WOWOWシネマで、クリント・イーストウッド監督・共同製作の’14年作品『ジャージー・ボーイズ』を見ました。
“ニュージャージー州 ベルヴィル 1951年”の字幕。町を俯瞰で映していたカメラが下がると、カメラに向かいトミー「本当の話を知りたけりゃ、このトミーに聞け。仲間を窮地から救ったのは俺だ。俺の名の道路もある。成功は簡単じゃない。才能と腕とビジョンがないと。それに運も」。
床屋。歌っていた客のジップ(クリストファー・ウォーケン)「フランキー、エスプレッソは?」と言って、床屋見習いのフランキーに髭を剃らせる。トミーが突然現れ、皆驚く。「デカルロさん、驚かせてすみません」。
車中。トミー「ジップさんは実力者だ。選挙は形だけ。州を仕切っている。俺はジップ・デカルロさんと特別に親しい仲だ」。後席にいたジップ「フランキーを先に送れ。(フランキーに)発声練習はやってるか? お前の声は神の贈り物だ。歌手で成功すること間違いなしだ」フランキー「いつ実現しますか?」「辛抱しろ」トミー「シナトラを超えるよ。地元を出る方法は3つ。軍隊に入って殺されるか、マフィアに入って殺されるか、有名になるかだ。俺たちは後の2つだ」。
車が停まり、窓から女が姿を見せる。ジップ、フランキーに「用心しろ」。
フランキーの母「理解できないわ。なぜあんなクズに心酔してるの? ギャングになって殺されるか刑務所行きになるに決まってる」。フランキー、家に入ってきて、「高校のダンスのリハーサルで帰りが遅くなった」母「酒やクスリはダメよ」父「お前の歌声は天使のようだ」母、ニックに「フランキーのこと、頼んだわよ」。
夜の路上。トミー「フランキー、合図の歌は?」。……(めまぐるしく画面が変わり、描写不能)。トミー「ニッキー、もっとしっかり押せ!」と言って、金庫を押す。フランキーの許にマイク巡査現れる。「門限は11時じゃないのか?」フランキー「求愛してるんです」と言って歌う。2階の窓から女「うるさいわよ!」。「トミーとニック、車のトランクに巨大な金庫を押し込むと、その重みで車の前輪が浮く。走ってきて運転席に座り、車を発進させるフランキーだったが、車が傾いていて、前がよく見えず、店に車を突っ込ませてしまう。防犯ベルが鳴り、逃げ出す3人。
クラブで歌うトミーとニックたち。トミーはフランキーを新人として客に紹介する。
トニーはフランキーに自分の車を貸してやり、女の基本として、すぐヤレるAタイプと、ヤルのに手間がかかり、ヤッた後も責めたててくるBタイプがいることをフランキーに教え、フランキーをからかう。
フランキーはステージで歌っているときに目をつけた女を誘うが、マイク巡査が刑事とともに現れる。
刑事に頭をはたかれるフランキーのシルエット。「思い出したか? トミーたちは吐いたぞ」「嘘だ!」。
法廷。トミー「フランキーは何も知らなかったんです」。裁判官、フランキーに「今回は警告にとどめよう。今度やったら収監だ」と言い、次にトミーに向かって前科を並べ立て、「実刑6か月だ」と言う。
刑務所に入るトミーはカメラに向かい「刑務所は回転扉だ。同じ連中に会える」。
娘「ニック、映画じゃないの?」。フランキーとニック、娘を連れて夜の教会へ侵入。ニックが弾くオルガンに合わせて、フランキーは歌う。マイク巡査が現れ、「ニック、仮釈放中だな。逮捕する」。
トミーとニックが入れ替わって刑務所に入る。トミー、カメラに向かい「トリオは1人に。ピンチだ。フランキーをメンバーにしよう」。
クラブで歌うフランキーと“トミー、おかえり”の横断幕。フランキーは客のメアリーに一目惚れするが、トミーは「あれは肉食女だぞ」と警告した上で、フランキーに紹介する。「彼女はAタイプだ。真剣になるな」。
ピッツァの店。トミーが盗品の服を勧めるので、嫌みを言うメアリー。
フランキーとメアリーの結婚式。トミー、カメラに向かって「メアリーは貧乏から這い上がるべく、フランキーを攻めた」。
「夜はクラブで歌い、昼は床屋の見習い」のナレーション。フランキーの車の中で、フランキーの知人は仲間と言い合いになり、相手を射殺してしまう。フランキーの知人「フランキー、逃げろ。後始末はしとく」。フランキーが去ると、死んだはずの男は生き返り、彼らの芝居だったことが分かる。フランキーの知人「フランキーを脅す種ができた」。
女とともにいるトミーの許を訪ねるフランキー。トミー「お前の前で殺して、証拠隠しに2万ドルを要求した? それは詐欺だ。人を殺すなら、目撃者も殺せ、っていうのがセオリーだ。あとは俺に任せろ」。
ジップ、トミーに「何のマネだ? 一度しか言わん。フランキーにお前の友人を2度と近づかせるな!」(明日に続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
