WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『財務官僚の出世と人事』(著者:岸 宜仁)

2010-10-03 13:09:54 | 本と雑誌
財務官僚の出世と人事 (文春新書) 財務官僚の出世と人事 (文春新書)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2010-08

ようやく秋になって、気温が下がったら猛暑と仕事の疲れが出たのか、昨日は頭痛と吐き気、今朝は関節が痛くて、自宅で薬をのんでお休み。


先週は遷都1300年の奈良に。お天気もぴったりで、曇天に雨を含んだ風がよく茂った草の間を鳴らして、平城京の跡地や飛鳥など、ただ歩いているだけで古都の風情を楽しめる。おびただしい数のお寺や古墳もそれぞれにエピソードを持っていて、1ヶ月くらい滞在して、好きなところをのんびり、訪ねてまわったらどんなにいいだろうと思う。泊まった奈良ホテルも美術館みたいな感じで、すっかり気に入った。


新幹線でまとまった読書時間がとれるので、この本と、キルケゴールの2冊を持っていった。官庁の中の官庁、財務省に入る東大法卒の超エリート達が、毎年たった一つの事務次官の椅子をめぐって熾烈な争いを繰り広げる実話。民と官、一般社会人と超頭脳集団の違いこそあれ、サラリーマン社会と似通う生々しさがおもしろい。