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無能唱元・・・水に流す

2007-06-09 | 無能唱元・唯心円成会
 水に流す
「水に流す」という言葉があります
 これは二者間で何らかのトラブルが発生し、それが解決されたものとして、お互いの気持ちのしこりを、水で洗い流したもののように、さっぱり忘れるということを意味した言葉だと思います。
 この「気持ちのしこり」とは、考えてみれば、精神的な意味の疾患なのかも知れません。それは、意識の中に一点の腫瘍のようにとどまり、ときには肉体にまで悪影響を及ぼしてくるものです。だから、この「精神的腫瘍」はぜひとも早急に取り去りたいものであり、それがお互いに忘れようという呼びかけの言葉として「水に流そう」という言葉になったものと思われます。

 しかしこの「気持ちのしこり」は 何も二者間のトラブルのみから発生するものとは限りません。人生には、無数の「気持ちのしこり」を発生させる要因があり、それが「悪性の精神的腫瘍」にまで悪化してしまう場合もしばしばあるのです。そして、その精神的腫瘍は「肉体的腫瘍」にまで進行しないとも限らないのです。

 私はすべての慢性的な難病が起こるもとは「意識」と「食」にあると考えます。すなわち、繰り返し続行されたマイナス的な思考と、健康を損ない免疫力を低下させるような食事を取り続けた結果、その病気に陷ったものと考えるのです。
 とすれば、その回復のための方策も同じく「意識」と「食」にこそあると思うのです。この場合「意識」のことをまず考えれば、それは「気持ちのしこり」を「流し去る」ところにこそあるのではないでしょうか?
 一方で、「流れ去らない」ことは、どういうことでしょうか?
 それは表層意識の上に繰り返し思い出されるということです。それが、意識にとどまるというこでしょう。
 そして、それが思い出されないということは「忘れた」のだと言っていいでしょう。

 さて、人生にはそれを意識にとどめることが必要な場合と、むしろ忘れた方が有益な場合があることを考慮してみてください。
 たとえば何かを学ぶ場合、意識をそこに集中し、意識がそこにとどまらなければいけません。記憶とは、ある意味では感情的意識の肌に傷をつけるようにも思えます、ある時には、血を流したような苦痛が、記憶として忘れられないものとなるのです。

 さて、ここらで、初めの「流す」という視点に戻って話を進めたいと思います。
「流す」ということは「忘れる」ということであり、そのためには、あまり強く意識を集中しないことによって容易になるようです。
 若い頃は、私もご多分に漏れず努力集中の信奉者でした、というより、それを「絶対的な善」と信じて疑わないところがあったのです。しかし人生の坂も峠も過ぎて、ようやく下り坂になってくると、人間生きるためには「流す」ということの方が、もっともっと必要なんだと思うようになってきたのです。また生き方も自然とそんな具合にそうなって来つつあります。
 もっとも人様に言わせば「なあに、それはたんに老いぼれてきただけだよ」と言われるだけかもしれませんが・・・
 ま、もしそんな悪口を言われたとしても、そしてそれが私の耳に入ってきたとしても、それは水に流しておきましょう!    (唱元 平成つれづれ草より)
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 夢の実現は常に一段上を見ることにある
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 心・思考が、何かに氣になり、引っ掛かり・・氣にするな でも 気になり・・
今の行動が決断が 周りの評価が気になり・・氣にするな でも 気になり・・

 明日は病に 今が元氣でいれば でも 明日は病に・・氣にするな でも気になり
 明日の生活に 今が豊かであれば   明日の生活に・・氣にするな でも気になり

すべて マイナスは 流し 忘れ  今 気をシメズ 氣をダシ
                   氣・・米・・放射し・・ 

三戸素子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ

2007-06-07 | 東京響  ・三ツ橋敬子 

 どんな味の、無伴奏に・・50名だけのリサイタル・・ 自由席・4千円・妥当な額
選ばれた、このご縁は嬉しいですね・・

 技量が凄いですね・・指の動き、弓使いが細かな音形・音の刻みが素晴らしい、初めての音波動です・・
音色では、昨日の樫本の使用楽器の美しさ・・比較してもしょうがないですね
 若き奏者・庄司 然り、貸与されている・・名器で弾かれたらと思いますね・・
楽器自体の響き、音色、良く歌う・・違いは
 日本音楽財団より・・年製ストラディヴァリウスを貸与され、三戸さんの音楽性、技量で聴きたいものですね

