懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,307 新潟県旧松之山町 

2016年08月09日 | 日本茅葺紀行
旧松之山町の北のはずれに美女林の標示があった。
何の事かと現地に行ったらブナ林だった。90年前に全部伐採して再度林になったものだ。
カメラマンが撮影に大勢くるようだ。
ブナは建築用材には価値がないそうで伐採されて姿を消した。
林に入ったが余り幹が太くないと思ったのが実感だった。
90年ではこの程度だっのかもしれない。
鳥取県の大山や長野県の野沢温泉スキー場や秋田の乳頭温泉のブナはずっと太かったとおもう。200年以上経っているのであろう。
落葉樹の寿命は200年か300年で終わり朽ちてキノコに栄養が提供される。美女林には倒木がすくなかった。

この茅葺民家は美女林の入口にあった。写真のように稲を刈ってまた新しく新芽がでた田をひつじ田というそうだ。ひこばえのことである。
俳句にはこんな言葉があるそうだ。
稲刈りの早いところは実を付けることもある、冬鳥のエサになる。