日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 八月の終わり・・・ *

2010年08月31日 | 雑感

八月の終わり、もうこの月はただただ暑かったの一言に尽きる。 猛暑日14日?
暑かった・・いや過去形ではない、大阪はまだまだ1週間猛暑日が続くらしい。 

この暑いのに、朝顔は涼しげな顔をして咲いて、せめてもの清涼剤として毎朝家族を癒してくれた。
今朝、お隣の玄関の前に息絶えたキリギリスが横たわっていた、植え込みではアリがせっせと行ったり来たりしている。
昔絵本で見た「アリとキリギリス」の話を思いだした。
暑い夏汗して冬の為にせっせと食べ物を運ぶアリを見て、あざ笑っていたキリギリスが、冬になり食べ物がなくてアリに哀願する、
日頃から将来の為にこつこつと働くことの大切さ、日頃怠けていると肝心なときに困ることになると言うイソップ物語。
偶然にも八月終わりの日、息絶えていたキリギリスは身を以てメッセージを残したのだろうか。

誰も熱中症にかからずに、なんとか八月を終えそうだ。
6月の頃の皇室の記事に、皇后さまが紀宮さまの小さい頃何度かお二人で旅をされた時のことが書かれてあった。
初等科2年のとき箱根の湿生花園を訪ねられたが、晩秋で花もなくて雨が降り寒かった時のこと、
「(花を)楽しく空想しながら歩きましょう」と言われたそうで、皇后さまの広くお優しい心、お子様へのご配慮に感動した。
楽しく空想しながら・・八月の私はまさにそう。 あちこちのあそこの花たち、咲いているだろうなぁ、思い描いてはいた。
珍しく本当に珍しく、花を撮るためには一度も外へ出ていない。 未だかってないことである。
(来年は撮ろう)昨年までの花を思い出しながら、過ごしたのである。

暑い暑い終わらない夏であるが、こんな都会でも夜にはどこからともなく虫の音が聞こえてくるようになった。
田舎のように大合唱ではないが、ささやかなクインテットと言ったところであろうか。
遠くとも忍び寄る秋の気配を感じさせる。 それこそ涼しい秋を空想しながら過ごそうその時が来るまでは。
まず、元気で9月を迎えられそうで、それだけでもよしとしよう。 さて9月は。


* 泣く子に 亡き幼い姉弟を思い出し・・ *

2010年08月30日 | 雑感

次女パート2日目である。 9時からなので、なつめを保育園に送って行ったその足で仕事に行く。
送って行っても帰って来ない訳だが、普段私が一緒にいるのでママともなんとも言わずに無邪気に遊ぶ。

お昼寝になったとき、母乳が離れていないので仕方ないが、5分くらいぐずぐず、時に声をあげて泣いた。 
半分眠りかけながら泣く孫を見ながら、お隣の西区で先月3歳の女児と1歳の男児、母親の育児放棄で亡くなった
2人の幼児の姿が思い出され涙がでてきた。 
母親がいないばかりか、食べ物や飲み物もなく、閉め切った暑いマンションの部屋で、どれだけ泣いていたことだろう。
衰弱しながらどんな風に2人は息をひきとったのだろうか・・何度思いだしても(なんで・・)胸が詰まる、あまりにもむご過ぎる。

私がこのことを初めて聞いたのはちょうど1ケ月前の30日、早朝のラジオで子供たちが発見された状態や様子を知った。
あまりな事態に信じられなくて、ちょうど孫たちと同じ年齢でよけにに姿が重なり、聞きながら涙が止まらなかった。
どれだけ泣きながら母親を呼んだであろう、飲み物も食べものも欲しかったであろう、おむつだって替えて欲しいのに。