 ジャパン・シンフォニアのメンバーも多数聞きに・・指揮者井上氏のお顔も
チェロの小澤洋介氏と三戸素子氏 友の会もあるそうです

6月6日 三戸素子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ
      バッハ 無伴奏ソナタ1番、2番、3番

ジャパン・シンフォニア 三戸素子(コンサートミストレス)
 桐朋学園大学卒業後、1981年渡欧。スイス・ヴィンタートゥール音楽院を経てザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学卒業。篠崎功子、中山朋子、A.P.シュトゥッキ、H.ツェートマイヤー、塩川悠子他の各氏に師事、N.ミルシュタイン、F.サモヒル、G.シュルツ、M.プレスラー、アマデウス弦楽四重奏団他のマスタークラスに参加。在学中より「ザルツブルク国際モーツァルト週間」でソリストとしてデビュー。以来、現在まで全世界15ヶ国に及ぶリサイタル、音楽祭等に出演している。
自由学園・明日館(池袋西口5分) 開演19時 
(03-3587-0218へ ハラヤミュージック)

7月15日 文化会館・上野 弦楽オーケスト(小澤・三戸の率いる・・16人による) 
9月11日 オペラシティ 三戸リサイタル
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 大進君が使用しているヴァイオリン・・
日本音楽財団より1722年製ストラディヴァリウス「ジュピター」を貸与されている
           1674年製アンドレア・グヮルネリ(07年度プログラムより)
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ジャパン・シンフォニア/井上 喜惟(ひさよし)
自由学園明日館

5日ミハイル・プレトニョフ(Cond)、樫本大進(Vn)、 6日三戸素子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ

2007-06-06 | 国内オペラ・演奏会

2007年6/5[火] 19:00 東京オペラシティ  3F・R2-33 6千円・妥当な額

 樫本大進(Vn)、君を目当に聴きに行きました・・素晴らしいです、熱狂の日の演奏からちょうど一ヶ月が 感情表現も豊かですね・・ブラヴォーですね
 オケは・・オレ流かな??サポートしない?、アンサンブルは悪く聞えました
指揮・オケが主役と感じさせますね・・初共演でしょうが、此れなら在京オケで十分かな?樫本大進君の先生でもある・・水戸室内管弦楽、田中直子氏の演奏も楽しみです

 フィンランディアと5番で特色満開ですね・・音楽の波動を前面に出し、スピード感満載の音楽創造と感じましたが??
 細かい合わせ、合奏力は度外視して・・音 音 の創造力が・・個性と言うのでしょう
6日も演奏会がありますね・・曲が違いますが

ロシア・ナショナル管弦楽団
ミハイル・プレトニョフ(Cond)、
樫本大進(Vn)、ロシア・ナショナル管弦楽団
[曲目]
・シベリウス:交響詩「フィンランディア」op.26
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
・チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 op.64
[お問い合わせ]ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711

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 どんな味の、無伴奏に・・50名だけのリサイタル・・
6月6日 三戸素子 無伴奏ヴァイオリンの夕べ
      バッハ 無伴奏ソナタ1番、2番、3番

ジャパン・シンフォニア 三戸素子(コンサートミストレス)

桐朋学園大学卒業後、1981年渡欧。スイス・ヴィンタートゥール音楽院を経てザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学卒業。篠崎功子、中山朋子、A.P.シュトゥッキ、H.ツェートマイヤー、塩川悠子他の各氏に師事、N.ミルシュタイン、F.サモヒル、G.シュルツ、M.プレスラー、アマデウス弦楽四重奏団他のマスタークラスに参加。在学中より「ザルツブルク国際モーツァルト週間」でソリストとしてデビュー。以来、現在まで全世界15ヶ国に及ぶリサイタル、音楽祭等に出演している。
自由学園・明日館(池袋西口5分) 開演19時 
チケット4千円・自由席(03-3587-0218へ ハラヤミュージック)


