懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 滋賀県米原市醒ケ井の民家

2016年10月10日 | 茅葺き民家
醒ヶ井は旧中山道の宿場町、少し古い街並みも残る。
その町並みの中に名水から流れ出た綺麗な川が流れている。名水百選として有名だ。
その川には梅花藻がぎっしり生えている。その光景が美しい観光地とし訪れる人もいる。
名水の川にはどこへ行っても梅花藻がある。北海道の羊蹄山でも忍野八海でも柿田川、熊本の白水でもみられる。植物の分布は不思議な物だ。水源地は上流部にあるのに誰かが運んだのか自然発生したのか動物鳥が運ぶのか分からない。

醒ヶ井の水はどこから流れてきているのか上流に歩いていった。
名神高速道路の下に小さな神社がありそこから湧きあがってきいた。
名神高速道路を造る時にも水源地を少しずらし回避したのであろう。
高速道路の下から湧き出ているように見える。
静岡県の名水で有名な柿田川も国道一号線の四車線の道路下から噴き出している。

この茅葺民家は水路を少し下った鱒を飼っている隣にある。
滋賀県特有のアワビを屋根に乗せている。

醒ヶ井の水路は丹生川と合流する。この上流数キロのところに大きな養鱒場がある。
古く明治からの養殖場だそうだ。
醒ヶ井用水に釣り糸を結び付けてあるので地元の人に聞いたら養殖場の鱒が逃げて釣れる事があるそうだ。
竿を出すと迷惑なので橋の欄干などに結び付けている。

サケと鱒の区別が日本では明確でなかったそうだ。大きいのがサケで淡水にいるのが鱒の感覚であった。
英語では鮭はサーモン、鱒はトラウト、鱒も海で育つと巨大化する。
ヤマメは海に下るとサクラマス、アマゴが海に下るとサツキマスとよばれている。
富山の鱒寿司も最初は黒部川などのサクラマスを使って作ったのであろうか。
小さな旅の番組で黒部川でサクラマスを投網で獲る人が出てきていた。ヤマメが海に下ると80センチにも成長するのだ。
寿司屋のサーモンはニジマスを改良して海水で養殖したものサーモンと言いながらマスなのだ。サケは寄生虫がいて生食にはつかえないは昔から聞く。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