最近信じられないような話はいくらも耳にしているが、こんな何も出来ない幼い子供の放置・・死、むごい、腹立たしいくらいに。
若い母親の自覚の無さ、幼さ無知にもほどがあるが、事情が色々分かるにつけこの母親も一種の被害者ではないだろうか、
一番の責任はその若い母親を育てた・・いや途中放棄した両親、特に母親の責任ではないだろうか、私にはそう思えてならない。 

多くの人々の驚きや涙を誘った事件に、国、市や病院でもさまざまな対応が検討されている。 
TVのCMでもそう言った状況や子供の泣き声を近隣の人が察知し連絡しようと言う風が起きている。
幼い2人の死が無駄にならないように、私たちも心を向けなければいけない。

孫の寝顔を見ながら、子育て親育ての原点はやはり家庭にあるのではないだろうかと思った。
先日来より、最高齢者云々で親が生きてるかどうかとか、居場所を知らないとか、兄弟がどこにいるかとか、
信じられないような話があった。 事情があるにしても昔に比べ希薄になったような家族関係の見直し。
私も生きている限りは、少なくとも子や孫に心や行動の流れの責任を自覚していかなければならない。
一生が勉強であって、努力である。 いつも母が言うように。

猛暑日が14日でストップ、と言っても34度はゆうにある。 また1週間猛暑日が続くとラジオが言う。


* 24時間テレビ ”ありがとう”のメッセージ *

2010年08月29日 | 雑感

今日も雲を追っかけて・・そんなことはない。
恒例の日テレ24時間テレビ”愛は地球を救う”前の年にもらった貯金箱を持参し募金、今年もまた読売テレビ本社へ。
夫は8月最後の日曜、よって? 打ちっぱなし、飲み、麻雀コース。

今日もかんかん照り、後で知ったが大阪はこの夏最高の気温だったらしい。
豊中38.1度、展君はよりもよって今日はその豊中で野球の試合である。

24時間テレビも33回を迎えているそうだ。 三々五々、多くの人達が募金に来ている。

本社の階段をあがった募金所で、スタッフのお姉さんが「もう少しでカメラが入るので参加して欲しい」とのこと。
募金箱を持った、それも子供がいいらしい。  暑いけれど記念だしと娘たちはスタンバイ。
take2で「OKで~す!」 ワンセグで録画したら、かんた他、瞬間映っていた。
ここでは募金すると、貯金箱、うちわ、ありがとうシールやスポンサーさんが宣伝よろしく入り口で飲料水をくれた。

「ズ-ミンと写真が撮れますよ~」夏のかぶりものには特に時間制限が~。 あっと言う間だったが並んでOK。 

毎年テーマが違うが、今年は「ありがとう ~今、あの人に伝えたいものは~」。
普段思っていてもなかなか言葉に出来ない「ありがとう」の言葉、とても大切ないいテーマである。 
長女はセイ君や祖母へ、次女は子供たちへ、なつめはセイ君へ、夫にしようか迷ったが、やはり私は母へ。
「家庭作りの後ろ姿を見せ育ててくれてありがとう」と書いた。
夫にはまだこれから何度でもありがとうが言えるから。

「咲かせようありがとうの花」と木が貼られたパネルに、花のシールに書いたメッセージを貼って木に花を咲かせる。
母親へ感謝を込めた「ありがとう」の文字が多かった。生計は父親のお陰なのに、子供が接する時間は母親が多い訳で、
父親には少し気の毒なような気がするが、母親は得だ。

なんと、この大勢のいる中で、展君のご両親が二人目出産で入院中の娘さんの子を預かっていて、
「家にばかりおられへんし」とベビーカーで連れてこられていてばったり!こんな事ってあるかしら。

大人も子供も、いっぱいのありがとうのメッセージの花が咲いていた。
この24時間テレビが、昔から我が家でも夏休みの最終のイベントになっている。
テレビでは様々な番組が放映されていたが、感動を呼びつつ多くは頑張ろうと思う気持ちに繋がるような気がする。


* 雲を追いかけて・・ * 

2010年08月28日 | 風景・お出かけ

 今日はなんて空が青いのだろう。 雲の白さにまるで子供のようにはしゃぐ私。 
猛暑日だけれど忘れさせてくれて、なんか心が大きな深呼吸、(そうや・・雲を追いかけて見よ!)

