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1日 大野指揮 ・マスネ:歌劇《ウェルテル》フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団

2009-11-02 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
2009年11月 1日      オーチャードホール  3F・L1-1・20,000円安い

 初見でしたが、楽しめた大感動です・・歌手が素晴らしいし、オケが反応良いし、弦の音色も弱音から強い響きまで・・重くなく、薄くなく、合奏力が鋭いですね・・木管の歌も良い
 音楽の景色が刻々と変化して、ウェルテル,シャルロットの、精神世界を奏でていた、描いていた・・
 深層心理は悩み、恋・・自らを殺す・・死がたえず底辺に流れる旋律と 
愛の苦悩、喜びが・・死と生・・愛と嫉妬・・二辺往来の旋律が流れて行く感じが・・マスネはトリスタンを聴き・・霊感を得て作曲をしたとか・・

 シャルロット:ケイト・オールドリッチ・・歌唱力、演技も素晴らしいですね
特に3幕のアリアでは・・泣けます、大分歌いこんでシャルロット像を創り上げて 日本に乗り込んだと、強く感じます・・暗譜歌唱です

ウェルテル:ジェイムズ・ヴァレンティ・・此方は初役挑戦とか3,4幕と後半では
二重唱、アリアと・・恋・愛を失い・・自を殺す弱さですか・・不変の愛・・神の庇護の元・・愛すれば 死んでは 何も解決しない

 大野指揮は、一皮、二皮大きくむけた感じが・・曲、オペラの全体像を深く、本質を分析し、音に歌唱に、具現化していく様は・・大指揮者の風格も、又首席指揮者就任して僅か一年間と期間が短いのですが、既に、オケの特性を把握し統制力、音楽の推進力で・・音楽創造が素晴らしい・・
 明日3日聴きに行かれる方がは大いに楽しん下さい。

指揮:大野和士
フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 来日公演

マスネ1842-1912: 歌劇《ウェルテル》1886・1893パリ初演

ウェルテル:ジェイムズ・ヴァレンティ(テノール)James VALENTI
シャルロット:ケイト・オールドリッチ(メゾソプラノ)Kate ALDRICH
アルベール:リオネル・ロート(バリトン)Lionel LHOTE
大法官:アラン・ヴェルヌ(バス)Alain VERNHES
ソフィー:アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ)Anne-Catherine GILLET
シュミット:バンジャマン・ベルネーム(テノール)Benjamin BERNHEIM
ヨハン:ナビル・スリマン (バリトン)Nabil SULIMAN
児童合唱:東京少年少女合唱隊(児童合唱指揮:長谷川久恵)
オペラコンチェルタンテによる上演
大野氏 日本公演 予定
 開演前の・・大野さんがオペラ解説してます
終演後・・興奮静めてます・・

加藤氏 1日批評

 1日休みでは歌手の中では調子が悪い?・・3日公演では
棟梁 批評