懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

2016年茅葺写真展 牛のいる風景 その2

2016年10月29日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 島根県匹見町

広島県の三段峡のほうから峠を越えて島根県匹見町に入る。
匹見町で茅葺民家を探した。茅葺の牛小屋と牛を撮影できた。
匹見峡を見て広島県の吉和に抜ける。国道であるが酷い酷道だった。
しかし、景色はよいが一度行けば二度と行きたくない。

子牛を生産する農家である。昔はやっている家もあったが高齢化で減っている。

中国地方は昔から牛を飼う家が多かった。
大昔に朝鮮半島から船で運ばれ繁殖させて数を増やした。
宗教上、肉を食べる習慣がなく農耕用であった。
古来の牛が残っているのは山口県の見島牛と鹿児島のトカラ牛だけだそうだ。
今の牛に比べても随分小型である。
明治になり大型の牛が輸入され国産牛の品種が生まれる。
国産牛の定義は日本で生まれ生育した牛だそうだ。品種は問わないそうだ。
黒毛和牛だけが国産ではないそうだ。

家畜は人間により品種改良され動物本来の能力も抑えられている。
乳牛は沢山の乳が出るように改良された。
私が働いてていた時に職場の独身の若い女性と乳牛の話になった。
彼女は乳牛の雌ならばどんな牛でも乳が出るとおもっていたようだ。
乳が出るのは妊娠して子供に与えるために出るのであって人間に飲ませるために出るのではないと言ったらウソ―といわれた。
毎年のようにきっちり妊娠させないと牛乳は採れない。
彼女にテメーのおっぱい絞って乳でるかとはセクハラ行為で言葉に出来ず。

今の家畜は交尾そのものをさせてもらえない。優秀な品種の人工授精ばかりである。
昔は堤防につないでいる牛同志が交尾を始めた。ヤギや羊が交尾しているのは見たが。牛はさすがにこんなのありかと口をアングリさせ見ていた。

動物は思うだろう家畜の交尾は制限し人間は発情期もなく場所も時間も考えず一年中交尾に耽っている。人間は交尾のためだけに相手の命を奪う者までいる。

話が落ちたので落としついでに 当て馬という言葉がある。

当て馬は発情期なのに発情しない雌馬をその気にさせる馬のこと。前戯だけの馬のこと。
雌がその気になれば本番の馬が上にのり交尾をする。
当て馬は人間の世界でも使われる、
東京都知事選の小池氏は増田氏の当て馬だったといわれている。
駅伝や野球でも本番の選手を隠し当て馬を入れる事がある。






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