道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

7/30 「ウナギ」と「ヤツメウナギ」

2012年07月30日 | インポート

【ウナギ】

「ウナギ」は、ウナギ目ウナギ科に属する魚の総称。蒲焼きや鰻丼などの調理法が考案され、古くから日本の食文化に深い関わりを持つ魚である。しかし、川と海を行き来(回遊)し、ある程度地上を這って移動するなど、その生態は意外と知られていない。また、研究者の間でも、近年まで産卵場すら正確には把握されていなかった。詳しい生態に関しては謎の部分が多い。

成魚は全長1メ-トル、最大で1.3メ-トルほどになる。細長い体形で、体の断面は円形である。目は丸く、口は大きい。体表は粘膜に覆われヌルヌルしているが、皮下には小さな鱗を持つ。

ウナギは淡水魚として知られているが、海で産卵・孵化を行い、淡水に遡ってくる「降河回遊」という生活形態をとる。

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【ヤツメウナギ】

「ヤツメウナギ」は、ヤツメウナギ目に属する脊柱動物の一般名。河川を中心に世界中に分布している。

広い意味での“魚”と見なされるが、現在生きている脊柱動物では我々ヒトを含む顎口類が圧倒的多数を占めるのに対し、「ヤツメウナギ」はこれとは別の系統である円口類に属している。「顎を欠く」「骨格が未発達である」など、顎口類から見ると「原始的」とも呼ばれる特徴を多く残しているため、進化研究において度々重要視されてきた。

「ヤツメウナギ」は全ての種が細長く、体の断面が楕円形といった言わば「ウナギ型」の外見であるため、一般にはしばしば我々にとってより身近なウナギと混同されがちである。顎口類に属するウナギ類とは無縁と考えても良い動物であり、その特徴も広くイメ-ジされる「魚類」とは大きく異なる。

「ヤツメウナギ」の体の両側には7対の鰓孔があり、それが一見眼のように見えることから本来の眼とあわせて「八目」と呼ばれる。食用とされるのは「カワヤツメ」である。脂肪に富み大量のビタミンAを含み、このため江戸時代から夜盲症の薬として出回っているが、蒲焼き、串焼き等でも広く愛好家に珍重されている。

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蒲焼き重と串焼き

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