ジャック・ターナー監督の1943年作品『私はゾンビと歩いた!』をDVDで観ました。
サイト「映画ウォッチ」のあらすじに加筆修正させていただくと、
「カナダの看護婦ベッツィは、サトウキビ農園主の夫人の看病に雇われ西インド諸島のセント・セバスチャン島へと旅立ちます。
雪の降るカナダから陽光降り注ぐ南の海にやって来たベッツィは目をキラキラさせますが、雇い主のポール・ホランドは横から「トビウオが跳ねるのは他の魚に喰われる恐怖からで、海が輝くのは微生物の死骸で汚染されているからだ」と夢をぶち壊します。
島に住む黒人は皆ホランド家の先祖が連れて来た奴隷の子孫です。
屋敷にはポールの父親違いの弟ウェズリーが住み、兄弟の母親は村の診療所を経営していてそちらに住んでいます。
夜、すすり泣きを聞いたベッツィが離れの塔に行くと、美しいけれど無表情の白いドレスの女性が無言でずんずん迫って来るので思わず悲鳴をあげます。
それがポールの妻で病人のジェシカでした。
翌日主治医とジェシカに紹介されたベッツィは、ジェシカがひどい熱病に罹って脊髄をやられ、自分の意思では何もできなくなったのだと説明されます。
休日にウェズリーと町のカフェに行ったベッツィは、弾き語りの歌手がホランド家のことを歌うのを耳にします。
“弟が兄の美しい妻に恋をして、それを知った兄は妻を塔に閉じ込めた。妻と弟は家を出ようとしたが、兄はそれを許さず妻は病に倒れて心を失った”
それを聞いたウェズリーは酔いつぶれるまで酒を飲み続け、通りかかった兄弟の母のランド夫人に家に送り届けられます。
ランド夫人はポールの父の死後ランド牧師と再婚してウェズリーを産み、その後未亡人になりました。
ウェズリーはジェシカがああなったのはポールがひどい言葉で責めたせいだとポールを恨み、事情を知ったベッツィはポールに同情するうちに想いを寄せるようになります。
ベッツィはジェシカを治そうと献身的に看護し、ショック療法を勧めます。
しかし、治療を受けてもジェシカは回復しませんでした。
ベッツィは黒人のメイドから「ブードゥーの治療によって心神喪失が治った」と聞いて診療所のランド夫人に相談しますが、夫人は「ブードゥー教の寺は危険な場所だからやめた方がいい」と言います。
でもあきらめきれないベッツィは、夜になると密かにジェシカを連れ出します。
寺の前には番人のカラフォーという両眼が飛び出た異様な容貌の黒人ゾンビが立っていました。
寺ではたくさんの黒人が太鼓のリズムに乗って唄い踊りながら祈祷しています。
ベッツィは寺の医師タンバラの小屋に招き入れられます。そこにいたのは、ランド夫人でした。
夫人はブードゥーの神の名を借りて、黒人たちに公衆衛生や西洋医学の知識を与えて実践させていたのです。
「ジェシカは治らないわ」と夫人は言います。小屋の外では黒人たちがジェシカの腕に剣を突き立てますが、ジェシカは痛みを感じず血も出ません。
「ゾンビだ」黒人たちがどよめきます。
ベッツィはジェシカを屋敷へ連れ帰ります。
ポールはベッツィがそんな危険を冒してまでジェシカを治そうとしたと知って感謝します。
屋敷に行政官がやって来て、ブードゥー教徒たちがジェシカを儀式で使おうと狙っているので、安全のためジェシカを病院へ移したいと言います。
カラフォーがジェシカを狙い屋敷の敷地内に侵入したため、行政官はジェシカに関して法的捜査をすると決定します。
それを聞いたランド夫人は、「ジェシカはもう死んでいる」と言います。
夫人はジェシカをめぐって兄弟が争い家族がバラバラになった時、ジェシカを呪ってブードゥーの神に「ゾンビにして」と祈ったのです。
医師もポールも夫人の妄想だと否定しますが、夫人は自分がジェシカをゾンビにしたと信じています。
ブードゥー教徒たちがジェシカに見立てた人形に術をかけると、ジェシカは起き上がって歩き出します。
ウェズリーはベッツィに「ジェシカを楽にしてやってくれ」と頼みますが、ベッツィは患者の命を奪うことはできないと断ります。
ウェズリーはジェシカに矢を突き立て、抱きかかえて共に海へと身を沈めました。」
