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23日・ブロムシュテット指揮チェコ・フィル ・ブルックナー:第8番

2009-11-23 | 外来 演奏会・指揮者
23日 サントリーホール           RA4-15・9,000円・安い

 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮・・目当てで聴きに行きました、以前N響でのTV放映で聴き、是非生で聴きたいと思い・・良かったですね
 音楽の隅々まで心、血が通っている感じが・・音楽が若々しいし、3,4楽章の何層にも積み重なる旋律・音の響きが雄大、宇宙空間へ放射され・・違った世界へ誘ってくれます

 オケ軍団も、弦群の奏でる音色はやや重たい、くすんだ色合いで、特にチェロの響きが良かったですね、第1ヴァイオリンも素晴らしいのですが、後、左後方のコントラバス8本の低音を支える響きと、ホルン8本(4本ワグナーチューバ)、金管のブラス力と素晴らしいですね・・私の好きなティンパニも巧い・・
 1,2、楽章がやや早めと3,4楽章が雄大で弛緩せず音楽創造が豊かです・・
以前は良くチェコ・フィル来日時には聴きに行きましたが10年以上聴いてなかった・・素晴らしいオケ集団です

23日 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
曲目 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108(ハース版)
開演 19:00
問合せ カジモト・イープラスカジモトHP 0570-06-9960
第3楽章
Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend
8番
変ニ長調、4/4拍子“Feierlich langsam, doch nicht schleppend”(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)。A - B - A - B - A の5部形式。どちらの主題も2つの要素から構成され、より細かく A1・2 - B1・2 - A1 - B1・2 - A1・2 と図示できる。
 第1主題(A)は第3楽章の冒頭で、 A1 の主要旋律は第1ヴァイオリンによって提示される。シューベルトのさすらい人の主題を引用している。最初に A2 の要素が登場するのは第21小節で、ハープが登場し、上昇型のアルペッジョ(分散和音)を奏でる。2つの主題要素がもう1回繰り返される。
 第47小節から第2主題(B)に入る。B1 の主題はチェロで2回繰り返され、B2 の主題はワグナーチューバによって演奏され、第67小節から始まる。第81小節で一時的に3/4拍子に変わりA1 の主要旋律が木管楽器群により変ロ短調で演奏されて、音楽は次の部分へと移行する。
1884年からは交響曲第8番ハ短調の作曲に従事する。1887年に一旦完成し、「芸術上の父」と尊敬していた指揮者ヘルマン・レーヴィに見せるが、彼からは否定的な返事が返ってくる。弟子達もこの作品を理解できず、ブルックナーは激しく落胆し再び自らの作品を改訂する。いわゆる第2次改訂の波である。これにより交響曲1,2,3,4,8番が改訂される。結局1892年の第8番の初演は大成功する。

チェコフィル25日 公演
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 今後の予定
12月1日(火)
ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団
曲目 ショスタコーヴィチ:オペラ『鼻』から
:交響曲第1番 ヘ短調 op.10
:オペラ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』から
:交響曲第10番 ホ短調 op.93 10番

開演 19:00 料金 S20,000 A17,000 B13,000
問合せ ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711 チケット
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3日 アダム・フィッシャー指揮オーストリア・ハンガリー 
ハイドン・フィルハーモニー
曲目 ハイドン:交響曲第101番 ニ長調 Hob.I-101 「時計」
:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I-104 「ロンドン」
:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe-1
シュミーディンガー:ハイドンへのオマージュ、他
出演 小林響(Vn)、ハンス・ガンシュ(Trp) 開演 19:00
料金 S12,000 A10,000 B8,000 P5,000
問合せ プロ アルテ ムジケ 03-3943-6677