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1日 聖母マリアの夕べの祈り・モンテヴェルディ

2007-06-02 | 国内オペラ・演奏会

                      H-17・5500円・超高い 

 マリア大聖堂に惹かれ、呼ばれて、行って来ました・・
左右にマリア像があり・・信仰心が高まりそうですね

 肝心の演奏ですが・・この団体アマ?プロ?・・上手いのか、下手なのか判らない
私の感性では・・何も伝われない・・合唱が声量のみと感じ、ピアニッシモの美しさが無いし??PAを使用かなと思う程、大音量でアンサンブルの悪さが 

 オケもうたい文句は、古楽器本来の発想へと解放することを試み、古楽本来の即興性あふれるスリリングなアンサンブルを繰り広げる・・と???プログラムに

 残響が7秒とか・・会場の特性、折合を演奏に活かすのも演奏者の技量とも思いますが前半の10曲の殆どが騒音に近い音波動に感じられた・・肉声の3倍の感じの音量と??

そんな訳で、今回は私の感性では・・音楽とは楽しむ事、楽しめなかった(演奏者の自己満足かな?)曲自体は10曲、13曲目が美しい旋律が・・
 違った解釈の団体で今一度聞きたいですね・・
(5月初めの熱狂の日・ローザンヌ声楽が全細胞に染み込みすぎていたのかも・・良く感じなかった原因かな)

[目白バ・ロック音楽祭2007 ]:
6月1日【金】聖母マリアの夕べの祈り 全曲

濱田芳通 指揮 アントネッロ&ラ・ヴォーチェ・オルフィカ
聖母マリアの夕べの祈り 全曲
音楽の世界遺産!めるくめく音の大パノラマ!
★目白バ・ロック音楽祭レジデントアーティスト・シリーズ★
★モンテヴェルディ・フェスティバル2007★
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」

モンテヴェルディの出世作にして代表作の一つ「聖母マリアの夕べの祈り」。冒頭のファンファーレから音の大バノラマが立ち上がり、我々を宗教的な法悦へ力強く導いていく。劇的な感動を与えてくれるバロック音楽の原点に、ぜひ立ち会ってもらいたい。
過去2回の音楽祭のカテドラル公演では、中世の音楽で異次元体験を与えてくれた濱田芳通率いるアントネッロ。今回は、手兵の合唱団「ラ・ヴォーチェ・オルフィカ」とともに、最大規模の大編成でこの大作に挑む。

東京カテドラル聖マリア大聖堂  6月1日(金)19:15 開演
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指揮:濱田芳通 指揮
独唱:花井尚美、高山潤子(ソプラノ)
   七条信明、谷口洋介(テノール)
   小笠原美敬、春日保人(バス)
器楽:アントネッロ
合唱:ラ・ヴォーチェ・オルフィカ


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クラウディオ・モンテヴェルディ(Claudio Monteverdi, 1567年5月15日 - 1643年11月29日)は、16世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家。ヴァイオリン奏者(またはヴィオール奏者ともいわれる)、歌手でもあった。
 北イタリアのクレモナで生まれる。マントヴァ公の宮廷楽長、ヴェネツィアの聖マルコ教会大聖堂の宮廷楽長を歴任し、ヴェネツィアでの音楽のもっとも華やかな時代の一つを作り上げた。
 それまでのルネサンス音楽対位法の伝統的なポリフォニーの優れた作曲家として出発したが、より大きな感情の起伏を表現しようということから、新しい対位法の可能性を広げることになる。マドリガーレ集第5巻の序文では、この新旧の音楽のあり方をめぐる保守派の音楽理論家アルトゥージとの間の議論に解答を示す形で、旧来型のポリフォニックな手法を第一様式、旧来の規則から開放された新しい響きの対位法を第二様式と呼び、それぞれを区別した。
 これ以降、楽器まで含めて劇的表現を重視し、歌詞の内容にこめられた様々な感情を音楽的に表現する大胆な手法は、中部イタリア生まれのモノディーの技法をもとりいれ、新しいバロック音楽の基礎を築くことになる。この作風が顕著に表れた名作『オルフェーオ』は歌劇(オペラ)の確立に大きく寄与し、サンダーシートなどの効果音が世界で初めて作曲家によって使われたという説もあり、近代オペラの出発点とみなされている。
 晩年までヴェネツィアで非常に大きな音楽的影響力を保ち、その門下からはベネデット・フェラーリ、ピエトロ・フランチェスコ・カヴァッリをはじめ多くのオペラ作曲家が輩出している。

主な作品
マドリガーレ集
第一様式第1巻~第3巻
第二様式第4巻~第9巻
オペラ
「オルフェーオ」(1607年初演)
「アリアンナ」(現在紛失)
「ウリッセの帰還」(1641年初演)
「ポッペーアの戴冠」(1642年初演)

宗教曲集
「ミサ曲・聖母マリアの晩課」
「倫理的・宗教的曲集」(「倫理的・宗教的な森」という名で知られている)
モンテヴェルディ
マリア大聖堂

大分県立芸術短大・小川研究室HPより聖母マリアの夕べの祈り 全曲解説があります