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 上野から1時間程・・今回指揮者なしで、
 ヘンデル:合奏協奏曲
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子・・楽しみです。
2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
 水戸室内管弦楽団  MCO、世紀を駆ける。
水戸室内管弦楽団の美しい特質のひとつ、それは、
メンバー同士の深い信頼によって育まれる、
指揮者をおかないアンサンブル。
小澤征爾音楽顧問をはじめ数多くの名指揮者・演奏家たちとの
共演を経て、「指揮者なし」MCOの音楽は、
いっそうの高みへと向かい続ける。

オール・モーツァルト・プログラムで絶賛を博した
2006年の第65回定期演奏会以来の「指揮者なし」となる
第68回定期演奏会は、
18世紀と19世紀、ふたつの世紀を駆ける音楽の旅。
前半は、バロックから古典派にかけての協奏曲の数々を。
MCOの弦の響きを堪能できるヘンデルの <合奏協奏曲>、
工藤重典が貫禄の至芸を聴かせる C.P.E.バッハの
<フルート協奏曲>、そして世界が注目する若手チェリスト・
趙 靜の天かける快演が聴けるボッケリーニの<チェロ協奏曲>。
後半は一転、ベートーヴェンが晩年に書いた畢生の大作、
<弦楽四重奏曲 第13番>の弦楽合奏版。
世紀の変わり目と共に、
音楽がどれほどの重みを背負うことになったかを、
驚異のアンサンブルによる第5楽章<カヴァティーナ>の痛切な歌が教えてくれる。
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水戸室内管弦楽団 第68回定期演奏会
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2007年 6月 9日(土)18:30開演 (18:00開場)
2007年 6月10日(日)14:00開演 (13:30開場)
水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):S席 5,000円、A席 4,000円、B席 3,000円

・ヘンデル:合奏協奏曲 作品6 第5番 ニ長調
ヴァイオリン独奏:潮田益子、田中直子
チェロ独奏:原田禎夫
・C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22
フルート独奏:工藤重典
・ボッケリーニ:チェロ協奏曲 ニ長調 G.478
チェロ独奏:趙 靜(チョウ・チン)
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調
作品130(弦楽合奏版)

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過去の水戸・・
2005年11月6日[日]14:00開演 (13:30開場)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM  主催:財団法人 水戸市芸術振興財団

バッハ・・最近バロックオペラ・ヘンデル・ヴィバルディの音楽を聴き実に心良い旋律美が、当然バッハの弦と木管の重唱にも・・綺麗、美しい、心も、身体の凝りを音波動が癒してくれる・・主題の繰り返し、高揚感が増す旋律美の繰り返し、実に綺麗な音樂・・
 大進、文昭、両氏の 寄り添い、溶け合い、音楽の会話が楽しい・・
絶妙な共振性と弦パートの巧さが、田中さん、安芸さん、堀さん・・等、常連の奏者の方、その中に若手奏者が、明日を担う若い顔 顔・・

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
白眉でした、大進君は19歳の頃、渋谷で確か、最後のレナード・バーンスタイン来日時にマイケル・トーマス指揮PMFの演奏が・・当時は童顔の美少年・・演奏は素直さ、慈しみ、ソフトな音色と、極端な自己主張もなく、誠実な音楽創造、取り組みをしていた印象が・・
今回何年ぶりで聴き、大進君から大進様に成りましたね、透明感ある音色に、深み、奥行き感、力強さも増し・・奏でる音楽に心が ありますね・・
先生である田中さん とのアイコンが微笑ましい・・
席から真正面に田中さんの目線が見え、我が弟を見るような、眼差しと、時には厳しく、時には満足した顔が・・特に2楽章の旋律が美しく原初の感動が・・満足 満足 

