道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

7/02 「勘定」と「おあいそ」

2012年07月02日 | 豆知識

【勘定】

「勘定」とは、物の数量や金銭を数えること。代金を払うこと。また、その代金。

勘定の「勘」は「考える」、「定」は「決める」の意味で、漢語では「いろいろ考え合わせたあげくの結論」を意味した。

古くは日本でも同様の意味で用いられたが、平安時代からから物や金銭を数える意味が生じ、江戸時代に代金や見積もりの意味でも使われるようになった。

【おあいそ】

「おあいそ」とは、飲食店でのお勘定や勘定書。「おあいそう」ともいう。

「おあいそ」は、本来、お店側が「お愛想がなくて申し訳ありません」などと断りを言いながら、お客に勘定書を示していた言葉である。

語源のままであれば、お客が「おあいそして」と言うと、「こんな店には愛想が尽きたから清算てくれ」という意味になる。

「お勘定」の意味で「お愛想」が使われ始めたのは、庶民の暮らしや流行などの情報を掲載した明治時代の雑誌「風俗画報」95号の中で、京都の流行として「勘定をあいそといふなど面白く存じ候ふ」と紹介され、全国に広まったためと考えられている。