お盆帰省しないから神戸の夫人の所に伺うつもりが、「暑いし、しんどいから来ないでいいよ」と止められた。
しんどいのに気になっていたが、夫の都合などもあり電話を交わしながら今日になった、12時前に家を出る。

 

中央あたり、京セラドームがチラリ。

43号線

 

(飛行機や!) ピントを合わせる間がない! 

何かに似た形の雲はないかしら・・そう思いながら雲を探した。
ふんわりとした雲の優しさの中に母が見えたような。 お盆は帰省しなかったけれど。 
「今年は暑いね~、毎日保冷剤背中に背負っとるよ」精一杯兄夫婦に迷惑をかけまいと暑さに向い気を奮わせている母。
何かしら急にふわっと涙が込み上げてきた。 (帰ろう・・帰りたい・・会いたい)

雲が魚の様な気がして、まるで道案内してくれているような気がした。 

阪神高速・・

この辺を通る時、阪神淡路大震災をいつも思い出してしまう。 

神戸に来ると、雲の形が変わってきた。

夫人の住む復興市営住宅、 名残りのひまわりが一輪だけ・・ひっそりと迎えてくれた。

昨日作って冷凍していた保存食。 「日付書いとけよ」 夫に言われ、前回もそうしたが料理名と日付をつけた。
いつか帰りに「車の中で食べ」と言ってくれたチョコの箱、半年とっくに消費期限が過ぎていたり、「持って帰り」と、
頂きものの上等なお菓子の詰め合わせ、見ると賞味期限が、過ぎていたり。
仕方ないがこんな事柄に少しづつうとくなっておられる、悲しい気もするが受けとめなければいけない現実である。

4回目かな、最近お昼には回転寿司へ行くことにしている。 84歳にして初めて実現したのだ。
外へ連れ出してあげたいのと同時に、夫人も自分で食べたいネタをとるのが嬉しいみたいで。 結構食欲はありほっとする。
この間転んで腕時計のガラスが破損し買った神戸元町の時計やさんへ行きたいと言っておられたので行く。

夫は車で待ち、私と行ったが何十年来のおつきあいの時計やさんらしく、お店の方と結構話に花が咲いた。
ドイツ製の楕円形で期間がかかるが修理依頼し、新しい時計も買った。
自分からは行けないが、外へ連れ出してあげるとこうして懐かしい方にも出会えたり嬉しそうだ。
ちょこちょこ歩きで杖でないと歩けないがそれでも危ない。 これから外出そんなこともしてさしあげようと思った。 
転ばないようにかばいながら神戸元町商店街を歩く。 ちらっと、母とはもうこんなこと出来ないよねとそう思いながら。
兄嫁さんが、十二分に尽くして下さっていて、それでいいのだと言い聞かせる。
母と歩いても、母を知りつくしている兄嫁さんの普段の気配りにはもうとても叶わないと思うから。

帰ると「今度靴屋さんへ行きたい」「いいですよ」夫は長話が苦手で、いつも近くの温泉へ行き、時間を費やすのだ。 
夫人に呼ばれて寝室へ行った。 ご自分の宝石箱からネックレスや指輪を出して、
「もうしいひんし、誰にもあげる人ないし、あんたにあげる使うて」 (ちょっと驚いて即答できなかった)
(嫌ですそんなん) まるで形見のような気がして。 指のサイズが合わないけれど、複雑な気持ちでいただいた。

帰省するたびに、田舎の2人の母が少しづつ小さくなっているのを感じてはいるが、夫人の顔が少し細ったのに気づいた。
帰りには断っても車のところまでいつも送ってくれるが「いいですよ、もうここで」 「うん」すんなり返事をした。
それでもベランダからいつまでも手を振る姿には、後ろ髪惹かれる思いがして少しの間夫と沈黙になる、それはいつも。

