話をかけることがありいつも留守やわと思ってしまうと言う。 
「天国へ繋がるには時間がかかるよ」友達にそう言われたと、寂しげに笑う。
手を握ると涙がこぼれる。 もっと本当はいてあげたいけれど、話しを聞いてあげたいけれど。
一人暮らしで急死した親友に、自分を重ね、将来の不安を隠せない表情に胸が痛む夜だった。

1月28日(日) 晴れ  あんまり色々思い出せないと言うのは、これと言ったことがなかったから。

と言っても、主婦には休日はなく。 洗濯洗濯掃除掃除。
夫は尼崎へ卓球の試合に。 午後次女夫婦はダイアモンドシティへなつめを連れ遊びに。
私は一人だったのに部屋の片づけで、ブログの更新もせずに終わったのではないかな。
これと言ったことがないと細かく思い出せないものだ。 しかし記憶と言ったってデジカメを離さなければ、撮ることを忘れなければその日の記録は残る、確実に。
だからある意味、記憶の補助をしてもらっていて、万歳デジカメ・・なのだ。
山茶花はお向かいのお宅の。

夕食は、えっと・・。 そうだ息子たちが来るかも・・と、中華風焼きそばにしたのだった。
息子のところはと言えば、お好み焼きだったらしい。 

1月29日(月) 晴れ 大丈夫、ひろとをあずかったから記憶(デジカメがしてくれている!)
まだ少し鼻水が出ているので、あずかることになり、お医者さんへは娘たちが連れて行ってくれる。
愛ちゃんは仕事三日目、慣れないだろうし保育所ではまたぶり返すかも知れないし、我が家の方が安心。
息子からもお礼や様子伺いの電話、愛ちゃんからもメール、心配なのだろう。

当人は至ってご機嫌さん。 ころころと良く遊び、食べて良く寝る。
午後のミルクだけは、抱っこして飲ましたが哺乳瓶を持たない。 そっか、ひろとは分かっているんだ。
もう今から手がいらないでも困る。 抱いてやること、これはしてやらないとまだそんな月数だもの。
抱いていると時折、ほっぺをぎゅっとくっつけてきて肩にまわした手にいっぱい力を入れる。
くせなんだろうが、何とも言えなくて私も力を入れて抱きしめる。 (ひろとがんばってよ)と。

1月30日(火) 晴れ ぽかぽか陽気、もちろん覚えている。 今日だもの。

ありきたりの洗濯や倉庫の掃除、なつめの初節句、雛人形選びで過ぎる。
昼間はまるで春のようなぽかぽか陽気、あまりにいいお天気なのであちこちのスーパーの安売り目指して
二人で買い物に。 結構歩いた~行く前に(母さん後で足が痛いなんて言わないでよ)と念押しされる。

今夜の夕食:豚肉のしょうが焼きとポテトサラダ・ひじきの煮物・大根ともやしの青じそドレッシングサラダ・
はんぺんのわさびしょう油。 料理は次女が担当。 大分レパートリーが増えたかな。

現在、31日午前4時、あ~なんとか書けた。 制覇して下さった方がおられたら申し訳に逆立ちでも!
いえ逆立ち出来ない! 神戸の婦人が早いけれど、と下さったバレンタインのモロゾフのチョコ、
差し上げましょう。 感謝!感謝! 1月もあと一日だ!!


* 開花を待ちながら・・ *

2007年01月24日 | 雑感

眠れなくて三時前、TVをつけたら絵本作家のターシャ・テューダーさんが刺繍をしてる姿があった。
「時間をかけるということは、そこに心をこめられると言うことよ・・」印象的な言葉だった。
30万坪の広大な庭に季節の花を溢れさせている、91歳の素晴らしきガーデナー。
夢を実現させ、心豊かに人生を謳歌していらっしゃる婦人である。 
ご自身が語られる言葉には、まさに彼女の人生が織り込まれたような心が如実に現れている。
いつもおおらかな彼女の生き方に癒されながら、自分は・・と問いかけてみる。
とんでもないほどにせっかちな私、大ざっぱな私、心の小さな私。 あ~ぁ。

