懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,357 山形県山辺町作谷沢

2017年04月01日 | 日本茅葺紀行
作谷沢は山の尾根の集落である。標高300メートルから400メートルの山頂部に開けた集落である。茅葺き民家が十数軒残っていた。
白鷹町からも山形市からも行ける。
今は道も整備されているし車なので40分も走れば到着する。
昔はどうであったかと想像される。冬場は雪にとざされ春まで行き来もないままの孤立した集落だったのか
食べ物は長期保存のきくものであったと思う。生の魚が食べたいと思っても叶わない事だ。
冷蔵庫が普及したら冷凍の魚や肉は食べれたかも知れない。

こんな山の上の集落では耕作地もすくなく産業も限られている。
日本人の先祖は代々の土地と家を守り生きてきた。
しかし、山間地の収入では文化的な生活はできない。

都会の人の暮らしが豊かで文化的かというと異論もあるとおもう。
田舎の人に言わせるとあんな狭い部屋の庭もない家に暮すのというかもしれない。

収入や家庭を持つ事を考えれば都市部に出ざるを得ない。

この山の中にも何十戸の集落が点在する。
30年後にもこの集落はいくら残るのであろうかと思った。



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2 コメント

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こんばんはぁ♪ (ミコちゃん)
2017-04-01 20:45:42
随分と遠方まで足を運ばれて、素晴らしいことですね

行動的で気丈夫なお姿を思い浮かべております^^

春のお花が咲き風情のある茅葺古民家ですね

30年後にもこの集落はいくら残るのであろうかと・・

次第に過疎地になって軒数が減る日本の

原風景は淋しいものですね、何か良い手立てはないのでしょうか?。☆
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コメントありがとうございます。 (mihoshi55)
2017-04-02 18:20:22
山間地の過疎化の問題と東京への一局集中が日本の大きな問題です。
東京で大地震があれば被害甚大です。狭いと言いながら分散すれば日本も広く使える。若者が働ける地方に産業を誘致する大規模農園や自然触れ合えるレジャー施設など生活できる収入を得られる諸作を真剣に考える必要があります。
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