懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち  懐かしい物 廃校

2016年07月07日 | 昭和の遺物たち写真展
廃校の撮影場所 岡山県加茂倉見

倉見地区は昭和20代には300人が暮らしていた。
そのころの人口構成からいくと1/3から半数近くは未成年だったのかもしれない。
戦後の復興期は食べ物の豊富な農村にいれば食べるには困らなかった。

しかし、生活が豊かになり電化製品や車をもつようになったら農業所得では生活できない。
高度成長期が一番人口流出が大きかった。仕事をもとめて都会や工場地帯に働きに出た。
山から出た子や孫は故郷に帰ることなく都市部で暮らす。
年老いた親が高齢になり亡くなると集落の人口は一人減りを続けている。

かってこの小学校で学び遊んだ人も多かろう。
運動場の片隅に造られた象の像が寂しそうに見えた。
学校も統廃合で消えていく。木造校舎ばかり追い続けている人もいる。
これからの時代何が姿を消すであろう。
写真を撮る者は時代の状況を把握して記録していくことであろう。
誰かやっている人がいればやる気になるが一人では難しい。しかし、勝ち組はだれもやらない時にこれはというテーマに挑戦することだ。





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