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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 田川線鉄橋

2018年05月17日 | 蒸気機関車
撮影場所 福岡県 旧田川線油須原付近

天候は下り坂、空が暗くなりかけたなかの撮影だ。
誰もいない山の中、付近を歩けば茅葺き民家や木の橋もあったとおもう。
9600型蒸気機関車が車掌車を付けほとんど空荷で走る。デフレクターは門鉄デフだ。
車掌車も見かけなくなった昭和の遺物だ。゛

汽車を待つ間はボケーとしていたのであろう。写真が残っているので何年何月何日に何処へ行ったかはわかる。
しかし、これからどんな時代がくるか自分の人生はどうなるのか考えながら暮らしていたのであろうか。
余り深く考えていなかったように思う。

自分の生きた痕跡を整理するために生まれてから現在までの年表をつくろうと思ったが細かい事が記録されていない。
改めて人生を生きるとは記録だなあと思う。それは書面だけではなく写真やビデオ、スクラップブックやコレクションである。
学歴もない平凡な会社員で終わっても自分の生きた時代はしっかり記録すべきだと思う。
記録していた人はしっかりした目的意識を持った人であろう。

その年の政治、社会や暮らしがどうであったか、繁栄するもの衰退するもの変化するものはなにか。自分の仕事、家庭、スキルアップ、趣味、資産運用について年初に目標、期末に評価反省を書いていかないといけなかった。

パソコンの時代になれば追加や修正も容易になり保存もやりやすい。ああいうものは直筆では書きにくいがパソコンの方が書きやすい。まずい事は削除できるからか

蒸気機関車 煙が残る

2018年05月03日 | 蒸気機関車
撮影場所 北海道室蘭本線

汽車は出ていく煙は残る 残る煙が癪の種

都都逸の一句であろうか 男女の恋や別れを読んだものが多い。
あの男と別れられたのに嫌に煙が未練たらしく残るの意味か

子供の頃こんな言葉あそびをやっていた。
船は出る出る煙はでない 出ないはずだよ帆掛け船。

俳句、短歌の格調の高いのから都都逸などお座敷で楽しむ唄も流行っていた。
付け足し言葉のようなお遊びも日本人は得意であった。

冬場は蒸気機関車はいつまでも煙が残った。
電車では味わえない光景である。
走り去ったあと石炭の燃えた匂いが残る、あれは昭和の臭いであった。




蒸気機関車  伯備線豪渓

2018年04月23日 | 蒸気機関車
時間があれば伯備線の豪渓に蒸気機関車の撮影に来ていた。
今の様に車を持っているわけでもなくバスと鉄道を乗り継いで来ていた。その当時免許も車も持っていた者はいたが私は先物取引で貯めていた金はスカラカンになくなっていた。免許取りも断念し虚しい人生を送っていた。
長い人生のうちに何度かな苦い思いをした。順風満帆な人生なんかあり得ない。

こんな苦い苦労も人生のうちだ。
写真を見る都度自分の失敗や愚かさを思い出すのだ。

蒸気機関車 函館本線八雲付近

2018年04月15日 | 蒸気機関車
初夏の北海道の函館本線、線路沿いの電線にカッコウが止まり鳴いている。
本州でも高山にはカッコウの声を聴く事はある。
九州では九重や由布岳で聞いた事がある。
北海道では平地の電線に止まり鳴いている。
カッコウはただでさえよく通る鳴き声なのに頭の上で鳴かれたらわかったわかった君の鳴き声は素晴らしいと拍手を送りたくなる。

渡り鳥は何のために春から初夏に日本に何千キロと危険を冒して渡ってくるのか、一年中暑い国にいればいいと思う。冬鳥は寒い冬のシベリアを避けて日本で過ごすのは分かるが夏鳥はそのままとどまっていたほうが良いと思う。春に日本にくるのにも理由があるようだ。南方は常緑樹が多く雨や高温で植物の分解が早く虫が意外と発生しないそうだ。その点、日本は落葉樹が多く春に芽吹きで新芽が出るとそれを食べる虫が一斉に発生するので子育てに適してる。落ち葉も温かくなり分解して虫も増えるようだ。
鳥にとっては子育てや生育に大量の虫がいるのだろう。
黒潮という番組を見ていると透き通った南方の海は栄養が少なくマグロやサバやイワシなどの回遊魚は痩せていて日本の近海まで来て親潮とぶつかる付近で大量のプランクトンが発生し魚が肥えるという。
鳥にとっても日本の春から夏は虫が大量発生なのだ。


そんな中をD51型の蒸気機関車が牽引する客車が通り過ぎた。蒸気機関車も古ぼけた客車も姿を消した。
線路の沿線にも黄色いや白い花が咲いていたが花の知識はなくカンゾウだったかエゾキスゲだったか分からない。巨大な蕗が繁茂していたのは覚えている。