陽が落ちるのが早くなった。 6時を過ぎるともう暮れてくる。 「嫌やな~」こうなると夫は何度もこの言葉を繰り返す。
(また早く行ってあげよう) 日が短くなると寂しいものだ。 しかし顔を見たからほっとした。

猛暑日13日目の大阪である。


* 虹を見た日・・ *

2010年08月27日 | 風景・お出かけ

昨年還暦のお祝いにふさわしいらしいともらった”グロリオサ”の花が、今年咲いた。 
冬、葉がどんどん枯れて春には、もう今年は駄目かなと思っていたが、ユリ科、球根だったのだ。
春に芽が出てどんどん大きくなり2mもの高さになり花をつけた。 
人にもらった植物は特に「枯れずにまた咲いて欲しい、咲き続けて欲しい」と言う願いでその後の行方が気になるが、
咲くとなんだかほっと安心する。 プレゼントしてくれた人へ心を繋ぎながら、責任感を果たしたような気がして。

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責任感と言えば、次女が今日からパートに出るので、私はかんたの子守番のばっちゃま。
普段午前中はとにかく家事に専念し、汗をかくことにしていたがそうはいかなくなった、今が一番目が離せないから。
1歳4ヶ月。 こっちの言うことが分かり、言葉の口真似をするようになり、どこへでもコッシー椅子を持って行って
 とにかく目につくもの届きそうなものはつま先いっぱい足をあげて手に入れようとする。 好奇心旺盛、危険がいっぱい。

今、はまっているのは、アンパンマンと野球。
野球の記事やTVを見ると、「カキーン!」とバットを持ち、ボールを投げてくれと要求する、何度も何度も。 
当たるように投げてやると、バットを放り投げて走り出して、セーフ! TV観戦では「マートン!マートン!」と連呼。


東京へ出張する展君が朝、「今日からかんたの子守よろしくお願いします」と言いながら出かけた。
普段お昼寝はママにおっぱいを要求し寝ているので、次女はそのことだけを案じて気になりながら出かけた。
「眠くなったら寝るよ」言ったが、案の定。 ママ~とか甘えながら軽く泣いたが、一緒に横になりトントンしてやると寝た。
普段一緒に住んでいるので、その点はどうってことなく、無事に一日目を終えた。
今は暑いが、涼しくなったら毎日公園通いだろうなぁ、覚悟がいるなぁ。 

夕方五時半多分帰宅した家の前くらいだろう夫から電話「屋上へ上がってみい、虹が出てるで」ぼそっと言う。 
「ほんま! ありがとう!」 カメラを持って屋上へ駆け上がった。 まさしく!
前から遠くでごろごろと雷がなっていたしこちらも曇ってきたからにわか雨でもと思っていたが、どこかで降ったんだろう。
久しぶりに虹を見た。 なつめも夫もあがってきて虹を見た。 「ほんまに虹や!」なつめがはしゃぐ、生まれて何度目だろう。

虹ってなんでこんなにときめくのかしら。 いつもいつも見られるものではないし、この七色の虹色に心ときめく。
昨年10月還暦記念で京都の山奥、家族12名で一泊した時に見て以来である。
子供の頃虹のアーチは橋に思えて、橋を渡った虹の向こうはどうなっているのだろうと夢を描いた頃が懐かしい。

奇しくも虹を見たのは、10月還暦旅行で見た逆さ虹以来である。

すううっと消えて、西の空に太陽が雲から見え隠れしながら、空はぱーっと明るくなった。

私には携帯で写真を撮る習慣がなく、こんなとき後になって携帯で撮ったらブロ友さんへも送れたのにと悔やむ。
わざわざ電話してくれた夫、そして私も・・なつめも? 久しぶりに虹を見てなんか得したような気がした日である。