ショスタコーヴィチ・・政治・社会体制からの、抑鬱感、絶望感、己の躁鬱感、主義、主張を音楽に密かに、大胆に?込め・・音楽創造を芸術の高みに押し上げた

今日はバッハの明るさ メンデルスゾーンの陽気さ、楽しさ ショスタコーヴィチの苦悩、躁鬱感、五感の叫びを・・聴く思いがする演奏会であった。

ヴァイオリン独奏:樫本大進 オーボエ独奏:宮本文昭
J.S.バッハ:オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1060R
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編曲):弦楽器と木管楽器のための交響曲 ヘ長調
作品73a

樫本 大進 Daishin Kashimoto
1979年ロンドン生れ。恵藤久美子、田中直子、ザハール・ブロン、ライナー・クスマウルに師事。
96年フリッツ・クライスラー国際音楽コンクールをはじめ、5つの権威ある国際コンクールにて優勝を果たす。同年ロン=ティボー国際音楽コンクールでは史上最年少優勝(当時)という快挙で世界の注目を浴びた。欧州各地でのリサイタルのほか、ロリン・マゼール、小澤征爾、チョン・ミョンフンなどの著名な指揮者のもと、国内外のオーケストラと共演。数多くの音楽祭などにも出演している。室内楽にも積極的に取り組み、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキーなどと共演。また、2005年には日本で 3年振りにリサイタル・ツアーを行い、大きな音楽的成長が各誌で絶賛された。
95年アリオン音楽賞、97年出光音楽賞、モービル音楽賞のほか、受賞多数。
02年 NHK大河ドラマ「利家とまつ」では、劇中音楽や紀行テーマを演奏し話題を呼んだ。
現在、日本音楽財団より1722年製ストラディヴァリウス「ジュピター」を貸与されている
           1674年製アンドレア・グヮルネリ(07年度プログラムより)
▼水戸芸術館ATM速報2005年10月30日発-----------------

「田中(直子、MCOメンバー)先生は素晴らしい教師です。
いつもどうやって僕を力づけ、助けることができるかご存知です。
今でも、先生の励ましやご支援を感じることができます。
先生のレッスンはいつも大変面白く、それに先生はとても
チャーミングな方ですので、レッスンに伺うのが大好きでした。
先生は、決して怒ることはありませんでしたが、どうやったら僕に
練習させることができるかきちんとご存知でした。
先生のおかげで、僕は音楽に恋をし、音楽の持つ力を教わりました。
先生には本当に感謝しております。」

「宮本文昭さんと最初に同じ舞台で演奏したのは、宮本さんがまだ
ケルン放送交響楽団のソロ・オーボエ奏者だったときです。
宮本さんと出会い一緒に演奏した後で、真っ先に考えたのは、この
バッハの<オーボエとヴァイオリンのための協奏曲>のことでした。
この作品は以前から知っていて、宮本さんと演奏することができたら、
信じられないほど素晴らしい体験になるだろうと確信しました。
その時、母親からは、もし僕が一生懸命がんばっていれば、
多分いつかは宮本さんと共演できるようになる、と言われました。
母親というものはいつも、どうやって子供達に勉強させるか
よく知っていますね!ただ、残念なことに、この信じられないほど
美しい傑作をついに宮本さんと一緒に演奏できるようになるのに、
今まで時間がかかりました。でも、今となってはここまで時間が
経ったことが嬉しいです。MCOという素晴らしいオーケストラと共に、
それを実現できるからです!」
(水戸芸術館音楽紙vivo2005年11月「樫本大進インタビュー」より)
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まさに豊かな草原を駆け抜ける伸びやかな駿馬の澄み切った精神、
言葉の数々が読み手の心を愛と喜びで満たしゆさぶる、樫本大進
インタビュー記事掲載の「vivo」最新号、PDFファイルで下記より
ご覧いただけます。