ゾンビ映画の総元締めとして有名な作品ですが、それほど面白くはありませんでした。
サイト「映画ウォッチ」のあらすじに加筆修正させていただくと、
「カナダの看護婦ベッツィは、サトウキビ農園主の夫人の看病に雇われ西インド諸島のセント・セバスチャン島へと旅立ちます。
雪の降るカナダから陽光降り注ぐ南の海にやって来たベッツィは目をキラキラさせますが、雇い主のポール・ホランドは横から「トビウオが跳ねるのは他の魚に喰われる恐怖からで、海が輝くのは微生物の死骸で汚染されているからだ」と夢をぶち壊します。
島に住む黒人は皆ホランド家の先祖が連れて来た奴隷の子孫です。
屋敷にはポールの父親違いの弟ウェズリーが住み、兄弟の母親は村の診療所を経営していてそちらに住んでいます。
夜、すすり泣きを聞いたベッツィが離れの塔に行くと、美しいけれど無表情の白いドレスの女性が無言でずんずん迫って来るので思わず悲鳴をあげます。
それがポールの妻で病人のジェシカでした。
翌日主治医とジェシカに紹介されたベッツィは、ジェシカがひどい熱病に罹って脊髄をやられ、自分の意思では何もできなくなったのだと説明されます。
休日にウェズリーと町のカフェに行ったベッツィは、弾き語りの歌手がホランド家のことを歌うのを耳にします。
“弟が兄の美しい妻に恋をして、それを知った兄は妻を塔に閉じ込めた。妻と弟は家を出ようとしたが、兄はそれを許さず妻は病に倒れて心を失った”
それを聞いたウェズリーは酔いつぶれるまで酒を飲み続け、通りかかった兄弟の母のランド夫人に家に送り届けられます。
ランド夫人はポールの父の死後ランド牧師と再婚してウェズリーを産み、その後未亡人になりました。
ウェズリーはジェシカがああなったのはポールがひどい言葉で責めたせいだとポールを恨み、事情を知ったベッツィはポールに同情するうちに想いを寄せるようになります。
ベッツィはジェシカを治そうと献身的に看護し、ショック療法を勧めます。
しかし、治療を受けてもジェシカは回復しませんでした。
ベッツィは黒人のメイドから「ブードゥーの治療によって心神喪失が治った」と聞いて診療所のランド夫人に相談しますが、夫人は「ブードゥー教の寺は危険な場所だからやめた方がいい」と言います。
でもあきらめきれないベッツィは、夜になると密かにジェシカを連れ出します。
寺の前には番人のカラフォーという両眼が飛び出た異様な容貌の黒人ゾンビが立っていました。
寺ではたくさんの黒人が太鼓のリズムに乗って唄い踊りながら祈祷しています。
ベッツィは寺の医師タンバラの小屋に招き入れられます。そこにいたのは、ランド夫人でした。
夫人はブードゥーの神の名を借りて、黒人たちに公衆衛生や西洋医学の知識を与えて実践させていたのです。
「ジェシカは治らないわ」と夫人は言います。小屋の外では黒人たちがジェシカの腕に剣を突き立てますが、ジェシカは痛みを感じず血も出ません。
「ゾンビだ」黒人たちがどよめきます。
ベッツィはジェシカを屋敷へ連れ帰ります。
ポールはベッツィがそんな危険を冒してまでジェシカを治そうとしたと知って感謝します。
屋敷に行政官がやって来て、ブードゥー教徒たちがジェシカを儀式で使おうと狙っているので、安全のためジェシカを病院へ移したいと言います。
カラフォーがジェシカを狙い屋敷の敷地内に侵入したため、行政官はジェシカに関して法的捜査をすると決定します。
それを聞いたランド夫人は、「ジェシカはもう死んでいる」と言います。
夫人はジェシカをめぐって兄弟が争い家族がバラバラになった時、ジェシカを呪ってブードゥーの神に「ゾンビにして」と祈ったのです。
医師もポールも夫人の妄想だと否定しますが、夫人は自分がジェシカをゾンビにしたと信じています。
ブードゥー教徒たちがジェシカに見立てた人形に術をかけると、ジェシカは起き上がって歩き出します。
ウェズリーはベッツィに「ジェシカを楽にしてやってくれ」と頼みますが、ベッツィは患者の命を奪うことはできないと断ります。
ウェズリーはジェシカに矢を突き立て、抱きかかえて共に海へと身を沈めました。」
ゾンビ映画の総元締めとして有名な作品ですが、それほど面白くはありませんでした。