WEBマスターの読書日記

「木戸さんがこんなマメだったなんて」と大方の予想を裏切って続いているブログ。本、映画、感じたことなどをメモしています。

『ゴールデンスランバー』(著者:伊坂 幸太郎)

2009-12-21 22:02:38 | 本と雑誌
ゴールデンスランバー ゴールデンスランバー
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-11-29

朝からずっと会議で、1件リスケしてもらってやっとランチ時間を確保。見たかったレビュー資料&返事したかったメールの処理も追いつかず。今日はピアノのレッスン日なのでとりあえず夜、表参道へ。帰ってから仕事しようと思いつつ、この本がおもしろくて止まらない。まるで試験前夜の大学生のよう。

あらすじは国家権力のせいで首相暗殺の犯人にされてしまった青柳くんの逃亡劇。もしこんなことになっちゃったら悲惨だ、という展開があとからあとから。ストーリーはともかく、どん底から人の気持ちの浮上する、ささやかなきっかけの描き方がみごとで、伏線の緻密さと設定のハズシ方との配分もバランスよし。タイトル買いで読んでみたけれど相当満足だった。ああこれ、堺雅人主演で映画になるんだ。