小澤征爾氏の後任決定=ウィーン歌劇場 6月7日18時0分配信 時事通
 オーストリア教育・科学・文化省は7日までに、ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める指揮者、小澤征爾氏(71)の任期が2010年に切れるのに伴い、後任にオーストリア人で米クリーブランド管弦楽団の音楽監督フランツ・ウェルザーメスト氏(46)を充てると発表した。任期は同年秋から。

3日 リゴレットアルベルト・ガザーレ  ジルダ 佐藤美枝子 藤原歌劇団

2007-06-04 | 藤原歌劇団 ・二期会
アルベルト・ガザーレ、佐藤美枝子 初共演でしょう・・触発された
 1幕から父と娘の感情の発露、・・幕を追う事に、娘はマントヴァ公爵を想い・・最後は身代わりで・・父は・・盲愛の娘を略奪され・・復讐を・・復讐を・・
 父の、後悔と、虚しさと、悔やみ・・ジルダの死・・泣けました

劇中鍵になる・・呪いをかけるモンテローネ伯爵 党 主税
殺し屋の兄・妹 スパラフチーレ南 完ナム・ワン、マッダレーナ鳥木 弥生
 3者の歌唱、演技がより一層の緊張感と舞台が引締りますね、存在感がありました


リゴレット     アルベルト・ガザーレ
マントヴァ公爵   エマヌエーレ・ダグアンノ
ジルダ      佐藤美枝子
 歌唱、演技に深みが増し・・最高の出来と思います席位置も奮発して正解でした
前から4列目で表情も良く見え、惹きこまれました

 今日はエマヌエーレ・ダグアンノが素晴らしい高音声域で東京公演より絶好調で
短期間で変わるものですね潜在能力が計り知れない・・アルベルト・ガザーレ に触発された・・
 ジルダは大分前に○○ロストを聴いている・・高橋と似てると感じました透明感・無個性な?
佐藤さんドラマ性?芯の強さも兼備えたジルダ像で歌唱力も優ってると思いましたが・・

 3回とも、楽しめました・・

:2007年6月3日(日)15:00   神奈川県民ホール 1F9-39・1万2千円・安い
       (何年振りの席で、外来オペラでは3万・4万円以上?の席ですね)

指揮:リッカルド・フリッツァ 
 弦の切れ味も良く、音楽の流れが良いですね、好感持てます・・ 
演出:ニコラ・ジョエル
リゴレット     アルベルト・ガザーレ
マントヴァ公爵   エマヌエーレ・ダグアンノ
ジルダ      佐藤美枝子
スパラフチーレ  南 完ナム・ワン
マッダレーナ    鳥木 弥生
モンテローネ伯爵 党 主税
吉田郁恵(ジョヴァンナ)
柿沼伸美(マルッロ)
石川誠二(ボルサ)
井上白葉(チェプラーノ伯爵)
立川かずさ(チェプラーノ伯爵夫人)
山崎知子(小姓)
青柳 明(門番)
合唱:藤原歌劇団合唱部
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

1日 聖母マリアの夕べの祈り・モンテヴェルディ

2007-06-02 | 国内オペラ・演奏会

                      H-17・5500円・超高い 

 マリア大聖堂に惹かれ、呼ばれて、行って来ました・・
左右にマリア像があり・・信仰心が高まりそうですね

 肝心の演奏ですが・・この団体アマ?プロ?・・上手いのか、下手なのか判らない
私の感性では・・何も伝われない・・合唱が声量のみと感じ、ピアニッシモの美しさが無いし??PAを使用かなと思う程、大音量でアンサンブルの悪さが 

 オケもうたい文句は、古楽器本来の発想へと解放することを試み、古楽本来の即興性あふれるスリリングなアンサンブルを繰り広げる・・と???プログラムに

 残響が7秒とか・・会場の特性、折合を演奏に活かすのも演奏者の技量とも思いますが前半の10曲の殆どが騒音に近い音波動に感じられた・・肉声の3倍の感じの音量と??