蒸気機関車 函館本線小沢周辺

2018年04月06日 | 蒸気機関車
二つ目の9600型蒸気機関車の牽引する貨物列車が峠越えに臨む。
函館本線は日本海に近く厚く雪の残る線路脇や山の斜面、まだ春には時間が掛かる。

列車の通り過ぎた風景も面白い。
寒いので蒸気機関車の煙突からは蒸気も煙も一杯である。
風向きによっては機関車をすっぽり隠してしまう。゛

蒸気機関車 D51ナメクジ

2018年03月26日 | 蒸気機関車
D51型蒸気機関車は1100台以上製造され馴染みの深い機関車である。
中でも初期に造られた95台はナメクジと呼ばれている。空気の抵抗を抑えるために蒸気溜めなどをカバーで覆ったが分解や点検の時に面倒であったことや時速100キロ程度では効果が薄いことから後継機から構造を変更した。
横から見るとナメクジに似ているのでその名が付いた。

時間があれば全国に残るD51ナメクジ型を撮影に行くと楽しかったであろう。
鉄道の写真を撮る期間も短かかった事もあり制約もあった。

蒸気機関車の写真を見ると機関車が走るだけにしか見えないが私には若い頃の苦悩や失敗を思い出すのである。


蒸気機関車 田圃を走る

2018年03月18日 | 蒸気機関車
撮影場所  伯備線倉敷郊外

鉄道沿線には毎日定刻になると大きな遅れも無く列車が走る。
昨日も今日も明日も走る。
余りにも日常的なのでこんなありふれた風景は余り撮らない。
イベント列車が走るとマスコミで報道されるとやっきになりファンはあつまる。

毎日走っているのに気づかず月日は経過してしまう。
面倒くさがらず時間がある時はカメラを持ち鉄道や町の風景を撮っていく。
田圃の鉄道風景も冬の田から田植えの頃、稲刈りと撮っておくとよかった。
何回も通えばこの農道で人に出会ったかもしれない。

人生は小さな事の積み重ね。毎日やるいつまでもやる事が出来る人は偉い。

蒸気機関車  函館本線 朝の駒ヶ岳

2018年03月10日 | 蒸気機関車
撮影場所 函館本線大沼駅

朝の貨物列車 D51型蒸気機関車が牽引する。
早朝の駒ヶ岳まだ雲はかかっていない。
駒ヶ岳は活火山である。いつ噴煙をあげるかわからない。
太平洋プレートの沈み込み摩擦でマグマができる。
駒ヶ岳から洞爺湖や支笏湖周辺までは火山活動の活発な地域だ。
地下ではプレートの沈み込みが大きく地震の震源地でもある。

北海道でもこの付近は雪はそれほど多くない。
しかし寒い誰も居ない小山に登り列車を待つ。
男は孤独で強くなるようにおもう。
どんな動物でも成長すれば雄は群れから離れて独立する。
それが男の宿命である。
孤独で男は強くなるようにおもう。

雪の中、一人で弱音も吐けず耐えなければならない。
そんな試練をいくつもかいくぐって成長するのかと思う。
高齢になり身体が不自由になっても孤独などちっとも寂しくない。
むしろ本人は気楽で他人を気にせず過ごしやすい。




蒸気機関車 山陰線和田山駅発車

2018年02月25日 | 蒸気機関車
撮影場所 兵庫県 山陰線和田山駅

田舎の風景は何十年経過しても大きくは変わらないと思う。
山陰線も一部で電化されている。京都から城崎温泉まては電化されている。
和田山駅の構内も電柱と架線が張られた風景になっているであろう。

鉄道の写真を撮らなくなった後も和田山へは何度か車で走ったが駅に立ち寄る事もなかった。
C57型蒸気機関車が牽引する客車
こんな古臭い客車は姿を消した。客車も貨物も一杯ヤードに停車していた。
これが無くなるとは考えていなかった。ローカル鉄道ではマイカー普及で鉄道の利用者の減少、貨物もトラック輸送への切替や客車貨車の老朽化で淘汰された。

こんな客車は薄暗い室内燈で木製の椅子、乗り口の手摺を持つと煙の煤で手が汚れる。
私はこのあと和田山から福知山を目指した。

蒸気機関車 東北の雪風景

2018年02月17日 | 蒸気機関車
撮影場所 山形県米坂線沿線

冬の米坂線、東北の雪景色
雪が降り景色が見えない手前が来てSLが見えた。
蒸気機関車の事しか記憶に残っていない。
茅葺民家や集落の風景は撮っていないし記憶も薄い。
折角東北に行っているのだからもっと他の風景にも目が行つてもいいように思う。
一つの事しか考えが行かないのは経験や思考能力の低さであろう。

杉の木が立ち並ぶ雪の多いところでは杉の木が多い。
檜より杉の方がしなりに強く雪で折れにくいのだろう。
東北では檜の植林は余り見ない様に思う。
高知県の牧野植物園に秋田の杉と四国の杉を並べて植えてある。
秋田の杉が枝先が軟く雪に折れにくい様だ。゛