“ニュージャージー州 ベルヴィル 1951年”の字幕。町を俯瞰で映していたカメラが下がると、カメラに向かいトミー「本当の話を知りたけりゃ、このトミーに聞け。仲間を窮地から救ったのは俺だ。俺の名の道路もある。成功は簡単じゃない。才能と腕とビジョンがないと。それに運も」。
床屋。歌っていた客のジップ(クリストファー・ウォーケン)「フランキー、エスプレッソは?」と言って、床屋見習いのフランキーに髭を剃らせる。トミーが突然現れ、皆驚く。「デカルロさん、驚かせてすみません」。
車中。トミー「ジップさんは実力者だ。選挙は形だけ。州を仕切っている。俺はジップ・デカルロさんと特別に親しい仲だ」。後席にいたジップ「フランキーを先に送れ。(フランキーに)発声練習はやってるか? お前の声は神の贈り物だ。歌手で成功すること間違いなしだ」フランキー「いつ実現しますか?」「辛抱しろ」トミー「シナトラを超えるよ。地元を出る方法は3つ。軍隊に入って殺されるか、マフィアに入って殺されるか、有名になるかだ。俺たちは後の2つだ」。
車が停まり、窓から女が姿を見せる。ジップ、フランキーに「用心しろ」。
フランキーの母「理解できないわ。なぜあんなクズに心酔してるの? ギャングになって殺されるか刑務所行きになるに決まってる」。フランキー、家に入ってきて、「高校のダンスのリハーサルで帰りが遅くなった」母「酒やクスリはダメよ」父「お前の歌声は天使のようだ」母、ニックに「フランキーのこと、頼んだわよ」。
夜の路上。トミー「フランキー、合図の歌は?」。……(めまぐるしく画面が変わり、描写不能)。トミー「ニッキー、もっとしっかり押せ!」と言って、金庫を押す。フランキーの許にマイク巡査現れる。「門限は11時じゃないのか?」フランキー「求愛してるんです」と言って歌う。2階の窓から女「うるさいわよ!」。「トミーとニック、車のトランクに巨大な金庫を押し込むと、その重みで車の前輪が浮く。走ってきて運転席に座り、車を発進させるフランキーだったが、車が傾いていて、前がよく見えず、店に車を突っ込ませてしまう。防犯ベルが鳴り、逃げ出す3人。
クラブで歌うトミーとニックたち。トミーはフランキーを新人として客に紹介する。
トニーはフランキーに自分の車を貸してやり、女の基本として、すぐヤレるAタイプと、ヤルのに手間がかかり、ヤッた後も責めたててくるBタイプがいることをフランキーに教え、フランキーをからかう。
フランキーはステージで歌っているときに目をつけた女を誘うが、マイク巡査が刑事とともに現れる。
刑事に頭をはたかれるフランキーのシルエット。「思い出したか? トミーたちは吐いたぞ」「嘘だ!」。
法廷。トミー「フランキーは何も知らなかったんです」。裁判官、フランキーに「今回は警告にとどめよう。今度やったら収監だ」と言い、次にトミーに向かって前科を並べ立て、「実刑6か月だ」と言う。
刑務所に入るトミーはカメラに向かい「刑務所は回転扉だ。同じ連中に会える」。
娘「ニック、映画じゃないの?」。フランキーとニック、娘を連れて夜の教会へ侵入。ニックが弾くオルガンに合わせて、フランキーは歌う。マイク巡査が現れ、「ニック、仮釈放中だな。逮捕する」。
トミーとニックが入れ替わって刑務所に入る。トミー、カメラに向かい「トリオは1人に。ピンチだ。フランキーをメンバーにしよう」。
クラブで歌うフランキーと“トミー、おかえり”の横断幕。フランキーは客のメアリーに一目惚れするが、トミーは「あれは肉食女だぞ」と警告した上で、フランキーに紹介する。「彼女はAタイプだ。真剣になるな」。
ピッツァの店。トミーが盗品の服を勧めるので、嫌みを言うメアリー。
フランキーとメアリーの結婚式。トミー、カメラに向かって「メアリーは貧乏から這い上がるべく、フランキーを攻めた」。
「夜はクラブで歌い、昼は床屋の見習い」のナレーション。フランキーの車の中で、フランキーの知人は仲間と言い合いになり、相手を射殺してしまう。フランキーの知人「フランキー、逃げろ。後始末はしとく」。フランキーが去ると、死んだはずの男は生き返り、彼らの芝居だったことが分かる。フランキーの知人「フランキーを脅す種ができた」。
女とともにいるトミーの許を訪ねるフランキー。トミー「お前の前で殺して、証拠隠しに2万ドルを要求した? それは詐欺だ。人を殺すなら、目撃者も殺せ、っていうのがセオリーだ。あとは俺に任せろ」。
ジップ、トミーに「何のマネだ? 一度しか言わん。フランキーにお前の友人を2度と近づかせるな!」(明日に続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)