そんな訳で、今回は私の感性では・・音楽とは楽しむ事、楽しめなかった(演奏者の自己満足かな?)曲自体は10曲、13曲目が美しい旋律が・・
 違った解釈の団体で今一度聞きたいですね・・
(5月初めの熱狂の日・ローザンヌ声楽が全細胞に染み込みすぎていたのかも・・良く感じなかった原因かな)

[目白バ・ロック音楽祭2007 ]:
6月1日【金】聖母マリアの夕べの祈り 全曲

濱田芳通 指揮 アントネッロ&ラ・ヴォーチェ・オルフィカ
聖母マリアの夕べの祈り 全曲
音楽の世界遺産!めるくめく音の大パノラマ!
★目白バ・ロック音楽祭レジデントアーティスト・シリーズ★
★モンテヴェルディ・フェスティバル2007★
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」

モンテヴェルディの出世作にして代表作の一つ「聖母マリアの夕べの祈り」。冒頭のファンファーレから音の大バノラマが立ち上がり、我々を宗教的な法悦へ力強く導いていく。劇的な感動を与えてくれるバロック音楽の原点に、ぜひ立ち会ってもらいたい。
過去2回の音楽祭のカテドラル公演では、中世の音楽で異次元体験を与えてくれた濱田芳通率いるアントネッロ。今回は、手兵の合唱団「ラ・ヴォーチェ・オルフィカ」とともに、最大規模の大編成でこの大作に挑む。

東京カテドラル聖マリア大聖堂  6月1日(金)19:15 開演
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指揮:濱田芳通 指揮
独唱:花井尚美、高山潤子(ソプラノ)
   七条信明、谷口洋介(テノール)
   小笠原美敬、春日保人(バス)
器楽:アントネッロ
合唱:ラ・ヴォーチェ・オルフィカ


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クラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi, 1567年5月15日 - 1643年11月29日)は、16世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家。ヴァイオリン奏者(またはヴィオール奏者ともいわれる)、歌手でもあった。
 北イタリアのクレモナで生まれる。マントヴァ公の宮廷楽長、ヴェネツィアの聖マルコ教会大聖堂の宮廷楽長を歴任し、ヴェネツィアでの音楽のもっとも華やかな時代の一つを作り上げた。
 それまでのルネサンス音楽対位法の伝統的なポリフォニーの優れた作曲家として出発したが、より大きな感情の起伏を表現しようということから、新しい対位法の可能性を広げることになる。マドリガーレ集第5巻の序文では、この新旧の音楽のあり方をめぐる保守派の音楽理論家アルトゥージとの間の議論に解答を示す形で、旧来型のポリフォニックな手法を第一様式、旧来の規則から開放された新しい響きの対位法を第二様式と呼び、それぞれを区別した。
 これ以降、楽器まで含めて劇的表現を重視し、歌詞の内容にこめられた様々な感情を音楽的に表現する大胆な手法は、中部イタリア生まれのモノディーの技法をもとりいれ、新しいバロック音楽の基礎を築くことになる。この作風が顕著に表れた名作『オルフェーオ』は歌劇(オペラ)の確立に大きく寄与し、サンダーシートなどの効果音が世界で初めて作曲家によって使われたという説もあり、近代オペラの出発点とみなされている。
 晩年までヴェネツィアで非常に大きな音楽的影響力を保ち、その門下からはベネデット・フェラーリ、ピエトロ・フランチェスコ・カヴァッリをはじめ多くのオペラ作曲家が輩出している。

主な作品
マドリガーレ集
第一様式第1巻~第3巻
第二様式第4巻~第9巻
オペラ
「オルフェーオ」(1607年初演)
「アリアンナ」(現在紛失)
「ウリッセの帰還」(1641年初演)
「ポッペーアの戴冠」(1642年初演)

宗教曲集
「ミサ曲・聖母マリアの晩課」
「倫理的・宗教的曲集」(「倫理的・宗教的な森」という名で知られている)
モンテヴェルディ
マリア大聖堂

大分県立芸術短大・小川研究室HPより聖母マリアの夕べの祈り 全曲解説があります