お正月帰省したとき、一番下の妹がくれたお土産のチューリップの鉢。
お祝いの袋も、プレゼントのラッピングも必ず既成と見間違うくらいに素敵な手作りで届けてくれる。
仕事を持ちながら、それでも手を抜かずそんなことに心を込めてくれる。
驚くような物まで100均で売られている時代、妹の手作りはひと味もふた味も違うし輝いている。
お金をかけるのはたやすいが、我が家の為に時間を費やして作ってくれているその姿の中には、
家族を祝ってくれる広く温かな心を感じる。 

いつまでも楽しんでいたいから、玄関に。 妹のやさしさを感じながら日々目にしている。


* 季節のなかで・・ *

2007年01月23日 | 花や木

大阪城公園。 風は冷たいけれど、何気ないこんな景色にも思わず足が止まる。
嬉しいのは季節が巡ってくればまた、木々たちは緑色に息づいてくるはずだから。
その時を待ちながら冬を耐える木々、すっと立つその姿に背筋がぴんと伸びほっと和む。

公園の外堀に映る、その木々のやさしさもまた美しい。
(しかし没写真である、悪い見本。 水面の位置で画面が上下二つに分かれてしまっている。
水面に映った木々を撮るつもりだったから、もう少し水面の位置を上に持ってくるべきだった)
今度は気をつけよう。


* やっとネット復旧!・・ *

2007年01月22日 | 雑感

◆ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科 ロウバイ属 花言葉:ゆかしさ・慈しみ・先導・先見

20日土曜早朝からネット出来なくなった!  なんで~!! なんで~!!

会社の12月のクリスマス会の写真を参加者一人ひとりにと、A4にレイアウトしながら写真作成、
二時過ぎまでかかった。
その早朝・・。 次女が「ネットが出来ない~!」

パソコンデスクの下のコンセントにさしているACアダプタが~~~!!
破損しているではない!
 なんで~?! スリッパで踏んだ?! そんな~!!
全く意識ないよ~! 眠くて気づかなかったというの?

お昼夫の会社へ牧師様のお話を聞きに行き、夫は中国語の勉強・・東南西北。 
私は大阪城公園の梅林へ寄ってみよう~。 ネット出来ないし。
梅は少しでも香りがいい・・紅梅白梅撮ってみたけど、とりあえず・・蝋梅アップ。
いえ、私が狼狽

ネットが繋がらないって、なんか寂しい、ここまで来ると。 更新も訪問も、メールも開けず。
 やっと復旧! 


* 「ひろと鹿児島旅行」より・・ *

2007年01月18日 | 風景・お出かけ

昨夜知らない間に、息子からメールが届いていた。 
「ひろとの鹿児島旅行」ほんの一部・・の件名で、旅行の写真40数枚。
「こんなもんでどうでしょうか?」とひとこと。  

14日から二泊三日で、愛ちゃんの生まれた鹿児島の実家へ親子三人の旅。
まるで早い春を思わせるような、一面の菜の花に思わず心が和む。
早速、ひろとはお父さんの飼っているポニーへ、9月の稲刈りのときも乗ったしひろと二度目。

お母さんとお蕎麦を打ったり、

知り合いの窯元で、陶芸を楽しんだり。

ひろともお蕎麦食べたかった? おじいちゃんと何を話しているの? 

指宿は温泉の町、ひろとご満悦。

こんな笑顔いっぱいの写真を見たら、そして写真の終わりの方の鹿児島空港でのご両親、
ひろとを抱いた姿を見たら、泣けてきた。 もっとゆっくり孫と遊びたかったであろう。
もっと娘と過ごしたかったであろう。 楽しければ楽しいほど、別れのときの写真は物悲しい。
夫に「お父さんがひろと抱いている写真見たら涙でるわ、辛いね」と言ったら、
「ほんまやな」夫も声を詰まらせていた。

お父さん、ごめんなさい。 お母さんごめんなさい。 私たちいつも近くにいて、いい思いをさせてもらって。
大切にしますからみんなで・・、愛ちゃん・・そして・・ひろと。  
滞在中、楽しい思い出をありがとうございました。